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2014年01月25日 イイね!

[フルモデルチェンジ]スバル・WRX STI デトロイトショー2014(北米仕様)

[フルモデルチェンジ]スバル・WRX STI   デトロイトショー2014(北米仕様)スバルはデトロイトショーで新型「WRX STI」を発表した。今回のモデルはインプレッサから独立し「スバル・WRX」と呼ぶ専用車種となった。(正確に言えば、先代も途中から静かにインプレッサの冠ネームを外していたのだが。)ただし、新型もインテリアやボディの基本骨格はインプレッサと共用するため、私の目にはスバルが言う程に違う車種には感じないのが惜しいところ。どうせならもっと思い切ってスタイリングを変えれば良いのに。特に、前出ししたAピラーの弊害で三角窓が出来ているのがイマイチ。スポーティなクルマには不似合いだと思う。ちなみに、この「WRX」のフェイスをベースにワゴン化したのが「レヴォーグ」と理解すると合点がいく。そう言えば、なんで「レヴォーグ」は歴代レガシィの様にDピラーを黒塗する「ヒドゥンピラー」にしなかったんだろう。日本国内向けなんだとすれば、「ヒドゥンピラー」の方が喜ぶスバリストが多かったと思うが。
今回発表された新型「WRX STI」は北米仕様のため、日本でも同一仕様で発売となるかは不明だが、エンジンは2.5リッターの水平対向4気筒ターボエンジン。ミッションは6MTのみである。既にライバルの三菱・ランサー・エボリューションは体力的にモデルチェンジは難しい状態であり、今度のインプレッサはスバルに安定した利益をもたらすような気がする。新型「WRX STI」は日本でどのくらいの価格になるのだろうか。現行型が370万円程度と、以前に比べて随分と高くなったな...と思っていたが、アウディが「WRX STI」と同等のクルマを作ったとしたら、軽く600~700万円のプライスタグを掲げるだろうから、それでもリーズナブルと理解すべきだろうか。新型も無闇に価格が上がらない事を祈りたい。確か、私が若い頃に乗っていたインプレッサWRX STI Ver.4 Type-Rは本体価格が300万円ちょっとだったと記憶している。まぁ既に何度も書いているが、私にとっては歴代愛車の中で一番買ったことを後悔しているクルマ。炸裂するパワーは恐ろしい程だったが、乗っていて楽しいクルマではなかった。結局のところ、大パワーでねじ伏せるようなクルマは好みではなかったということだろう。
新型「WRX STI」も歴代インプレッサWRX STIの延長線上に位置するモデルであり、コンセプトとしては気持ち良くキープコンセプト。それでも、世界中でこのクルマを欲しているスバリストがいる限り、提供されるクルマであって欲しい。結構辛口で知られるBBC「トップギア」でも評価高いみたいですしね。


↓レヴォーグにMTが無いのが惜しいですね。
Posted at 2014/01/25 15:27:38 | コメント(1) | トラックバック(0) | クルマ | クルマ
2014年01月19日 イイね!

[フルモデルチェンジ]VW ゴルフ・ヴァリアント MQB世代へ移行。 

[フルモデルチェンジ]VW ゴルフ・ヴァリアント MQB世代へ移行。 ゴルフのワゴンボディ版「ヴァリアント」が日本市場でも新型へ移行した。新型ゴルフと同様に、フォルクスワーゲンが推進する新世代モジュール「 MQB (モジュラートランスバースマトリックス)」を全面的に採用したのが特徴。ボディサイズは全長が4575mm(先代比+30mm)、全幅1800mm(同+15mm)、全高(ルーフレール含まず)は1485mm(同-45mm)。ホイルベースは先代から+60mmも延長されて2635mmとなった。ザックリ言えば、先代よりも「ワイド&ロー」になった。マツダ・アクセラスポーツ(5HB)の全長が4460mmである事を考えれば、Cセグメントのワゴンボディとしては比較的コンパクトに仕上がったと思うべきだろうか。
初期導入仕様として、グレードは2つ。1.2L TSI(7DSG)の「TSI Comfortline」269.5万円と1.4L TSI(7FDSG)の「TSI Highline」322.5万円。そろそろ本場のクリーンディーゼルが導入されることを期待したいのだか、なかなか実現しない。国内では、スバル・レヴォーグと競合関係になりそうだ。(カローラ・フィールダーのハイブリッドと比較する人は少ない気がする)スバル・レヴォーグの価格は1.6ターボDIT(4WD/CVT)で270万円程度らしいからゴルフ・ヴァリアントとは価格帯もガチンコ。 これは面白い事になりそうだ。個人的には、スバル・レヴォーグが性能面でアドバンデージが有ると思うが、ギラギラした重苦しいフェイスとリニアトロニック(CVT)がイマイチ。しかし、新型ゴルフ・ヴァリアントは我先にと新車を買わせるだけの目新しさを感じない...。結局ボディはデカいが、アテンザ・ワゴンか。
先代のゴルフ・ヴァリアントを一時期愛車にしていた記憶を辿れば、広大なラゲッジスペースは引っ越しの際に大活躍した。もちろん長距離も得意だったし、平均して14km/L前後走る燃費も満足だったが、真夏にエンストの症状が頻発し大いに悩まされた。特に、交差点のど真ん中でエンストしたときは肝を冷やした。結局、後日対策プログラムがリリースされ問題は解消されたのだが、これで一気に愛着は消え失せた。早々に熟成された最終型のニュービートルへスイッチする事となった。それ故、TSIエンジンとDSGのパワートレーンにはあまり良いイメージが無いのかも知れないが、スバルもリニアトロニック(CVT)を採用する限り、愛車に迎えるには躊躇がある。この2台のどちらが「買い」なのかについては、機会をみつけてインプレッションした上で結論を出したいと思う。(マツダ・アクセラにワゴンがあればそれがベストなんだが...。)


↓ゴルフとは大いに競合しそうなスバル・レヴォーグ
Posted at 2014/01/19 18:33:04 | コメント(1) | トラックバック(0) | フォルクスワーゲン関連 | クルマ
2014年01月12日 イイね!

[試乗インプレッション]トヨタ・カローラ・フィールダー (4WD/4AT) 13年落ち。

[試乗インプレッション]トヨタ・カローラ・フィールダー (4WD/4AT)  13年落ち。先日、初めてレンタカー業界の「LCC」とも言うべき「中古車レンタカー」を利用してみたので、軽くインプレッションを。新千歳空港をターゲットに営業する「クイックレンタカー」さんを利用した。新千歳空港からの往復送迎もコミコミの状態で、24時間・2000円(キャンペーン価格)と言う激安価格。これに免責補償オプション(1000円/24時間)を加えても3000円でOK。今回、旅の相棒として割り当てられたのは「カローラ・フィールダー」の初代かつ初期モデル。あまり詳細な確認はしなかったが、後席のヘッドレストが2つだったので、2000~2001年のモデルと判断した。グレードは(恐らく)1.5LのX"Gエディション"の4WD/4AT。しかし、一部仕様がカタログと違うので特別仕様車かもしれない。13年落ちと言う年式だけでなく、走行距離は15.2万キロを超えており、軽く驚いた。折しも、大寒波が北海道へ到来しており千歳市は気温マイナス13度の酷寒状態でレンタカーを借りたので、細かい仕様の調査はともかく、無事に目的地へ到着するのだろうかと不安を感じながらのスタートとなった。
ご老体の「カローラ・フィールダー」はドアの建て付けやインテリアの各部で異音がしていたりと年式相応のヤレは感じられるものの、走行に支障をきたす様な不具合は一切なく、鼻毛も凍る北の大地を悠々と走り続けた。トヨタ車の信頼性が遺憾なく発揮されているのだろう。海外へ渡ったカローラはもっと過酷な環境でガンガン使い込まれているのだろうし。最新のCVT車と較べてしまうと、4ATと組み合わされるパワートレーンはフリクションが大きく感じる。アクセルを放した時の空走感が弱く、年式を感じてしまった。しかし、その日の環境はそんな細かいことよりも、圧雪路でもガンガン前へ進んでくれるフルタイム4WDが非常に頼もしく感じた。旅の目的が家族や仲間との旅行なら、「中古車レンタカー」では味気ないかもしれないが、男性一人乗車で黙々と目的地へ移動する様な用途ではアリかもしれないね。ただし、欠点もある。一泊二日で新千歳と札幌市内の往復で約100kmを走り、給油量は12.3L。燃費は8.1km/Lと最近の基準では「かなり悪い」と言う水準に留まった。悪天候や札幌市内の渋滞など恵まれた環境ではなかったにしても、長距離を走る場合は燃料費を考慮してレンタカーを選択する必要がありそうだ。
雑食系のクルマ好きとしては、こういうオンボロの古いクルマと向き合うのも嫌いではなく、それなりに楽しんで走らせていた。世界の大衆車カローラの実力を試すには、むしろこの状態になってからこそがカローラの本領発揮であり、輝いていたのかもしれないね。また機会を見つけてトライしてみたいと思う。
Posted at 2014/01/12 22:48:38 | コメント(5) | トラックバック(0) | 試乗インプレッション | クルマ
2014年01月12日 イイね!

[試乗インプレッション]スズキ・ハスラー X (FF/CVT) 軽快なSUV

[試乗インプレッション]スズキ・ハスラー X (FF/CVT) 軽快なSUV 話題のスズキ「ハスラー」に早速試乗してきた。グレードはトップグレードの"X"(NA/FF/CVT/2トーン)で価格は141.1万円である。私の希望は、ターボの4WDだったのだが贅沢は言うまい。ボディ色はサマーブルーメタリックにホワイト2トーンルーフ仕様。個人的には一番ハスラーに似合う色だと思う。東京モーターショーでハスラーの実車と初対面をした際に「これは売れそうだ」と直感していたが、今回のテストを経てそれは確信に変わった。税金や保険が安いから...燃費が良いから...ではなく、単純に「ハスラーが欲しい」と指名で選ばれる軽自動車になりそうだ。これまでの軽自動車では購入を躊躇していたダウンサイザー予備軍をガッチリと獲得する事だろう。実際、ハスラーの受注はかなりハイペースの様で、既に年度内の納車は厳しくなっているとか。特に、ターボエンジン+2トーンルーフ仕様車は元々生産量が限られていたのに対し、初期受注ではかなりのウエイトを占めているお陰で奪い合いになっているらしい。スズキの販売店では新年の初売りセールから「ハスラー」目当ての来店客が殺到し、珍しく(?)店内がごった返したとか。やはり、商品に魅力があればおのずと客はやって来ると言うことだろう。まぁ私もその一人。発売直後にいてもたっても居られず、スズキへ出かけてしまった。
「ハスラー」の試乗は順番待ちが発生する状態だったから、コースは20分程度の市街地オンリー。スタイリングは一見してファニーでもあるが、SUVが得意なスズキらしく、軽自動車の領域を超えた逞しさも「ハスラー」の魅力だが、意外なことに車重はワゴンRと大差のない800kg(テスト車)に留まるから、走り出しから爽やかで軽快な加速に驚かされる。もちろん、スズキ自慢の「エネチャージ」によって、加速時の発電負荷が軽減されることも大きな要因だろう。車重が約1トンに達するジムニーでNAエンジンの設定は困難だったと思う。「ハスラー」はSUVである事の負い目を感じるシーンは少なく、見た目が気に入れば普段使いの相棒として買って後悔することは無い。その点がジムニーとは大きく違うところだろう。
ただし、軽量・低燃費化を追求するあまり、燃料タンクの容量をワゴンRと同等の27Lにしたことや、SRSサイド・カーテンエアバッグの設定を省いていることは残念。「ハスラー」はファーストカーとしても多数選ばれるクルマになるだろうから、もう少し航続距離や安全装備には気を配るべきだった。
毎度思うが、スズキのエンジンは決して静かではないが、回転フィールは爽快で結構好みである。以前のK6A型エンジンの方がフィーリングやサウンド面では一枚上手だった様に思うが、最新のR06A型エンジンも改良が進んだのか、MRワゴンに搭載された初期型に比べて随分と良くなった。副変速機構付きCVTも熟成が進んでいるようで、嫌なラバーバンドフィールや段付き感(副変速機)はかなり影を潜めた。
足回りの味付けも、ワゴンRのスティングレー系に準じた(?)様な印象で、少々固めと言っても良い。もう少しフワフワした味付けを勝手に想像していたが、結構引き締まった印象だった。これなら長距離も楽にこなせそうだ。シートは短時間でネガを感じなかったものの、本当の実力は2~300km程度走り込んでみないと判らない部分。「ハスラー」はフルフラット等、色々なシートアレンジを売りにするが、肝心のシート本来の出来栄えについて大いに気になるところだ。
ステアリングも軽過ぎず適度な手応えとしっとりしたフィーリングが印象的で、電動特有の曖昧なフィール(不感症)を感じなかった。まぁ既に油圧だ電動だと論じる時代は終わったのだろう。正直、市街地をクルクルと走り回る分において、エンジンはNAで全く不足ない。これにターボエンジンを乗せたら相当良く走るだろうね。次回は是非、ターボ+4WDに乗ってみたい。惜しいのは、ターボ+MTの設定がない事と、独立したタコメーターが与えられなかったことか。まぁ無い物ねだりばかりしていても仕方がないが。(タコメーターは液晶ディスプレイ内で表示可能)
私の周囲でもハスラーの評価は様々なようで、未だ軽自動車を毛嫌いする人も多数いる。まぁそれは各人の価値観だから一向に構わないのだが、私の見解としてグローバル化(脱ガラパゴス)の妄想にかられ、母国である日本市場の特性をバッサリと切り捨て、安易に台数の出る巨大市場(北米や中国)に媚を売った退屈なクルマをご所望なら問題ないが、グローバルカーの分野において、VWゴルフ・ポロの様に、何処の市場でも高評価される「傑作・鉄板」の選択肢が存在し、日本でもコレを買っておけばまず間違いないのは事実。逆に、ゴルフやポロに挑もうともしない中途半端なグローバルカーなんて何の魅力も感じない。そもそも母国ですら評価されないクルマを海外で売る事に違和感すらある。日本人の生活スタイルに密着し、最新の嗜好を素早く・色濃く反映しており、各社が開発にしのぎを削っているのが今の軽自動車である。だからこそ軽自動車は面白く・私の興味をそそるのである。
自分達が思っている以上に、クルマだけでお手軽に見栄を張れた時代はとっくに終わっている。世代や地域によって違うかも知れないが、以前に比べ他人がどんなクルマを所有しているかなんて、気にしなくなったのでは無いか。カビの生えた価値観(ステータス)から開放されてみると、案外「ハスラー」の様なクルマが今後面白い選択肢になりそうな気がしている。
個人的に、ハスラーはこれが「初期モデル」であり、完成形ではないと思う。これからもどんどん進化・熟成しつつ、派生モデルが増えていくことに期待している。「ハスラー・ワークス」の登場も勝手に期待しておきたい。「ハスラー」の登場を契機に、ダイハツ・ホンダからも近い将来に競合車が出て来る様な気もするだけに、このジャンルは当面要注目である。



Posted at 2014/01/12 21:25:09 | コメント(5) | トラックバック(0) | 試乗インプレッション | クルマ
2014年01月04日 イイね!

[試乗インプレッション]マツダ・アクセラスポーツ 新年1台目はコレでしょ。

[試乗インプレッション]マツダ・アクセラスポーツ 新年1台目はコレでしょ。あけましておめでとうございます。今年も宜しくお願いします。転勤で仙台に来てから二度目の正月となり、改めて時間の流れは早いものだと感じてます。例年になく多忙な日々を送っており、ブログの更新も滞り気味。当面はその傾向が続きそうですが、チマチマと書いていきたいと思います。
さて、2014年のトップを飾るのはマツダ「アクセラ」の試乗インプレッション。本来であればもう少し早く乗りたかったクルマですが、ようやく乗ることが出来た。新型「アクセラ」は販売絶好調の様で、販売店も嬉しい悲鳴を上げているとか。「CX-5」「アテンザ」に続く「アクセラ」のヒットは、マツダの進めてきたスカイアクティブ戦略が正しかったことを証明している。もちろん、技術だけではなく日本のメーカー中では際立っているマツダのデザイン力が組み合わさってこその成功だろう。少し気が早いが、次期「デミオ」や「ロードスター」の他、ベリーサ後継(?)と言われる「CX-3」にも多大なる期待をしている。特に、全般的にマツダ車のボディサイズが肥大化傾向にある中で、次期「デミオ」は5ナンバーサイズを維持出来るのか心配している。早ければ、今年中に登場するらしいから期待して待ちたい。
今回テストしたグレードは「20S Touring L Package」で、ガソリンエンジン搭載モデルとしてはトップグレードである。価格は243.6万円。ベースモデルの「20S Touring」(231.0万円)でも充分に充実の装備に加え、運転席6Wayパワーシート・運転席&助手席シートヒーター・本革シートを奢る。それでいて、価格はライバルとなるVWゴルフのベーシックグレード「TSI Trendline」が249万円であるから、文句なしにリーズナブルと評価してもよいだろう。
新型「アクセラ」は一般的な2DINナビの設置を否定し、マツダ・コネクトと呼ぶ独自のコネクティビティシステムを用意した。現時点で、2DINナビの全てを凌駕する性能を持っているとは言い難いが、類型的になっていたクルマのインパネデザインをスッキリとさせ、高さも低く抑えることに成功しているのは事実。もちろん、ドライバーの視界確保にも有効である。短時間の試乗でマツダ・コネクトの操作を習熟することは不可能だが、ソフトウェアをアップデートする事で常に最新のサービスを利用できるとマツダは説明する。今後、マツダ車には順次設定されていくのだろう。メルセデスも同じようなシステムの導入を進めているが、この取組に関する評価にはもう少し年月が必要だろう。私は正しい戦略ではないかと前向きに解釈をしている。「デミオ」の様な低価格モデルにこそ必要なシステムかも知れない。今後が楽しみである。
新型「アクセラ」のスタイリングは素直にカッコイイと思う。先代も悪くなかったが、少々ビジーな印象があった。やはり、何度見てもフロントのナンバープレートだけはイマイチなのだが。まぁそれを差し引いても、世界で最も美しいハッチバックだと思う。ただし、後方視界はイマイチだった。夜間の運転ではバックカメラが欲しくなるかもしれないね。
約20分程度の市街地中心のテストコースであり、高速道路や山道は含まれないのが残念だが、新型「アクセラ」の走りは安心感に富みながらも適度なスポーツ感が味わえるモノ。特に雑味がなくスッと切れるステアリングと余裕と言うか奥深さを感じる足回りのセッテイングは日本車にライバルはなく、欧州でも胸を張れるだろう。ゴルフの様に、愚直な超安定志向ではないが、案外メルセデスのAクラス辺りと比較してみると面白いかもしれない。強いて言うならば、見た目は最高にカッコイイ18インチ(215/45R18)のタイヤが多少ゴツゴツする。恐らく、1.5Lの16インチ(205/60R16)の方がベストマッチなんだろうが、見た目のマッチングは断然18インチ。最近のマツダデザインは秀逸だが、大径タイヤが前提になりすぎているのかもしれない。
最近は輸入車を中心にダウンサイジングターボが流行だが、新型「アクセラ」の2.0L NAエンジンは最新のエンジンらしく、低中回転域のトルクが厚く、走りやすい。それでいて、VWのTSIエンジンの様なエンジンブレーキが驚くほど弱い弱点もなく、テンポの良い走りが楽しめる。ミッションもマツダ自慢の6ATでDSGの様なツインクラッチ系で感じる極低速域や坂道発進時等のガクガク感や国産CVTの違和感(ラバーバンドフィール)とは無縁の自然なもの。キレの良い変速も楽しめるから、やはり現時点で最も優れた2ペダルなのではないだろうか。マツダには現状に満足せず、や7~8速への多段化を進めてほしい。
そろそろ結論を。やはり、アクセラは日本のメーカーが生産するクルマの中で、堂々とゴルフのライバルとして立ちはだかる事が出来るクルマ。他のメーカーが土俵を変えようと逃げ惑う中で、常に真正面から対抗出来るクルマを低価格で提供する姿勢はもっと褒められるべき。正直、アクセラと比較してしまうとトヨタ・オーリスなんてすべての面でアクセラに劣る。一方で、やや大きくなり過ぎたボディサイズには関心しない。デミオとアクセラの間を埋める車種が必要なのかもしれないが、リアルにアクセラをマイカーとして考えると、どうしてもボディサイズが気になってしまう。アクセラかアテンザにクーペが用意されれば...と言う長年の妄想は現実になりそうにないのも残念。
マツダは一時期「ZoomZoom」の表現手段として、少しオーバーな程切れ込むステアリングや、ゼロ発進時の加速力に演出を施すなど一見幼稚だが判りやすい味付けを施していた。最近はすっかりそれらは影を潜め、ドライバーとの一体感・自然なフィールの再現を目指している。確かに、必要以上に荒々しい演出は不要だし、狙ったラインをビシッとトレースし、修正舵の少ない最新世代のマツダ車に共通する味付けには基本的に賛同するが、もう少し個性というかワクワク感が欲しいのも事実。国を超えて走る欧州や、大陸横断的に長距離を走る北米や中国とは違い、どうしても短距離の移動が多い日本では濃い目の味付けが必要な気がする。まぁ完全に好みの部分とは思うが。願わくば、そう言う個別ユーザーの好みなんかもセッテイングに反映可能にならないかな....。次回は丸一日かけて新型「アクセラ」を走らせてみたいと思う。

Posted at 2014/01/04 13:00:39 | コメント(1) | トラックバック(0) | 試乗インプレッション | クルマ

プロフィール

「@(ご) 下取価格って愛車の通信簿みたいなものなので、低い評価をされると買い換える気が失せますね。更に言えば自社銘柄の価格提示としては低過ぎて残念です。私もヤフオク売却経験有ります(^o^)。」
何シテル?   06/21 23:22
クルマとカメラが大好きで布袋寅泰の音楽を愛聴するヤツです。 随分と長いこと転勤で各地を転戦しましたが、ようやく地元北海道に戻ってきました。 マイカーはマツダ...
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