メルセデス・ベンツ傘下のスマートは新型「fortwo」及び「forfour」を発表した。三代目となる「fortwo」に加え、ストレッチボディに4ドアの「forfour」を設定した。(過去にも三菱・コルト由来の「forfour」があったが、大失敗している)新型「スマート」はダイムラーとルノーの提携を背景に開発が進んでおり、既に発表済みのルノー「トゥインゴ」とプラットホームを共用する。駆動方式は「スマート」の伝統に則り、RRレイアウトを継承した。要するに、「トゥインゴ」がFFからRRへ移行したということだ。






マツダは四代目となる新型「デミオ」を発表した。発売は今秋を予定している。初代「デミオ」が登場した1996年の事さえもつい最近の事と思えるのは私が歳をとった証拠だろうか。当時のマツダは経営不振に陥っており、倒産の危機ともいえる状況であった。初代「デミオ」は既に使い古された感のあった「オートザム・レビュー」のプラットホームを流用し、苦しい台所事情ながらも使い勝手に配慮したユーティリティ優先型のコンパクトカーとして大ヒットを記録。マツダを危機から救った孝行息子である。時代は流れ、最近のマツダは絶好調。「SKYACTIV」戦略は世界中のクルマ好きを魅了している。四代目となる新型「デミオ」はCX-5・アテンザ・アクセラと続く「魂動デザイン」を汲んだスタイリングと、いよいよ登場する1.5Lのクリーンディーゼルエンジンが話題の中心となるだろうが、基本的には先代からのキープコンセプト。スズキ・スイフトと共に、世界に挑戦する日本発のBセグメントカーとして、マツダが全力を注いで開発した期待のニューモデル。コストダウンと手抜きしか考えていない「ヴィッツ」や「パッソ」とは根本的に違うクルマである。





VWはパリモーターショー2014で8世代目となる新型「パサート」を発表する。2010年に発表された現行型の7世代目「パサート」は、2005年に登場した6世代目のビッグマイナーモデルであったから、4年間という短いモデルライフで販売を終える事となった。正直、6/7世代のパサートは成功モデルとは言えなかった。ワッペングリルに象徴されるVWの高級・拡大路線に乗って見た目の豪華さは立派になったが、プラットホームはゴルフと共通であり、車格に対してホイルベースが不足していたり、どこかチグハグさを感じさせるところがあった。リーマンショック以降、再び「質実剛健」路線へ舵を戻したVWの方針に沿って現行型の7世代目「パサート」は地味なフェィスへチェンジ。併せてエンジンも6代目のV6エンジン主体から、一気に1.4LのTSIエンジンをメインに据える変身を遂げた。しかし、コロコロと変わる商品展開に市場の反応は冷ややかであった。現行型の7世代目「パサート」はあまり街中で見かけないクルマである。私自身も、5世代目(B5.5型)パサートの最終モデルを所有した事もあり、元来「パサート」は大好きなクルマであるが、6/7世代のパサートを愛車に迎える事は無かった。それ故、8世代目の新型「パサート」は楽しみにしている。








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急転のクルマ選び〈続編〉 カテゴリ:その他(カテゴリ未設定) 2025/09/02 07:53:25 |
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