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オペラウィンドゥ位置が後ろに寄っている為に不安定感たっぷりなロケーションを見せる'75-'76 GM B-Body Sdn. ですが、同じレギュラーサイズでもポンティアック・ディビィジョンだけは何故かGM C-Body(UP予定)並みに落ち着いた佇まいを見せてくれていました。
('75 Pontiac Grandville)
どうでしょう?同じB-BodyでもオペラウィンドゥがB-O-C(Buick-Oldsmobile-Chevrolet )版に比べて前に位置しており、すなわちBピラーよりもCピラーの方が太くて自然に見えるのです。
ちなみにオペラウィンドゥが付く寸前の'74 Grandville と'76 Bonneville です。
巨大なサイズとスポーツを感じさせないエレガンス、そんなプロポーションの幅広いクォーターパネルに開いたオペラウィンドゥ・・・中学生だった僕は、元々アメリカ車が好きだったけれども、世間は「スーパーカーブーム」に沸いていたにもかかわらず こんなアメリカ車の屋根に異常反応する少年だったのです。
このB-Bodyは
角目4灯式のヘッドランプと相まってスクエアなシルエットが特徴なんですが、シボレー版などまさに直線的・・・
('76 Chevrolet Caprice Classic )
しかし、このポンティアック版はFドアにかけて一旦消えたショルダーラインが、Rドア後端からゆるやかにホップアップする独特のサイドビューを持っています。
('76 Bonneville )
そんな抑揚のついたサイドビューが不釣合いにも見えるんですが、僕の目にはポンティアック流の趣があり大変魅力的に映るんです。
当時のGMでは上級フルサイズ用のC-Body はC-B-O(Cadillac-Buick-Oldsmobile )にのみ適用され、レギュラーサイズ用のB-Body はB-O-P-C(Buick-Oldsmobile-Pontiac-Chevrolet )つまりキャデラックを除く乗用車各ディビジョンに使用されていたんですが、前述の様に この年式'75-'76 のポンティアックだけはオペラウィンドゥ位置があたかもC-Body のような落ち着きのある佇まいを見せていたのです。
まさにど~でもイイような事なんですが、当時から屋根ふぇちの僕には重大な関心事でして・・・
・・・続く
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クラシック ルネッサンス/屋根ふぇち | クルマ
Posted at
2013/01/04 22:03:25