![[国内向けの販売終了]マツダ「MAZDA6」が4月で販売終了。 [国内向けの販売終了]マツダ「MAZDA6」が4月で販売終了。](https://cdn.snsimg.carview.co.jp/minkara/blog/000/047/486/256/47486256/p1m.jpg?ct=16d69befc6d5)
マツダはフラッグシップモデル「MAZDA6」の国内向けモデル生産を2024年4月に終了すると発表した。
「MAZDA6」は2002年に新たなブランドメッセージ「Zoom-Zoom」を掲げた新生マツダを象徴するモデルとして登場した「アテンザ」から改名したDセグモデル。(アテンザの前はカペラ)
現行モデルは
3代目「アテンザ」として2012年に第六世代と呼ばれる「鼓動デザイン」と「SKYACTIVテクノロジー」をフル採用して登場。その流麗なデザインと、2.2Lのディーゼルターボエンジンのパワフルな走りが注目を浴びた。
その後、2014年と2018年に内外装デザインを一新する大幅改良を実施。2019年には「アテンザ」からクローバルネームの「MAZDA6」へ改名。振り返れば、激動のモデルライフを全うしたとも言えるだろう。
残念ながら、セダン/ステーションワゴンの需要減は世界的な傾向。マツダの体力を考えれば、「MAZDA3」と「MAZDA6」のセダン2車種をラインナップし続けるのは困難だったのだろう。個人的には「MAZDA3」のセダンを廃止し、フラッグシップの「MAZDA6」をフルモデルチェンジすべきでは??と思わないでもないが、まぁ時すでに遅し。
惜しいのは、2022年12月に「MAZDA6」の改良とともに、アテンザ~MAZDA6の誕生20周年記念車「MAZDA6 20th Anniversary Edition」を追加しているが、コレを「ファイナルモデル」として販売したらもっと売れたんじゃないかと。
思い返せば、初代「アテンザ」は、バブル崩壊以降、ずっと低空飛行を続けていたマツダが「Zoom-Zoom」を掲げ、「走りが楽しくないクルマは作らない」と高らかに宣言したモデルだった。
↓の動画は当時頻繁に流れていたものだが、コレを初めて見たとき不覚にも泣いてしまった(笑)。それくらい私にはインパクトがあった。
↓初代アテンザ開発主査 金井氏の 志は「最高で超一流、最低でも一流」は有名。

マツダは初代「アテンザ」以降、「RX-8」やファミリア改め「アクセラ」、「デミオ」等のヒットが続き息を吹き返し、フォードから経営権を取り戻すことにも成功。そして2012年「SKYACTIVテクノロジー」によって全てのハードウェアを一新した「CX-5」/「アテンザ」以降の快進撃は記憶に新しいところ。
最近では「CX-60」に代表される「ラージ商品群」と呼ぶ縦置き型プラットフォームを採用するモデルが登場。北米を中心にヒットしており、マツダは過去最高益を更新する勢い。まぁそうなると、長年マツダのフラッグシップを務めてきた「アテンザ/MAZDA6」もそろそろご勇退...という時期なのかもね。
個人的には、初代「アテンザ」の頃からずっと「アテンザクーペ」が発売されたら絶対に買う!!と待っていたが、ついぞその日は来なかった。国産車ではもっともクーペが似合うクルマだったと思うだけに残念ではあるが、まぁそんなに台数が出るとは思えないから仕方なし。
随分昔の話だが、「アテンザ」の前身である「カペラ」には一時期クーペモデルである「カペラC2」というのが有りましたね。全く売れてなかったけど、私は子供ながらに結構好きだったんですよね....。
とにかく残念ですが「アテンザ/MAZDA6」にはお疲れ様と言いたい。
次のマツダ渾身のフラッグシップモデルの登場にも期待したい。(当面はCX-60/80なんだろうけど。)
↓2012年に登場した「アテンザ」の初期モデル

↓2014年に実施した大幅改良モデル

↓「MAZDA6」のワゴン。

↓「MAZDA6」のインテリア。

↓5代目カペラ。セダン・5ドアHB(CG)・カーゴ(ワゴン)・クーペ(C2)が有った。

↓2代目アテンザ。このモデルは影が薄いですね。

Posted at 2024/01/21 18:23:53 | |
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