ロールスロイス・シルバーシャドウ

高級過ぎてマイナーになり、反ってリセールバリューが低いんですかね。
昔よっちゃんイカ（駄菓子）の会社の社長がロールスのドアに大きく”よっちゃんいか”と書いて乗ってたんですが、ロールスロイス（というかコーンズ）が慌てて買い戻したって話聞きました。

＞反ってリセールバリューが低いんですかね

いや全くその通りだと思います。
少しカネを握っていても（おいそれ）とは手が出ない。
中古でロールスを買っても見栄など張れないし・・・。
しかも機械としてみた場合、圧倒的にゲルマン車の方が上でしょう。

数年前地元の店で、そう古くないベントレーが298万円で出てました。新車の値段考えたらバカ安でした。

でも僕は尊敬してますよ。

＞慌てて買い戻したって話聞きました。

うん、「さもありなん」って気もします。
反面、相手が石油王だろうと奴隷商人だろうと「売っちゃう」みたいな（笑

ロールスが似合う人って・・・
日本にいないように思うのは
σ(^_^)だけでしょうか？

そうかも知れません。

が、ずい分前に笑福亭 仁鶴師匠は古いRRに乗っており本人曰く・・・
「周囲からは『アホか？お前』と言われたが、僕はこの一台を愛し続ける」
と言う様なコメントを読んだ事があります。

そんな点で、お笑いと言えども（仁鶴って人はなかなか やな）と思ったものです。

色も年式もマルサの女に使われた映画監督、伊丹十三氏の所有だった、初期型シルヴァーシャドーに似ていますね〜。残念な事にラジエータの上のマスコット、通称スピリット・オブ・エクスタシーがありません。この羽根を伸ばすような女性のモデルはエレノア・ソーントンと言って戦前ロールスロイス社の重役のロード（貴族）・モンタギューの秘書だった人なんですが、公然の恋中の二人、モンタギュー氏と一緒に第一次世界大戦でインドに派遣される際、二人の乗った船がドイツ軍に撃沈され、モンタギュー氏は助かりますがエレノアは船と共に地中海に沈み結局は発見されなかったとか。

一昔前まで世界中で一番ロールスロイスの人口密度が高かったのが香港で、そこらじゅうにシルヴァーシャドーが走り回っていたんですが、ある時期を越えてパタットそれらが見かけなくなり、また、英国の名残りが一つ、少なくなって寂しい限りです。

＞通称スピリット・オブ・エクスタシーがありません

そうなんですよ！
過去に聞いた話ですが、ひとつ70万円とか何とか・・・。

＞エレノアは船と共に地中海に沈み

哀しいエピソードですね。
関係者がモデルだと聞いた（読んだ）覚えはあったんですけど・・・。

＞密度が高かったのが香港

ふ～ん、そうだったんですか
土地が狭いのは解るんですが、それ以上にアジア経済の中心だったって事でしょうか。

子供の頃、グリコのオマケ的な貧相な玩具などによく

"Made in HongKong"

と書かれていたのを、思い出します。