![[新グレード追加]ダイハツ「コペン GR SPORT」トヨタのお店でも販売開始 [新グレード追加]ダイハツ「コペン GR SPORT」トヨタのお店でも販売開始](https://cdn.snsimg.carview.co.jp/minkara/blog/000/043/389/684/43389684/p1m.jpg?ct=b123f55e4d1d)
ダイハツは軽オープンスポーツカー「コペン」の第4のモデルとなる「GR SPORT」を発売した。
2014年6月に発売した「ローブ」に加え、「エクスプレイ」「セロ」の3モデルをラインナップしており、今回発売する「GR SPORT」はそれらに続く第4のモデルとなる。
「GR SPORT」は、2019年1月に開催された東京オートサロン2019に出展したコンセプトモデルを商品化したもの。その名の通り、「GR」はトヨタのスポーツ系ブランドであるから、「コペン GR SPORT」はトヨタのお店でも取り扱いが開始となる。但し、トヨタで購入可能なのは「コペン GR SPORT」のみ。「ローブ」「エクスプレイ」「セロ」は従来同様にダイハツ店で販売される。
「コペン GR SPORT」の改良点は、「ボディ剛性の向上」として、アンダーボディにフロントブレース(補強材)の追加、センターブレースの形状変更等を実施したことで、ボディのねじれ剛性を高め、安定感あるフラットな乗り心地を実現した。
次に「足回りの最適化」。ばねとショックアブソーバーを最適化し刷新したサスペンションを開発。路面の入力に対し、しなやかに動いて追従し、路面との接地感向上を実現する一方、路面との接地感向上により、ステアリングの中立位置の明確さとクルマの動きの一体感が向上した。
「空力パーツの採用」は、車両側面に整流効果を持たせたフロント&リヤバンパーや、フロントバンパーエアアウトレット、床下スパッツを採用したことで、車両側面、下面の風の流れを整流化。「ローブ」と比較し、車体にかかる揚力を約10%抑制し、直進安定性や路面との接地性が向上した。
デザイン面については、「エクステリア」において、フロント、リヤともにブラックアウト化したランプをブラックラインで繋ぎ、水平基調の構成を強調。一体感のあるデザインでスポーツカーらしい「ワイド&ロー」を表現。
「インテリア」はスポーツカーとしての機能性を追求した専用アイテムや大人の上質感を演出する専用加飾として、「GR SPORT」専用のピアノブラック調加飾ドアグリップ/センタークラスター、カードキー、レカロシート、MOMO製革巻ステアリングホイール、自発光式3眼メーター等を採用した。
気になる価格(税込)は238.0万円(CVT)~243.5万円(5MT)。従来グレードの「COPEN Robe S」より30万円程度上乗せされた設定であるが、「GR SPORT」は専用のBBS製鍛造16インチアルミホイールが標準であるのに対し、「COPEN Robe S」は約20万円のメーカーOP設定であると考えれば、案外お安いかも。
個人的な好みを言えば、トヨタ「GR」系モデルの獅子舞フェイスはイマイチ好きじゃないが、判りやすいスポーティ系モデルの装いとして間違ってはいない。
軽自動車は税金・通行料・保険など色々お安く済むので、セカンドカーには最適。トヨタ販売店の圧倒的な販売力が「コペン GR SPORT」に発揮されれば、ここの所ずっと低調傾向だった「コペン」の販売が上向くかも。次期モデルを産み出すためにも頑張って欲しい。
ホンダは「S660」を期待に反して(もしくは予想通り)放置プレイをしており、改良が進んでいない。既にMR系のパワートレーンを採用する「バモス」「アクティバン」は生産終了。軽トラック「アクティトラック」も2021年に生産中止らしいから、残される「S660」の微々たる生産台数を考えると色々厳しいものがある。
初代「コペン」を所有していた経験から、FFベースの軽スポーツは走りだけでなく実用性も確保されており、日常用途から週末ドライブやスポーツ走行まで幅広く使えるセカンドカーとしてもう少し注目されても良い。
レンタカーやカーシェアリングのサブスク系サービスが浸透すれば、実用的な理由でのクルマ需要は萎むのだろうから、自動車メーカーは趣味でクルマを欲する層へのアプローチはもっと真剣に考えるべき。
スズキが「アルトワークス」のパワートレーンを使って「カプチーノ」を復活してくれると市場が盛り上がるのにね。軽自動車ではないが、マツダ「ロードスター」のベースモデル「S」が260.1万円(6MT/税込)で提供される事に対し、もう少し評価されても良い気がする。

Posted at 2019/10/22 21:20:11 | |
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