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2024年10月06日 イイね!

[試乗インプレッション]スバル「アウトバック」X-BREAK EX(CVT/AWD)

[試乗インプレッション]スバル「アウトバック」X-BREAK EX(CVT/AWD)先日レンタカーでスバルのフラッグシップ「レガシィ・アウトバック」に乗れたのでインプレッションを書いておく。最近「アウトバック」のレンタカーをチラホラ目撃していたので、自分も乗りたいと思っていた。
国内市場では「レガシィツーリングワゴン」の後継として「レヴォーグ」が販売の主力に移行して久しいが、細々と「アウトバック」は継続販売され「レガシィ」ブランドは継続していた。とはいえ「レヴォーグ」のリフトアップ版「レイバック」も登場したから、いよいよ「アウトバック」の国内販売を終えるという噂が出ている。
個人的に歴代「アウトバック」は結構好きなクルマ。「アウトバック」の歴史を振り返ると、1994年の北米市場からスタート。国内は翌1995年に「レガシィグランドワゴン」として誕生。1997年には「レガシィランカスター」へ改称。1998年に2代目「レガシィランカスター」へ。アルシオーネSVX以来の水平対向6気筒(EZ30型)を搭載した「ランカスター6」が印象的だった。
2003年には3代目へ移行。この世代から全世界統一で「レガシィ・アウトバック」に。その後2009年と2014年にフルモデルチェンジを行い、6代目となる現行モデルは2021年10月登場(日本仕様)。2024年は記念すべき「アウトバック」誕生30周年のメモリアルイヤーである。
個人的に「アウトバック」は旧モデルになっても魅力が色褪せないタイプのクルマだと思う。そもそも短期で乗り換える私の様なタイプがマイカーに選ぶイメージが無い。クルマ単体より、趣味や生活の中に「アウトバック」が溶け込んでいる様な道具感のあるクルマ。「アウトバック」を使いこなせるライフスタイルにちょっと憧れる。
今回のレンタカーはエントリーモデルの「X-BREAK EX」425.7万円。"エントリー"とはいえ、スバルのフラッグシップ。本革シート・パワーリヤゲート・高級オーディオ(ハーマンカードン)等が省かれる一方、基本的な快適・先進安全装備は一通り揃っており、マイカー目線でも何ら不足は感じなかった。
惜しいのは、スバルのフラッグシップにしては風格に欠ける内外装デザインや質感。特に最近のスバル車共通の縦型モニターを中心とする類型的なインパネデザインに明確な差別化を望みたいところだ。
ボディサイズは結構大柄で、全長4870mm・全幅1875mm・全高1670mmでホイルベースは2745mm。最低地上高は213mmを確保し、車重は1680kg。
エンジンは1.8Lの直噴ターボ"DIT"。177ps/5200-5600rpm・30.6kg-m/1600-3600rpmを発揮。モード燃費は13.0km/L(WLTC値)。
レンタカーを受取り、公道を走り始めて数分。「アウトバック」がスバルのフラッグシップに相応しい静粛性と、滑らかでしっとりとした操縦性を実現しており、明らかに「レヴォーグ」とは違う世界観が明確に作り込まれていることに驚嘆した。
所謂スポーティー系統の味付けとは明確に一線を画し、長時間・長距離の相棒としてゆったりと快適に身を預けられる空間。確かにこれはクルマに走りの刺激を求めるタイプには物足りないと評価されるかもしれないが、それは「レヴォーグ」の役割。「アウトバック」は悠々と走ってこその存在なんだと理解した。私も来年50歳になる今だからこそ、この魅力が理解できるのかもしれない。
つい先日テストしたスバル「レヴォーグ・レイバック」と根本的なチューニングの方向性は似ている部分もあるが、「アウトバック」の方が明確に静粛性が高く、快適性ではフラッグシップの面目躍如。実のところ、レイバックの価格は399.3万円で、アウトバックの425.7万円とそう大きな差が無い。私が購入するならば、迷わず「アウトバック」である。
特に「レイバック」はファルケンのオールシーズンタイヤを履いており、ロードノイズや山道でのグリップに物足りなさを感じだが、「アウトバック」は贅沢にもブリジストンのアレンザを履いていたから、その差も大きいのではと思う。
不思議なもので、レヴォーグでは「もう少しパワーが欲しい」と感じる1.8Lの"DIT"ターボエンジンだが、「アウトバック」ではこれくらいのパワーが有ればまぁ充分かな...と感じた。全体的なチューニングが「ゆったり走る」方向で調律が取れているのだろう。とは言えスバルのフラッグシップを標榜するならば、もう少し余裕のあるパワーユニットが良い気もするけどね。
広大な北海道で淡々と国道を走るだけなら「アウトバック」のボディサイズも問題にはならないが、やはりスーパーやホテルの駐車場ではボディサイズの大きさを否が応でも感じることが有った。特に全長が4870mmもあるから、古いスーパーの駐車場では枠から少しはみ出していた。とは言え、後方視界が悪いクルマでは無いから、車庫入れが特別難しいとは思わなかった。
正直あまり大きな期待をせず「アウトバック」に乗ったから、予想以上にスバルのフラッグシップとして説得力があり、その穏やかで滑らかな走りにすっかり魅了されてしまった。この日は約150km程走行。返却が名残惜しい...と思うクルマもそんなにあるものでは無い。まぁたまにこんな出会いがあるのもレンタカーの醍醐味。
「アウトバック」は新車を買うのも良いが、あまり肩肘張らず三年落ち位の純正中古車を買って乗るのも面白いと思う。タイミングが合えばいずれ長距離ドライブ用途のマイカーとして迎えたいクルマでした。
※良いクルマに出会ったときは撮影も頑張ってみました。


Posted at 2024/10/06 21:43:54 | コメント(0) | トラックバック(0) | 試乗インプレッション | クルマ

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「@(ご) 下取価格って愛車の通信簿みたいなものなので、低い評価をされると買い換える気が失せますね。更に言えば自社銘柄の価格提示としては低過ぎて残念です。私もヤフオク売却経験有ります(^o^)。」
何シテル?   06/21 23:22
クルマとカメラが大好きで布袋寅泰の音楽を愛聴するヤツです。 随分と長いこと転勤で各地を転戦しましたが、ようやく地元北海道に戻ってきました。 マイカーはマツダ...
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