我が愛車のS2000を発注したのが昨年の5/30だったので1年が経過したことになる。昨年はGWを挟んで色々なクルマを乗り比べながら次期愛車を検討していた。わずか1年前の出来事だが随分と昔話のようにも感じる。所謂「リーマンショック」が起きたのは9月だったから、まだ5月の段階では不景気と言うよりも未曾有の原油高に話題が集中していたと記憶している。もし買い替えのタイミングが昨年ではなく、今年だったら....。案外プリウスのウエイティングリストに名を連ねていたりして(?)。さて、S2000の走行距離が6000kmを突破。しかし5000kmを超えてからの1000kmに随分時間がかかった気がする。4ヶ月くらいかかったんじゃないかな...(汗)。メーカーではS2000の生産が6月で終了するとアナウンスされている。どの位駆け込み需要があったのか興味があるところだ。下(↓)の写真は先日洗車をした際に"CONTAX SL300R T*"で適当にスナップした写真だが、なかなか面白い仕上がりだったのでアップ。綺麗な愛車を眺めているのは気持ち良いですね。

VWはスポーツクーペの「シロッコ」を日本でも発売した。約20年ぶりに復活する3世代目となる新型「シロッコ」は1.4L TSIエンジンやDSGなどゴルフ譲りの最新技術を投入し、優れた走行性能と低燃費を両立させることで“スポーツ&エコ”という現代のスポーツカーの新しい形を提案する。フロントには水平基調のフォルクスワーゲンの新しいブランドフェイスを採用。全長が4,255mm全高1,420mm全幅1,810mmというワイドなプロポーションを強調する張り出したリヤフェンダーとボディより極端に狭く絞り込まれたルーフが形造る印象的なリヤデザインなどが、デザイン上の特徴となる。TSIエンジンは排気量1.4Lと2.0Lから160PSと200PSの最高出力をそれぞれ発揮し、しかも燃費は15.8km/lと13.2km/l(10・15モード)と、走る楽しさと環境性能を両立。また、ゴルフ6で見送られたアダプティブシャシーコントロール“DCC”(2.0TSIに搭載)の採用もニュース。しかし、以前から噂では聴いていたもののあまりにも価格が高いので驚いた。1.4Lが392万円。2.0Lが447万円に達する。ゴルフ6の1.4L(160ps版)TSI Highlineが312万円であることを考えると、キセノンヘッドライトやRNS510(HDDナビ)を装備したとしても50万円近くは高い。このご時世に、あまり台数の見込めないスポーツ系の車種を入れてくれるのは嬉しいが、少し利益を乗せすぎているのではないだろうか。2.0についてもゴルフ5のGTI(DSG)が359万円であったことを考えると+90万円。1.4L同様、装備レベルは高いが、VW車として概ね許容される価格帯を外れているのではないだろうか。EOSも同様に割高なイメージが拭えずセールスは停滞しているが、シロッコも同じ道を辿りそうな予感。正直、アウディTTクーペの2.0TFSIがナビ付で444万円ですから、余程シロッコのスタイリングに惚れてなければ買えないな。早速展示車を見てきましたが、内装も旧世代そのまま(EOSに近いかな)で、どう贔屓目に見てもこの価格は納得できなかった。個人的に期待していたクルマなので愕然としています。相変わらず、VGJの考えていることはわからないなぁ。


日産は新型小型商用車「NV200バネット」を発売した。「NV200バネット」は、従来の日本の商用車の概念を打破し、ビジネス、デイリーユース、レジャーなど、あらゆるシーンで幅広く使える新世代の小型商用車として開発された。車両サイズは全長4400mm全幅1695mm全高1855mmの5ナンバーサイズ。コンパクトでありながら、大容量の荷室空間を実現した。今回は、プライベートユースにも使える乗商兼用7人乗りワゴンタイプの5ナンバー車(3列シート)も設定した。エンジンは1.6L(NA)の「HR16DE」ガソリンエンジンを搭載。販売目標台数は1300台/月となっている。気になる価格はDXの2人乗り(5MT)が157.2万円~GX(5人乗り)の4ATが189.9万円。乗用登録のワゴン16S(7人乗り)は4ATのみで186.3万円となっている。個人的には日本版カングーとして期待している一台。カングーに限らず、ハイエースやプロボックスもそうなのだが優れた商用車はマイカーユースにも美味しかったりする。私が考える理想の「NV200バネット」は3列シートが不要なのでワゴン16Sではなく、バンのトップモデルGX(5人乗り)の5MTで183.6万円。メーカーOPでセカンドシートのELR付3点式シートベルト(中央2点式)を選べば、セカンドシートはワゴンと同タイプのシートとなり、上下調整式ヘッドレストも装着される。その他、カーナビの有無に関わらず、メーターパネル内の液晶モニターに映し出せるバックビューモニターもアイディア賞モノなのでチョイスしたい。この手のクルマとしては1240kgと軽量な事も見逃せない。新型車なのに日産ギャラリーの片隅にポツンと展示されていてあまり期待されていないようだが、こういう素っ気ないクルマ好きです。ただ、残念なのはフロントマスク。どう贔屓目に見てもカッコ悪い。日産のデザイナーもクルーの失敗から何も学んでないな...と思う。こういうビジネスカーって簡単にマイナーチェンジすることも出来ないのですから、もう少し判りやすく素直にカッコイイと思えるフロントマスクが望ましいのではないか。そう言う点でトヨタは上手いよね。機会が有れば試乗してみたいです。板のようなリヤゲートに萌えていた私。これにクリーンディーゼルが載ったら結構物欲刺激されそうです。



スバルは基幹車種であるレガシィシリーズをフルモデルチェンジした。5代目レガシィは、「グランドツーリング イノベーション」をコンセプトとし、水平対向エンジンを中心とするシンメトリカルAWDなど独自の技術をベースに、初代より磨き続けてきた優れた走行性能や安全性などを進化させながら、さらに乗る人すべてが快適に過ごせる居住空間と優れた環境性能を目指した。新開発のCVT「リニアトロニック」や「クレードル構造マウント」の採用などがトピックスとなる。レガシィは1989年の初代誕生以来20年間で世界累計生産台数360万台を達成している。スバルのみならず、今となっては日本車の中でトップクラスの固定ファンを抱える車種であろう。今回からサッシュ付ドアが採用され、ドア開口部の拡大や後席への乗降性を高めた。個人的に驚いているのが、ツーリングワゴンとアウトバックでDピラーをボディ同色としたこと。スバルは「Dピラーをしっかり見せるデザインとし、レガシィらしさを保ちながら変化を感じさせるものとした。」と説明するが、私は変えるべきではなかったと思う。エンジン&トランスミッションについては全車にインテリジェント/スポーツ/スポーツ・シャープの3つのモードを切り替えることで、走行状況に応じて走り味を選択できるSI-DRIVEを採用。エンジンは今回から2.0Lを廃止し、2.5LのNAとターボ。そして3.6Lのフラット6。3つのエンジンが用意されることとなった。最大の話題であるトランスミッションは「リニアトロニック」と呼ぶチェーン式のCVT(アウディA4が既にチェーン式のCVT"マルチトロニック"を採用している)。コンパクトな設計により、前席の足元スペースを確保するとともに、優れた伝達効率によって、特にオーバードライブ領域での燃費向上を図っている。チェーン式の利点を活かし、コンパクトでありながらプーリーの最小径と最大径の差を大きくすることで広いレシオカバレージを実現。優れた伝達効率と相まって、全速度域でのゆとり走行性能と燃費性能を実現している。6速マニュアルモードの採用によって、スポーティなドライビングを可能とした。ターボモデルと3.6Lのフラット6モデルは5ATを組み合わせる。残念ながら、MTモデルはかなり設定グレードが減った。新設計6速マニュアルトランスミッションが2.5Lのターボモデルにのみ設定された。また、シャシー部分についてはクレードル(ゆりかご)状のフレームに、パワーユニットを搭載する「クレードル構造マウント」を採用し、静粛性、乗り心地、衝突安全性、操縦安定性などを高めた。全車に電動パワーステアリングや電動パーキングブレーキを標準装備。5%以上の登坂路で車両を停車させた場合に自動で作動するヒルホールド機能も備えた。更に全車にVDC(横滑り防止装置)を採用した。気になる価格はB4の2.5i(AWD/CVT)220.5万円~アウトバックの3.6R SIクルーズ(AWD/5AT)370.1万円となっている。販売計画台数はレガシィシリーズ全体で3,000台/月と以前の大ヒット時代を思えば随分と寂しい数字だ。人気車種のモデルチェンジはスカイラインの例を見ても明らかなように、非常に難しい。また、今では日本のメーカーと言えども国内の事情だけを製品に反映していれば良いという時代ではない。レガシィについても3代目までは国内優先の姿勢を明確にしていたが、先代からは少しずつ北米市場で拡販したいというスバルの思惑が製品に色濃くなってきた。そして今度の5代目でいよいよそれは確定的となった感がある。(皮肉にも北米市場が壊滅的な状況になっているこの時期に登場してしまったあたりがスバルらしいとも言えるが)北米では月販目標台数8000台と強気の計画をたてている様だが、そう上手く行くだろうか....。新型を「レガシィ」ではなく、全く新しいミドルクラスのクルマだとして捉えれば充実した装備の割に比較的低価格でお買い得なクルマの典型パターンと言える。しかし、これが「レガシィ」なのか....と割り切れない思いを抱えている人が多いのもまた事実だろう。日本仕様(ツーリングワゴンの場合)のボディサイズは全長4775mm全幅1780mm全高1535mmホイルベース2750mmと先代(全長4680mm全幅1730mm全高1470mmホイールベース2670mm)と比較して全長で95mm、全幅で50mm等かなりのサイズアップである。しかし、マツダアテンザのスポーツワゴンが全長4765mm全幅1795mm全高1450mm(ルーフレール付は1490mm)ホイルベース2725mmと同等サイズである様に、ワールドワイドで見たときにこの位のサイズが標準値なのかも知れない。私の好みを言えば、ゴリマッチョ的なスタイリングは目に馴染まないが、ひょっとすると見慣れてくると悪くないな...と思えるかも?と言う気がしないでもない。ただ、Sパッケージのエアロとアウトバックはクドイかな。私がレガシィを買うとすれば、VWゴルフヴァリアントともバッティングしそうなツーリングワゴンかB4の2.5i Lパッケージ(ワゴン267.7万円/B4 252万円)。いずれ機会があれば試乗してみたいと思います。スバル車はA型(初期型)を買うと後悔することが多い(笑)ので、今後の改良とこれをベースにSTiが「S403(?)」を出してくれるのを楽しみにしたい。出来ればNAベースで作って欲しいな。


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急転のクルマ選び〈続編〉 カテゴリ:その他(カテゴリ未設定) 2025/09/02 07:53:25 |
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