KDR30(2)

♪ふ～るいア～ルバムを♪めくってたらこんなのが出てきました。P系ディーラーの工場内で撮ったものです。納車間近のワックスが塗られた新車の鉄火面と、、、その横にはアノS54Bが！！いすゞベレットと並んで日本のGTの元祖、スカイライン神話の第一歩はコレから始まったんですよね。KDR30はターボＣが出る前だったと思いますので、NAかTurboか判りません。鉄火面ってホント怖い顔してますね、まるで眉毛をそった志賀 勝の様です（笑）。新旧のエースが偶然にも2ショットしてたのでシャッターを切りました。当時をいろいろ思い出してみると、、、、
R30系ってR381のイメージをそのシルエットに生かしたと言ってましたし、C10系の様にキャビンを小さく見せるとか、インパネも非常に質素な、これまたレーシングカーのコクピットをデザインに取り入れたとかで、世間の豪華・高級志向に背を向けたデザインコンセプトでした。 ところが、まずかったのはその材料の選定と組み付け方法だったと思います。外観ではウェストモール（サイドのFからRへかけてだんだん太くなる黒い帯状のモール）やドリップモール（雨とい）の「たて付け」の悪さ、内装ではダッシュパッドの変質や安っぽいドアトリム等、トヨタが作ってたら同じデザインでも質感が違ってただろうと思います。質素な方向に振りすぎた反省か、R31では豪華・高級志向になり4HTが出たりして売れない兄弟（ローレル）と共に当時快進撃を続けてたマークⅡのケツを追ったのです。幅広い年齢層に凄い支持を受け、展示会は大入り・グッズも大人気、、、そんな光景が見られたのもこのR30が最期だったかと。が、スカイライン こんな独特のカリスマ性を持った国産車は他にありません。