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2023年01月04日 イイね!

[謹賀新年2023]あけましておめでとうございます

[謹賀新年2023]あけましておめでとうございますあけましておめでとうございます。
当ブログも随分と長いこと書き綴ってきました。ちょっと振り返ってみると、当初はエキサイトブログを利用し2004年3月にスタート。当時はVW「ニュービートル・カブリオレ」に乗っていました。
その後、2008年7月にみんからへ移行。あと数ヶ月でトータルで19年目に突入します。書き始めたときはまだ20代だったが、気がつけば40代も後半戦。ホント月日の経過は早いなぁと驚くばかりです。
幼少期からのクルマバカを飽きもせず続けていますが、最近になって「この先、いつまで好きなクルマに乗れるだろうか...」と考えるようになりました。自分の健康・体力的な問題もあるでしょう。その他にも、EV化が進むことでクルマが個人で所有する存在(愛車)から、地域でシェアする公共の移動手段へと変わっていくかもしれません。更に言えば、日本の競争力低下によってクルマを個人で所有することが一部の裕福層にしか出来ない贅沢品になるかもしれない。
まぁ少し大袈裟な気もしますが、最近の世相を見ていると、何が起きても不思議ではないな...と思う訳です。
自身も50歳が近づくと、サラリーマンの行く先が見えてくるタイミング。若い頃お世話になった先輩達がどんどん定年退職し職場から去っていくのを目の当たりにすると、老後の準備(笑)もいよいよ真剣に着手する時期に差し掛かったな...と思うことも有り。なんにしてもクルマバカで邁進出来る時間はそう長くはないのは確かでしょうね。
そう考えると、やはり後々になって後悔のないカーライフを送りたい。漠然とそう思うわけですが、何をもって「後悔がない」と判断するか。それも難しい問題ですね。
より高価で高級なクルマを沢山買って乗ればOKなのかといえば、それは違う。やはり自分が「これが好きで乗っている」と心底感じる事なんでしょうね。自分だけには嘘をつけません。なんかまとまりのない文章になってしまいましたが、そんな事を考える年末年始でした。
風の噂(?)では、契約してから随分と待たされているスズキ「ジムニーシエラ」に動きがあり、ようやく生産順番が回って来そうだとのこと。この調子で行けば、最も積雪が多く道路が凸凹になって新車の納車には最悪(笑)のタイミングになりそうな予感。(とは言え、ジムニーの実力を試すには最適なのか...?)
「ジムニーシエラ」納車と同時に入替えとなるトヨタ「ライズ」の売却も進めていくことになりそう。
抽選に応募しているトヨタ「GRカローラ」の結果も来週末には判明するようだから、ソレ次第では色々走り回ることになりそう。
今年も好きなクルマと戯れているうちに終わっていくことになりそうです。
今回は(↓)で2022年に3台のマイカーを撮影した写真をダイジェスト版として掲載しました。なにせ身体は1つしかないので、マイカーを3台並べて撮影することが出来ないのが残念。駐車場も分散しているからどうにもなりません。都市部でマイカーを複数台所有する大きな課題です。
そうなると、半年間は雪に閉ざされる北海道ですから、春~秋の天気が良い日は満遍なく各マイカーの撮影をすべく走り回っています。私がクルマを走らせた距離の大半は撮影に費やしている気がしますね~(^o^)。
皆様にとっても良い年になりますよう。今後ともよろしくお願い致します


Posted at 2023/01/04 23:48:24 | コメント(1) | トラックバック(0) | クルマ | クルマ
2022年12月29日 イイね!

[試乗インプレッション]トヨタ「アクア」HYBRID "Z"(E-Four)仕事と乗り納め

[試乗インプレッション]トヨタ「アクア」HYBRID "Z"(E-Four)仕事と乗り納め早いもので2022年もまもなく終了。歳を取ると時間の経過が早くなるというが、もしかしたら、それは本当なのかもしれない。
仕事納めに加えレンタカーの乗り納めという事で、今回レポートするのはトヨタ「アクア」。レンタカーで「ヤリス」は頻繁に乗っているが、新型「アクア」が割り当てられたのは初めて。
以前のチャンネル制だったトヨタ販売網では「ヴィッツ」と「アクア」を作り分ける事に一定の意義は有ったと思うが、現在は全車種併売となり、同セグメントの「ヤリス」と「アクア」を店頭でどう売り分けるのか勝手に心配しているのだが、まぁ消費者目線で言えば選択肢は多いほうが良いのかも。
2021年7月にフルモデルチェンジを受け、2代目へと進化したトヨタ「アクア」だが、正直初代モデルのような大ヒット作とはなっていないようだ。
近年のトヨタ車の中でも際立って駄作だった先代「ヴィッツ」から「ヤリス」への変貌はあまりにも衝撃的だったのに対し、「アクア」のモデルチェンジはちょっとインパクトが薄かったのは否めない。
更に言えば、「ヤリス」は「ヤリスクロス」と「GRヤリス」が派生モデルとしてあるから、余計に「アクア」は日陰の存在になっているように思う。個人的に「アクア」はホンダ「フィット」の様に、もう少しユーティリティーを追求した方が「ヤリス」と差別化出来たような気がするのが惜しい。残念ながら「アクア」に3代目は無いかもしれないね。
今回テストした「アクア」はトップグレードの"Z"(E-Four)。更にトヨタチームメイト・アドバンストパークやブラインドスポットモニターに加え、合成皮革パッケージも装着され、謎のフルオプション仕様だった。ボディ色も癖の強い"ブラスゴールドメタリック"でリセールの悪そう(笑)な個体だ。
トヨタ公式ページで見積りシミュレーションをしてみると乗り出し価格はざっと300万円弱。なるほど...思っていたよりも高価格車両である。
結論から言ってしまえば、最近色々なトヨタ車をレンタカーで乗っている中で「アクア」の印象はイマイチだった。
日常のアシとして乗るなら「ヤリス」の方がスッキリとしていて好みだったし、「ヤリス」よりも少し上級な乗り味を「アクア」に求めるならば、断然「カローラ」を選んだほうがイイモノ感がある。(その上、あまり価格が変わらないという意味では「カローラ」がお買い得だと思う)
「アクア」の良いところは、「ヤリス」と比べて穏やかな乗り心地と、若干静粛性に優れるところ。そしてトヨタ自慢のバイポーラ型ニッケル水素電池を搭載したことで、EV走行可能な領域が若干拡大され、モーターのレスポンスも速くなったように感じるところ。
「ヤリス」は私のようなクルマ好きはともかく、一般的なユーザーにはもう少し穏やかな足回りのほうが良いのでは??と思っていたが、「アクア」に乗って意図的な作り分けがされているのだと確信した。まぁこれは好みの問題なのかもしれない。
「ヤリス」は静粛性が課題(特にロードノイズ)だが、「アクア」は少し改善された印象を受けた。とは言え、「静か」「静寂」なんていう言葉を使う気にはなれない程度。最近のトヨタ車は何故か静粛性がイマイチ。Youtube動画では新型「プリウス」の静粛性がかなり上がったとレポートされているから、次世代モデルに期待だろうか。
「アクア」のイマイチポイントは、まず乗り込んで直ぐに感じる大きく倒れ込んだAピラーの圧迫感と、フロントの見切りが悪くボンネットが全く見えないこと。更に、キックアップするボディのサイドデザインの影響で、斜め後方の視界が悪い。個人的には、この時点でマイカー候補としては脱落だ。
そして「アクア」の最も気になるポイントはインパネから生える「エレクトロシフトマチック」の操作性の悪さ。近年高齢ドライバーを中心に誤操作による事故が多発しているが、「エレクトロシフトマチック」もその要因になりそうな気がした。「ヤリス」は一般的なフロアシフトなだけに、トヨタ車で統一した操作性を考える時期だろう。足踏み式のパーキングブレーキもイマイチ。モデルの性格を考えるならば電動パーキングブレーキを採用すべきだった。
唯一「エレクトロシフトマチック」の恩恵として、トヨタチームメイト・アドバンストパークの自動車庫入れ機能は圧巻だった。スイッチを入れ駐車スペースを指定すれば、あとは全自動で前後移動も含め駐車が完了するのは驚いた。
個人的には、もう少しインテリアの質感にはこだわるべきだったと思う。インパネは目障りで無駄なラインが多くてスッキリしない。逆にドアトリムは無愛想なハードプラでガッカリ。
最後に雪道の走行インプレッションを。
今年の札幌は12月からまとまった積雪量があり、郊外路は圧雪路面となっていたが、E-Fourのお陰で雪道の走行は安定していた。毎度思うが、電動パワートレーンは雪道が得意だと思う。低出力なリヤモーターと馬鹿に出来ない能力を発揮しており、低ミュー路でも涼しげに発進していくのは流石。また「Power+」モードを選択すると「快感ペダル」と呼ぶ弱めのワンペダルドライブモードになるが、雪道で気を遣う減速も適切・適度に得られるため、ブレーキングで姿勢を崩すことが少ない。降雪地域の方はE-Fourを選んで損はないだろう。
ボディやステアリング周辺の剛性感は高く、常にどこかがブルブルしていた先代「アクア」とは隔世の感あり。ブレーキのフィーリングも違和感はない。
ハイブリッドのシステム最高出力は116PSで、取り立てて不足を感じることはない。但し、日産「ノート」のe-powerと比較すると、線の細さとノイズからヒト世代前の印象を受けてしまうのも事実だろう。
燃費を含めた効率は確実にトヨタ方式に軍配が上がるのだが、ドライバーの感じるフィーリングの部分(斬新・新鮮・パワフル・好レスポンス...は)ホンダ・日産の後塵を拝しているのがTHSIIの現在地だろう。
残念ながら、私の評価では中途半端な印象に留まった「アクア」だが、欧州風味の「ヤリス」より昔ながらのトヨタイズムを感じさせる「アクア」を好む方が居ることは何ら不思議ではない。やはり選択肢があることを喜ぶべきだろう。



↓ヤリス(2022年2月に試乗した個体)
Posted at 2022/12/29 00:09:09 | コメント(1) | トラックバック(0) | 試乗インプレッション | クルマ
2022年12月17日 イイね!

[抽選エントリー完了]トヨタ「GRカローラ」"RZ" 当選しますように... 

[抽選エントリー完了]トヨタ「GRカローラ」"RZ" 当選しますように... トヨタ「GRカローラ」の抽選(正式には商談申込抽選)にエントリーしました。
抽選の結果は来年1月13日に発表されるので、それまでは悶々としつつ年越しをすることになりそう(笑)。
「GRカローラ」の詳しいスペックは公式HPをチェックして頂くとして、「GRカローラ」の発売が公表された6月1日時点では、「GRカローラ RZ」は本年秋頃から全国のトヨタ車両販売店を通じて発売を開始し、「GRカローラ モリゾウエディション」は本年冬頃から全国のGR Garageにおいて台数限定で発売を予定。予約抽選は秋頃から受付を開始する予定とアナウンスしていた。
しかし、新型コロナウイルス感染拡大や半導体不足の影響により、「GRカローラ RZ」も、まずは500台の抽選販売となった。
とはいえ、今後生産状況を見ながら追加販売を検討すると注釈がついているから、投機目的で「GRカローラ RZ」の抽選にエントリーした方は辞退したほうが良いと思うけどね...。
最近トヨタ車の長納期問題はかなり深刻な状態となっており、販売の現場でも随分苦労しているようだ。営業担当者は契約ではなく、登録ベースで成績にカウントされるのも気の毒。「ハリアー」のオーダーカットも記憶に新しいところ。早く正常化して欲しいね。
話題を戻し。今回私は「GRカローラ RZ」のみに抽選エントリーを済ませ、「モリゾウエディション」は見送った。理由として「モリゾウエディション」は何故かリヤワイパーを取り外しているから。
些細な事と思うかもしれないが、冬季も乗れるスポーツモデルを探している私にとっては結構大きな問題で、ベチャベチャの雪道を走る事を考慮すると、ハッチバックボディにリヤワイパーは必須装備。
「モリゾウエディション」は「RZ」よりも30kg軽量化した1440kgだが、「2シーター化をはじめとする徹底した軽量化」の中にリヤワイパーレスも含まれてしまったのは残念だった。
まぁ普段使いする実用モデルとして715万円の「モリゾウエディション」は勿体無いというか、ちょっと予算オーバーなのも否定はしない。なので今回は525万円の「RZ」一本で抽選結果を待つ。
さて。SNS上では「GRカローラ」の価格が高いと嘆く方が結構居るようだが、先行した「GRヤリス」のRZ“High performance”が456万円~であることを考えれば、何も驚くことはあるまい。
ホンダ「シビックTypeR」が499.7万円でメーカーオプションも無いフル装備だと考えると「GRカローラ」は若干高く感じるかもしれないが、駆動方式の違いを考慮すればもはや誤差の範疇。
恐らく「カローラ」のイメージからすれば500万円オーバーの価格帯が高いと感じるのは多少の共感はするところだが、いつまでもそこに囚われているのは「昔は良かった」とハブル期の武勇伝を昨日のことのように振り返る老害おじさんみたいなものだ。
純ガソリンのスポーツモデルが楽しめるのはあと僅かですから、欲しい人は多少背伸びしてでも買っておかないと後悔しますよ。クルマ趣味とは身銭を切って買ってこそ楽しめるもの。買わない人は文句を言うべきではない。
本当ならば、マツダがこういう楽しそうなクルマを出してくれるならばソレを買いたいのだが、当面は大型SUVに特化する方針なのが残念。鳴り物入りで登場した「SKYACTIV-X」も最近は新たな話題提供もなく、寂しい限り。まぁマツダには大型SUVで儲けて貰わないと次がないですからね。
さてさて。今年の初詣は念入りにお願いをして、「GRカローラ」の抽選結果が出るのを待ちたいと思う。当選すれば、「ロードスターRF」と「GRカローラ」の継投で年中スポーツモデルを楽しめる体制が出来るから楽しみです。




Posted at 2022/12/17 23:46:05 | コメント(0) | トラックバック(0) | クルマ購入記 | クルマ
2022年11月30日 イイね!

[今年も無事に冬眠開始]マツダ・ロードスターRF 30周年記念車

[今年も無事に冬眠開始]マツダ・ロードスターRF 30周年記念車我がマツダ「ロードスターRF」が今年も無事に(?)冬眠入り。
今シーズンの走行距離は約2600kmと伸び悩んだのが残念ですが、まぁ仕方がない。
今年は納車されて3年が経過。晴れて初回車検を迎えました。以前も書いたが、これがお恥ずかしながら人生初車検となった。
正直言えば、「ロードスターRF」も購入当初は車検迄には手放す予定でいたが、その時期が来てみると、まだ全然乗れていない気がした。
まぁ年間の半分はガレージの中でバッテリーを外し冬眠しているから、そういう感覚になっても不思議ではない。マイカーをガレージ内で冬眠させるのもこのクルマが初の経験だ。
それにしても今年はあっと言う間に冬が来たな...と感じている。コロナ禍からの回復という恩恵も有り、本業が急に忙しくなったのもある。特に夏の間は帯広を中心に十勝エリアへの長期出帳が入ったこともあり、ホテル暮らし+レンタカー生活を経験。まぁ毎日色々なレンタカーを乗れたのは良い経験。
さらに言えば、今年は体調を崩して人生初の入院を経験(しかも二度...)。確かに気付けば40代も後半戦。マイカーだけでなく、自身のメンテナンスも気を使うべき年齢である。
情けない話だが、病院のベッドの上で、もう好きなクルマにも乗れなくなるのかな...としんみりしていた。お陰様で、当面その心配は無いようだから、ネジを巻き直して色々なクルマに乗っておかないと人生後悔するね。
私は冬季間になると行動範囲が狭くなり、元来のオタク気質というか、インドア生活になる。
思い返せば、週末は早朝から早起きしてドライブへ出かけ、景色の良いところでマイカーを撮影するのが恒例になったのは「ロードスターRF」が納車されてからのもの。このクルマで生活スタイルも変わったのかと思うと、やはり「ロードスター」には不思議な魅力があるのだと思う。
若い頃から何度もロードスターを買おうとしたが、何故か途中で候補から落ちていたクルマ。恐らく、以前の自分であれば刺激が足りないと感じ、短期に売却してしまったかもしれない。
遅まきながらもこの年齢になって、色々なクルマを経験したことで「ロードスター」の魅力やキャラクターが沁みるようになったんだろうな。
今年は「ロードスターRF」でロングドライブも出来ず、札幌近郊をドライブして終わってしまったが、来年はじっくりと旅に出たい。まだ未経験のフェリーで本州を目指すのも面白い。この冬はじっくりとプランニングを進めるとしよう。
そういえば、12/2にトヨタ「GRカローラ」の抽選申込が始まるようですね。きっと相当な倍率になりそうですが、冬も乗れるスポーツモデルを探しているので、私も抽選に参加する予定。当選の暁には、「ロードスターRF」と並べて撮影をしたいと思っております。(ロードスターは売りませんよ)
来年は「GRカローラ」とは別に"楽しい"クルマの納車予定もあって忙しくなりそう。病院でしんみり寝込んでいる暇なんて無いと自分に鞭をビシビシ打っております。



↓先日札幌でもGRカローラの先行展示があり、早速視察に(^o^)。
Posted at 2022/11/30 23:09:22 | コメント(1) | トラックバック(0) | ロードスターRF_30th記念車 | ニュース
2022年11月06日 イイね!

[試乗インプレッション]トヨタ「カローラツーリング」HYBRID W×B 本気撮影

[試乗インプレッション]トヨタ「カローラツーリング」HYBRID W×B 本気撮影2022年もいよいよ後半戦。今年の総括をするにはまだ早いが、2022年に色々と試乗車やレンタカーを乗った中で、今のところ一番印象に残っているのはトヨタ「カローラツーリング」。
長年当ブログを読んで頂いている方はお気づきだろうが、昨年あたりからトヨタ車のインプレッションが急増している。その要因として、トヨタ車がレンタカーとして割り当てられるようになったからだろうか。
以前は「マツダ車」をお目当てに、「タイムズカー」を利用していたのだが、大人の事情(笑)で「タイムズカー」が利用出来なくなった。
現在は「日産レンタカー」もしくは「トヨタレンタリース」。それに加え札幌近隣の移動には「トヨタシェア」をメインに利用している。
マイカーのトヨタ「ライズ」も、昨春にレンタカーで乗った印象が良く購入しているから、こういう出会い方もあるのだろう。「ライズ」のご縁でトヨタ販売店の試乗車に乗せて頂ける機会も増えた。元々トヨタは車種数が多いので、トヨタ車のインプレッションが増えるのは当然ということか。
さて。今回のトヨタ「カローラツーリング」は、今年の6月に一度レンタカーで乗っているが、事前の期待値に対して、乗った印象がかなり良かったので、再度じっくりと乗りたいと思っていた。
今回は「カローラツーリング」をピークを迎えている紅葉撮影に駆り出し、私的評価コースに加え、定番ドライブルートの支笏湖まで足を伸ばし、じっくりと評価検証をすることが出来たので書いておきたい。
本年10月にカローラシリーズは一部改良を受けており、外観やパワートレーンに変更が入っている。今回のテスト車両は改良前のモデルとなる。
改めて「カローラツーリング」と対面すると、やはり日本市場専用にナロー化した全幅1745mmのボディは絶妙なサイズ感だと思う。昨今のCセグは1800mmオーバーも珍しくない。最小回転半径も5.0~5.3mに留まるから、実用車としては申し分ない。反面、後席のレッグルームは少し狭いような印象が有るが、もはやこのクルマで後席を常に使う用途はあるまい。
個人的に、「カローラツーリング」のデサインは近年のトヨタデザインでも傑作だと思う。今でも街で見かけるとオッと目で追う位のインパクトと鮮度は保たれている。少なくとも、過去のカローラシリーズにこういう経験はない。
今回はテストドライブに加え、撮影にも時間をかけてみた。幾多のクルマがある中、写欲の沸かないクルマというのも結構あるものだが、「カローラツーリング」は良く考えられたデザインだと思う。撮影する方もつい真剣になってしまう。
「カローラツーリング」で走り出しても、「ヤリス」「アクア」とは明確に違う「イイモノ感」をしっかりと感じられるのは大したものだ。
特に落ち着きのある乗り味はBセグでは味わえないもの。贅沢を言えば、もう少しロードノイズを抑えられると更に満足度は高まりそう。先日の一部改良で対策が進んでいれば良いのだが。
今回のテスト車は4WD(E-Four)なので、後輪に低出力モーター(7.2ps)を搭載し、HVバッテリーはニッケル水素を積む仕様だから、正直グイグイと後輪が積極的に作動しているような実感はない。また、最新世代のトヨタHV車が採用するリチウムイオンもしくはバイポーラ型のバッテリー搭載車と比較すると、EV走行範囲が狭いのは否めない。
先日テストした新型「シエンタ」もニッケル水素バッテリーを搭載するせいで、EV走行範囲が狭く、常にガーガーとしたエンジンノイズが鬱陶しく印象が悪かったのに対し、「カローラツーリング」はエンジンが主体で、モーターは加勢する役割だとすんなり腹に落ちた。やはりエンジンの違い(3→4気筒)や根本的な静音・振動対策の違いだろうか。
嬉しいことに、今回の一部改良でハイブリッド車は、全ての電動モジュールを刷新した1.8Lハイブリッドシステムを採用。モーター性能の向上他、4WD(E-Four)のバッテリーもリチウムイオン化を果たしている。おそらく走りの印象も大きく向上したと推察している。是非乗ってみたい。
今回「カローラツーリング」で私的評価コースや支笏湖へ向かう峠道を走らせていて感じたこととして、まずドライブモードセレクトを「SPORT」にすると、ステアリング特性も変化し、少し重めのセッティングになるのが良かった。当然パワートレーンもモーターのレスポンスが向上するのに加え、エンジンが高回転域をキープして積極的に走ろうとするのは面白い。
また、ACA(Active Cornering Assist)やばね上制振制御が効いているのか、ワインディング走行のコーナリングでは綺麗にスパーンと曲がっていくのはちょっとした驚きのレベル。更に不快なピッチングが抑えられているから、「カローラ」の名称から連想する走りとはもはや別世界。これはもっと評価されても良いのではないかと思う。
一方で、パドルシフトやシフトレバーでのシーケンシャル操作が不可なのは惜しい。「B」レンジで多少強めの減速感は得られるが、物足りなさを感じた。また峠の下りでバッテリーの回生充電がMAXになると突然エンジンブレーキが「グワーン」と発生するのは驚いたが当然か。
個人的にマイカーは走りの楽しさを最重要視して選定しているため、未だHV車を選択したことはないのだが、そろそろ電動モーター付きのクルマを選ぶべき時期に来ていると感じている。その際は「カローラツーリング」も候補になりそう。
もしかしたら、今後はトヨタ車がマイカーになる頻度が高くなるかもしれませんね。数年前では全く考えられなかった事態ですが、それもまた面白いなと。商品が変われば評価も変わる。そういう柔軟性は持っていたいですね。




Posted at 2022/11/06 00:12:53 | コメント(0) | トラックバック(0) | 試乗インプレッション | クルマ

プロフィール

「@(ご) 下取価格って愛車の通信簿みたいなものなので、低い評価をされると買い換える気が失せますね。更に言えば自社銘柄の価格提示としては低過ぎて残念です。私もヤフオク売却経験有ります(^o^)。」
何シテル?   06/21 23:22
クルマとカメラが大好きで布袋寅泰の音楽を愛聴するヤツです。 随分と長いこと転勤で各地を転戦しましたが、ようやく地元北海道に戻ってきました。 マイカーはマツダ...
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