デロリアン　2

GC別冊「1981年の乗用車」の表紙。それなりに当時話題を呼んだのでしょう、カラー写真で表紙を飾るとは大したものです。

記事内容は簡単に成り立ちを説明し、ジウジアーロのデザインである事、シャーシー＆サスペンションはロータスが大きく関係している事などを挙げています。
終わりには「アメリカでは$15000前後で売りたいというデローリアン（デロリアンではない）の希望はちょっと無理だが、$20000あたりで販売できそうだという。」
と書かれており 「まだまだこれから」って感じの書き方です。この後 悲劇が起きるとは誰も知らないのですから。

記事は「単にデローリアン個人の趣味的スポーツカーではない。商業ベースを前提とし、かつ時代をリードする内容を持った2座スポーツカーなのである」と書かれており、あの辛口批評が得意のCG誌ですらスポーツカー不毛の地アメリカに誕生しようとしている「デローリアン」に大きな期待を寄せていた事がうかがえます。