まだ日本では未発売のアウディA4アバントを目撃した。この道は以前から、VW/AUDI系のテスト車両が「大宮」ナンバーをつけてウロウロしている地帯。このクルマはアウディのマーク「フォーリングス」を外し、右や左へとかなり下品な運転をしていた。当初は日産のウイングロードかな...と思ってたんですが、近づいて見るとA4でした(笑)。ボディ色がホワイトだと言うこともあるんでしょうが、正直イマイチでしたね。テストするのは構わないが、イメージって言うのもあるんだから、もっとジェントルな運転しなさいな。アウディ日本殿。
私の所にも赤紙ならぬ、リコールのお知らせが届きました。R2の他、R1とステラも対象です。不具合の部位はクランクプーリ。エンジンの防振ゴム付クランクプーリの防振ゴムの接着面が剥離するものがある。そのため、当該クランクプーリのリング(外輪)が脱落し、発電機が作動しなくなり、エンジンが停止するおそれがあるらしい。既に112件の不具合が出ているとか。対策としては全車両、当該クランクプーリの防振ゴムの接着面を点検し、剥離しているものは対策品のプーリと交換する。剥離していないものはクランクプーリ側面に外輪脱落防止用のプレートを装着するそうです。対象台数は、計108,071台だそうで。本日、スバルのお店へ行ってきました。私のR2は「防振ゴムが剥離していない為、クランクプーリ側面に外輪脱落防止用のプレートを装着する」に該当するそうです。20分程度作業で終了でした。アイスティ飲みながら「クラブレガシィ」を読んでいたら終わってしまった。我が家のR2は年末年始にカムシャフトセンサーの故障で暫く入院した経験(もちろん入院後は絶好調)があるので、サッサとリコール作業をお願いした。これでまた当分安心です。

いよいよ、今回の本命(?)ボクスターに試乗する時が来た。ポルシェの販売店へ行くのはこれが初めての経験だったのでガラにもなく緊張(笑)。幸いなことに、埼玉のポルシェセンターは埼玉スバルが経営しており、スバルの販売店と併設されていたので入りやすかった。しかし、ポルシェでも911なんかを商談したい人にとっては(軽自動車を売っているスバルと併設では)物足りないかもしれないね。まず、軽く驚いたのがカタログのサイズ。普通A4版の写真集の様なものが一般的だが、ポルシェの場合はA5版の文庫本のような仕上がり。結構文字数が多く、カタログというよりは解説本という趣。私の記憶に寄れば、以前トヨタのアリストもこんなサイズのカタログだったような気がする。試乗に用意されたのは左ハンドルのティプトロニック(5AT)。全長4330mm全幅1800mm全高1295mmホイールベース2415mm。車両重量は1400kgでエンジンは水平対向6気筒2.7L(NA)/最高出力245ps/6500rpm 最大トルク 27.8kg-m/6000rpmを発揮。パワーウェイトレシオ 6kg/psとなる。ちなみに、10・15モード燃費は8.7km/Lと排気量が小さい割に悪い。価格は624万円(5MTに対して+42万円)雑誌などで「絶対にOP装着するべし」とよく書かれている「ポルシェ・アクティブサスペンション・マネージメントシステム(PASM)+27.3万円」は装着されていないクルマだった。左ハンドルのクルマだが、5分も走れば気にならなくなった。コンパクトなように見えて、実は全幅1800mm/重量1400kgもあるクルマなのだから仕方がないが、ライトウエイト的な感触は皆無でドイツ車らしいズッシリとした手応えが印象的だった。ボディ剛性もさすがと言うべきか。鉄の塊に囲まれているような雰囲気を感じられる。しかし、予想に反して(?)ティプトロニック(5AT)が割とフツーのトルコンATといった印象で、むしろ今時?と言いたくなるようなトルコンのスリップをズルズルと感じてしまい驚いた。先日、911(997後期型)がティプトロニックに代わる新しい2ペダルミッション「PDK=ポルシェ・ドッペルクップルング」が発売された。早い話、VWのDSGと基本的な発想は同じツインクラッチ式の2ペダルMTである。ボクスターにもPDKを早く搭載して欲しい。ポルシェのTipシフトは基本的には2速発進なので、5ATと言っても事実上は4ATのような使い勝手になってしまうのも走りの楽しさをスポイルする要因か。ブレーキはさすがポルシェという感じで、剛性感たっぷりで安心して踏み込んでいけるフィーリングだ。残念な事に、エンジンサウンドがいまいち魅力的ではなかった。好みもあるだろうが、一昔前の三菱製エンジンの様な音(?)と言えばいいのか...。事務的とは思わないが、このエンジンサウンドを聴くためにエンジンを無用に回したくなる...そんな類の音ではない。PASM無しの車両だったが、街乗り~郊外の幹線道路を走っていても覚悟していたほど堅い乗り心地とは思わなかった。雑誌等では「PASM無しで市街地走行は厳しい」等と書かれていることがあるが、これ位の堅さならBMWのMスポーツ系やS2000の方が断然堅い。タイヤサイズが前:205/55ZR17 後:235/50ZR17と比較的厚みのあるサイズを履いていることも要因だろう。オプションで19インチをオーダーした場合はどうなるか...。約1時間ほどドライブさせて貰ったが、最初の10分以内に答えは出ていた気がする。「ボクスター脱落」と言う結論が。ポルシェのバッジに憧れがほとんど無い私にとって、このクルマのパフォーマンスに総額700万円の値は感じなかった。多分、5MTに試乗すれば印象はかなり違ったと思うがエンジンサウンドや回転のフィーリングも今ひとつ、シンクロ出来なかった。写真の後ろ姿もイマイチ好きになれず、嘘のような本当の話の夢から始まった「ポルシェのオーナーになる」計画はここで終了した。やはり価格が高くなればその分、シビアに採点してしまうのかも知れない。
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急転のクルマ選び〈続編〉 カテゴリ:その他(カテゴリ未設定) 2025/09/02 07:53:25 |
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