
前ブログの続き・・・
当時 社会問題化していた暴走族、その対策と言う名目で大幅に改正された道交法・・・それと歩調を合わせるように保安基準にも同様の傾向が見られる。
MF誌は暴走族と暴走族仕様と言われるような『改造』を非としながらも・・・
『保安基準はあくまで合理性と科学的裏付けに支えられていなければならぬ。』
ものであり
『時の御都合主義に左右されていいはずがない。』
そして
『モラルを含めてモータリゼーションに関しては、欧米にくらべいまだに後進国的立場に日本があるからといって、禁止、禁止といっていたのでは正常な発展の芽さえつんでしまう結果になりかねない。』
と述べています。
ナンバープレートについて:
『ノーズ部分にステッカーが・・・』 ありましたよね~、特に欧州車で。クルマのスタイルに柔軟に対応してくれてたんですねぇ、ところが日本は何が何でもあの板じゃないとイカんみたいで・・・。
画像はW116っぽいです^^
スペースセイバー・タイヤについて:
テンパータイヤが出て来たのっていつ頃だったでしょ?
当時のアメリカ車にはイラストのような『インフレーター・タイヤ』(付属のガスを注入して膨らむ)が既に装備されていました。
ラップラウンド・テールランプについて:
『ポルシェ・ベンツの(中略)認可がためらわれた』とありますが、この件は前ブログの本文でも述べられています。すなわち
『アメリカ車でも
スカイホークをはじめとする
モンツァ系や
AMCペ-サー等に採用・・・』 と。
これには異論ありです、ベンツやポルシェのフェンダーに回り込んだ部分はあくまでターンシグナルであり、運輸省が認可をためらう とは思えない(事実そのまんま輸入されてたし)。
それよりもモンツァ系やAMCペーサー等はあくまで尾灯でしたし、我が愛車であった
カマロはサイドに回り込んだレンズ部分にはテープが貼られランプとしての機能を潰されてました。また他のアメリカ車もリヤフェンダーのリフレクターがただの反射板に変えられている例(まるでユーノス・ロードスターのように!)が多数あったのです(
全幅点灯ももちろん許されていなかった・怒)。
90年代になってトランザム(正規モノ)などリヤフェンダーのリフレクターがちゃんと点灯していた例も見受けられました。
なので運輸省が認可をためらっていたのは、アメリカ車のラップラウンド・テールランプだった筈です!
改造例イラストの下、本文にもご注目を・・・
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Posted at
2011/12/24 07:15:45