
日産は「ブルーバード シルフィ」をマイナーチェンジした。2代目となる「ブルーバード シルフィ」は2005年12月の発売以来早くも3年半が経過している。今回のマイナーチェンジでは、ボディカラーには新色5色を採用し、全7色を設定したほか、メーターやエアコンのスイッチ類のデザインを変更した。細かいところでは、フロントのウインカーレンズ色をアンバー色に変更した事も識別ポイント。装備的には燃費表示機能付きの液晶オド・ツイントリップメーターを採用し、最新のカーウイングスナビ(地デジ内蔵、HDD方式)をオプション設定した他、キューブから採用しているディスプレイ付CD一体AM/FMラジオ+バックビューモニターをオプション設定(20Gは標準装備)している。気になる価格は15S(E-ATx)184.2万円~20G(CVT)236.2万円となっている。残念なのは今回も1.5Lが4ATのままでCVT化が見送られたことやAWDが相変わらずe・4WDの1.5Lに限定されることなど根本的な部分には手が入らなかった。一番気に入らないのは(左上)写真のようにメーカーOPのナビ「カーウイングスナビ」をオーダーしないとオーディオの装着位置がどういう訳か下段になり、一等地の上段が大して役に立たないインストアッパーボックスになってしまうこと。これはシルフィに限らず、日産車全般に見られる傾向だ。メーカーOPのナビを売りたい気持ちは理解する。しかし+35万円にも達する高価な純正ナビを装着しなければ意図的に使い勝手を悪くするようなやり方はあまりにも強引でユーザー本意ではない。日産には反省を期待したい。私はこのクルマが結構好き。欲しいとか買いたいと物欲に直結している訳ではないが、今や貴重となった5ナンバー枠に収まるセダン。しかも、ティーダラティオやフィットアリアの様にいかにもハッチバックのクルマにトランクを取って付けた様な不細工なセダンでは困る。願わくばそろそろ欧州メーカー同様に1.2~1.4Lのターボエンジンを搭載するなど、CO2対策にも配慮が欲しい。元々2000年に登場した初代シルフィは“世界で最もクリーンなガソリン車(SULEV:Super Ultra Low Emission Vehicle)”を売りに登場したのだから、コダワリを見せて欲しいものだ。現状では日産の言う減税措置に適合する車種"「Nissan ECO」(通称:ネコ)シリーズ"にもシルフィは入れない。寂しいねぇ。個人的には70万円台~探せる現行型の純正中古の方が気になります。
フィアットはパンダのスポーティーな限定特別仕様車「パンダ100HP」を再び販売する。2007年10月に限定販売されたパンダ100HPが好評だったようで、今回新たに限定で発売する。エンジン等の主な諸元は従来のパンダ100HPと同様だが、今回新たにウィンドエアバッグが追加装備され安全性能を充実させた。アグレッシブでスポーティーな外観とともに、パンダ100HPはその名の通り、最高出力100ps/6,000rpm 最大トルク13.3kg-m/4,250rpmを発揮する1.4L(NA)の16バルブエンジンを搭載し、トランスミッションは6速マニュアル。また「スポーツスイッチ」を採用し、シーンに応じて走行モードの選択を可能にする。ステアリングのアシスト量とエンジンを制御し、よりスポーティーかつダイレクトなドライビングを実現する。パンダ100HPには、ESP(ASR/MSR/HBA/ヒルホールドシステム付)が装備される。加えて専用スポーツサスペンションの装備や、後輪のディスクブレーキの装着などスポーツモデルらしい装備に抜かりはない。エクステリアは、大型のグリルを備えた100HP専用フロントバンパーとリアバンパー、クロームシャドー仕上げの15インチアルミと電動ドアミラー。レッド仕上げのブレーキキャリパー、ワイルドで力強いスタイリングのフェンダーアーチ一体型サイドスカート、スポーティーないでたちを一層強調するテールパイプやボディ同色リアルーフスポイラー、そしてチェッカーフラッグをイメージした100HP専用ボディサイドストライプなど、イタリア車らしい演出が施される。インテリアでは、ブラック/グレーのツートーンカラーの内装に、バケットタイプ(100HP専用デザイン)のファブリックスポーツシートやレザーステアリング、キックプレートなどを装備する。5ドアの右ハンドル仕様のみで価格は209万円(税込)。販売台数は100台限定となっている。前回も100台の限定販売だったが、あっという間に売り切れた(あくまでも表面上では)ので、待っていた人も多いだろう。最近はこのクラスでも過給器付きのスポーツモデルが多くなっているので、ある意味クラシカルな内容でまとめられた小型スポーツとしてはかなり貴重。正直、私も今一番欲しい輸入車の1台かも。価格も209万円とかなり手頃なので惹かれますね~。スイフトスポーツ(5MT)にセットOPを付けたモデル(178.5万円)あたりが国内ではライバルかな。フィアットのデュアロジックはどうしても違和感が強く、購入意欲を削がれる。パンダや500のノーマルグレードにもMTを入れて欲しいなぁ。
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急転のクルマ選び〈続編〉 カテゴリ:その他(カテゴリ未設定) 2025/09/02 07:53:25 |
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