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2012年04月28日

MF誌 '79/6号 Xカー群団デビュー 2

MF誌 '79/6号 Xカー群団デビュー 2 70年代中頃までは7L級のV8エンジンを積んだ全長5.6~5.8mの巨竜が闊歩していたアメリカ。
しかしオイルショック以後、経済的でキビキビ走る欧州車や日本車に次々とシェアを奪われて行ったんですね。
もちろんその間には、フルサイズや中型は縮小され その下にコンパクトやサブコンパクトあるいはスモールなどとと呼ばれる新サイズのアメリカ車が登場したんですが、それらはほぼFR駆動の旧態依然とした単なる縮小版に過ぎなかった・・・。

そして、本格的な新時代のアメリカ車の象徴として、まさに「鳴り物入り」で登場したのがこのGMの放ったX-Car だったのです。
世界的にも、そのインパクトの強さ・注目度はかなり大きく、MF誌のこの号ではカラーで11ページを割くと言うチカラの入れようです。
4兄弟の内のシボレー/ポンティアック/オールズモビルに関してはお馴染みボブ・ホール氏が、ビュイック版とメカニズム解説はやはりお馴染み、僕の敬愛する山口 京一氏がレポートします。

先ずは開発の中心となったシボレー部門のサイテーション。旧型は長らくノーバというネーミングで親しまれましたね。






それにしてもこんなルーミーな5HBはイヤですねぇ~(僕としてはよほど旧ノーバのほうが好きだ・サルーンに光を!クーペに華を!リモに敬意を! ・笑)

トップ画像上の2ドア2種、ノッチバックとハッチバック・・・いずれも貧相極まりないのですが、ノッチバックにはエレガントな、ハッチバックにはスポーティな衣装を着せられてます。そして日差しに輝くサッシュなどやはりアメリカ車そのものを感じます。

ボブ・ホール氏はこのサイテーションを「バッジを変えればルノーに変身」なんて表現するほど高評価を与えています。

ポンティアック・・・


同じようなルックスを持つインターミディエイト、オールズ・カトラスとビュイック・センチュリーの売れ行きは低調・・・と書かれていますが当然と言えば当然、ちょっと前までは巨大で豪華で大げさなクルマだったんだもの。アメリカ人の好みはそう簡単には変わらないでしょう。
ただしこれらファストバックもすべてクラシカルルックの復刻であるとすれば、ビルミッチェル師からチャック・ジョーダン氏へと続く偉大なるGMデザインの真意は、一般大衆からの理解・支持が得られなかったと言う事になります(僕も この方に指摘されるまでは分からなかった。)








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Posted at 2012/04/28 07:28:24

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この記事へのコメント

2012年4月29日 18:27
30年経って思うのですが、当時鳴り物入りで登場したXカーでしたが、GM首脳の頭の中にはフルサイズ至上主義の思想が地下水脈のように流れていたのではないでしょうか。
時代は変わってもはや旧来のフルサイズの時代ではないと理屈ではわかっていても、昔の甘い夢はそう簡単に忘れられるものでもないように。
ちょうど真珠湾の奇襲攻撃で一夜にして大艦巨砲主義が終焉を迎えたのに、旧日本海軍が技術の粋を集めて建造した戦艦大和が沖縄特攻までなんとなく生きながらえたように。
と、言ったら言い過ぎでしょうか。
水曜日から風邪をひき、金曜日には早退し、さっきまで寝込んでました。
コメントへの返答
2012年4月30日 7:00
・・・・そうだったのかも知れませんね。
永年フルサイズに慣れ親しんで来たアメリカ人達、表向きは時流に沿ったフリをしていても内心では大型車をこよなく愛して居たんだ と思います。

>戦艦大和が

いいえ、的を得た例えだと思います。この二つの事(大和とフルサイズカー)を思うと胸が痛みますが。

Xカーが酷い出来だった、と言って片付けるのは簡単です。しかし、この救いようの無いサイズとスタイリングを別とすれば少なくともスカイラークには、旧ル・セイバーやエレクトラを彷彿とさせるトラディショナルな"Buick" の姿がありました。インパネやスイッチ類の質感はあの頃のフルサイズも中型もそれほど変わらない、と言うのが僕の印象です。

また、2.8LのOHVにV8のパワーを望むのは土台無理だったと言うものですが、FFを感じさせない頼りないハンドリングは健在で(逆説的ですが・笑)旧来のアメリカ車の味が充分に残っていたと思えます。

>水曜日から風邪をひき

あらら、この時期の風邪は直り難いので・・・お大事に。


プロフィール

「足羽山送信所/NHK福井放送局・FBC福井放送 http://cvw.jp/b/183514/48601920/
何シテル?   08/15 20:16
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