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2015年12月07日 イイね!

[マイナーチェンジ]トヨタ・クラウン 2.0L4気筒・直噴ターボエンジン搭載

[マイナーチェンジ]トヨタ・クラウン 2.0L4気筒・直噴ターボエンジン搭載随分古いニュースで恐縮だが、トヨタ「クラウン」のマイナーチェンジについて。現行型「クラウン」は14代目となり、登場は2012年12月だったから、早いもので既に3年が経過。発売当初はギョッとした「アスリート」のイナズマグリルもいつの間にか馴染んだ様だ。今回のマイナーチェンジは以前からの噂通り、「アスリート」に2.0L4気筒・直噴ターボエンジン(8AR-FTS型)を搭載し、ダウンサイジングの流れをキャッチアップしたことだろう。一方で保守派ユーザー向けの「ロイヤル」に新ユニットは搭載されず、従来通りV6-2.5Lエンジン(4GR-FSE型)が搭載される。この辺がトヨタ流の奥ゆかしさ。まぁ現行「ロイヤル」シリーズは伝統の3000ccエンジンを無くしただけでも冒険だったとトヨタは考えているのかも。個人的な「クラウン」らしさとは「ロイヤル」系に色濃く感じるものであり、そもそも「クラウン」のブランドイメージに「アスリート」のコンセプトは馴染まないと感じている。それ故、落ち着いた「ロイヤル」の顔でありながら、中身は最新のダウンサイジングターボエンジンを搭載したグレードこそが現時点で理想なのだが、実際に「クラウン」を購入する層にそんなマニアックな思考を持つ人は稀だろうね。一見、「クラウン」は保守的で変化を嫌うクルマにも見えるが、実際は割と新しい技術やコンセプトを巧みに取り込んで来たクルマ。だからこそ14世代も続くロングセラー商品になるんだろうね。逆にマルチシリンダーエンジンを嗜む方は「ロイヤル」か「マークX」辺りを急いで買った方が良い。今回は「アスリート」に限定したが、次のタイミングでV6-2.5Lエンジンが全廃されても不思議ではない。
少々昔話を。私がクルマに興味を持った頃、「クラウン」は8代目(130系)であり、世はバブル全盛の時代。1989年に「セルシオ」に先行してV8 4.0Lエンジン(1UZ-FE型)を与えられた「4000ロイヤルサルーンG」が話題だったモデル。周囲にも「クラウン」「レジェンド」「シーマ」「セドリック」..等の.国産高級車に乗っている家庭が結構あって羨ましかったな(笑)。当時の我が家はようやく「クルマ無し」を脱却し「大衆車」を購入。遅まきながら文明開化を迎えていた。あの頃のコンプレックスが後に爆発したんだろうな....。おっと話がそれた。その頃の「クラウン」は(私の勝手なイメージで)判りやすい高級車であり、成功の証であった。文字通り、「いつかはクラウン」だったと思う。時は流れ、現在の「クラウン」にそこまでの高揚感は無い。「トヨタ」より上に「レクサス」が登場し、上級セダンは輸入車が選択の中心になっていった。大げさな事を言えば、当時の「クラウン」は現在のメルセデスベンツ「Sクラス」位に存在感が有った気がする。それが今ではせいぜい「Cクラス」の車格だろう。(クラウンとCクラスを比べる事に意義はないが)でも、それは恐らく「クラウン」が下がったのではなく、周囲が勝手に上級移行していった結果なのかもしれない。もちろん「クラウン」も時代と共に変化を続け、独自のぺリメーターフレーム構造は一般的なモノコックとなり、格下のマークX系ともプラットホームを共有することとなるが、根っこの部分はあまり変わっていない様にも見える。そこが現在の「クラウン」の面白さであろう。
今回のMC後モデルからトヨタは「クラウン=日本」を強調し、日本市場のために最適化された高級車であることを前面にアピールしている。私にしてみれば、「クラウン」は現行型に限らず、ずっと昔から日本市場を見据え進化してきたクルマ。それこそが「クラウン」の存在意義でもあり、保守派ユーザーが支持する要因だと思っていた。むしろ、今頃になって「日本専用」を声高にトヨタがアピールしている事に違和感すら感じるのだが、それだけトヨタが危機感を感じているのだろう。「クラウン」購買層の平均年齢は上がり続け、現在の40・50代にとって「クラウン」はもはや絶対的な憧れのブランドではない。(そもそもクルマに憧れを感じているのかすら怪しい)「ミニバン」や「SUV」に慣れ親しんだ世代でもあり、ステップアップの到達点として「アルファード」へ行く事は有っても「クラウン」に向かうとは考えにくい。
私自身も40代を迎え、以前に比べ少し価値観の変化を感じている。時計で例えるなら派手な舶来ブランドよりも、国産で高品質な「グランドセイコー」が欲しいと思う様になった。「クラウン」も真剣に「日本専用」に徹し、それを商品力とするならば、もっと「日本専用」の部分に深みが欲しい。今回「アスリート」系に「ときの移り変わりを表す日本の色」として、有料オプションだが天空(ソラ)、茜色(アカネイロ)、紺碧(アオ)などの日本の伝統的な言葉や詩をもとにした名称を採用した「ジャパンカラーセレクションパッケージ」を+27万円~で設定したが、そういう小手先レベルの表現で終わっているのが正直惜しい。「日本専用」ならば、全長4895mm全幅1800mmという大柄なボディサイズもそろそろ見直しが必要かもしれない。高級感の表現にある程度のサイズが必要なのは判るが、日本の道路インフラにとって本当に使いやすいサイズや機能を究めて欲しいところ。一例として、MC後モデルにはトヨタが盛んにアピールしている衝突回避支援パッケージ「Toyota Safety Sense」が設定されていない。本来「クラウン」の購入層を考えれば、真っ先に全車標準装備されて当然の車種。高速道路の逆走やアクセルとブレーキの踏み間違えなど主に高齢ドライバーが引き起こす事故が多発しており、「クラウン」としてやるべき事は山積みである。決してトヨタを非難している訳ではない。むしろ大いに期待しているからこそ述べている。これが日産ならばとっくに日本市場を諦めているから、期待しても無駄な訳で、あえて話題にもしたくない。
過去色々なメーカーのクルマを乗り継いできたが、これまでトヨタ車を所有した経験がない。(国内メーカーではトヨタだけ)トヨタのお店へ行く事も少なく、縁遠さを感じているのも事実だが、もしトヨタ車をマイカーとするならば「クラウン」や「ランドクルーザー」を選ぶかもしれない。まぁどちらも私には時期尚早にも感じるが。MC後「クラウン」の内、2.0L4気筒・直噴ターボエンジン(8AR-FTS型)を搭載したモデルの価格は「2.0 アスリート-T」の388万円~「2.0 アスリートG-T」の533万円。是非一度、機会を見つけてテストしてみたい。


Posted at 2015/12/07 03:02:23 | コメント(1) | トラックバック(0) | クルマ | クルマ

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クルマとカメラが大好きで布袋寅泰の音楽を愛聴するヤツです。 随分と長いこと転勤で各地を転戦しましたが、ようやく地元北海道に戻ってきました。 マイカーはマツダ...
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