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2017年12月27日

プロフェッショナル カーズ1 from Mr.JetBoy's Photo

プロフェッショナル カーズ1 from Mr.JetBoy's Photo  みん友さんの JetBoy 氏からのメールに添付されていた画像
前ブログの続きです。

付けられていたキャプション:
『ご存知、我が国は50の国が集まって出来た、”合衆国” なので、州により法律も様々で、その上合衆国全体の連邦の法律、州の法律、その下に郡、市、村、の法律などがあるのでややこしいです。ぼくは1970年代にニューヨーク州で初めて運転免許を取ったのがその州の当時最低年齢16歳でした。州によっては練習の為の仮免許が14歳から下りる所もありますが、大抵は18歳になるまでは普通免許をとっても何らかの制限が付くのが通常です。どの州でもCDLと言うのは多分日本の二種免許に値するもので、コマーシャル・ドライヴァース・ライセンスで危険物扱いやら就労時間だの結構厳しい試験があります。それとは別にニューヨーク州は何故かクラスEと言う免許がありまして、これはタクシー、小型バス、リムジンなどの運転に必要で別に特別な試験はなく、ただ余分の費用を払うだけでしたので、僕はクラスEと、あと二輪の免許を持っていました。依ってニューヨーク州は二種免許CDL無しでタクシーの営業運転をできます。

タクシー、リムジンなどの車両を Livery (リヴェリー、商業飛行機やら車両の塗装の事を指します)と言いまして、業界では Professional Vehicles と呼ばれる車両が、タクシー、リムジン、送迎バス、救急車、葬儀用車両にあたります。何故かトラック類は入りません。。この業界はものすごく大規模でそれ専門の雑誌が何十冊も月刊で出てるくらいです。

そのリヴェリーのリムジンも色々種類がありまして、空港や市内での送迎、限りなくタクシーに近い路上で拾うタイプのリムジン、企業やら会社お抱えの車両、それに冠婚葬祭専門に使われる車両などなど。その中でもこの後者は普通のリムジン車両と違うんです。特に葬儀に使われるリムジンは殆どカタログに載っている車両ではなく、霊柩車などを製作する専門コーチビルダーが作るリムジンで、特徴はドアの数が多く、ベース車両が高級車でない物が結構あり、オールズモビルだったりビュイックだったりが多く、ちょっと昔まではその長胴多扉の上に屋根が僅かにかさ上げされているのが特徴でした。これらは空港送迎に使われる事はまずありません。定員に対して荷物が載せきれないからです。中古市場に出てくるリムジンでもこれらの車両はよく見てみるとその特徴と、年式にしては低走行なのですぐわかります。昔はフラワーカーと言って霊柩車の後を花束を満載して走行する車両もありましたが、現在では殆どありません。。メルセデスでは昔から6扉のリムジンを作っていますが、あれは殆ど空港やら宿の送迎で使われてますね。装備がすごく質素です。

まあリヴリー業界はリンカン・タウンカーの後釜を現在でも見つけられず困っているみたいです。ぼくもお迎えがタウンカーのシグネチャーLなんかだったりすると嬉しくて、一度短胴型をレンタカーで借りて四千キロ程砂漠を走り回りましたが、あの手の良き古き時代の米車はあれが最後だったみたいです。。。』

★「おはようございます。

葬儀用でしたか!

>ベース車両が高級車でない物が結構あり

なるほど。故人はあくまでランドージョイントの装飾の付いたフォーマルなワゴン形態の霊柩車に、御遺族はこんなリムジンにってわけですね。
日本だとハイエースとかマイクロバスって感じですねぇ。

>メルセデスでは昔から6扉のリムジンを作っていますが、あれは殆ど空港やら宿の送迎で使われてますね。装備がすごく質素です。

W123で6扉のリムジンは映画などでよく見ましたし、先のコメントのチェッカーマラソンもそんな用途だったんですね。

>しまいには本家の保証の対象にもなる車両

凄い事ですよね、よほどの技術力がないと出来ないのでは?」

『我が国はこの手のコーチビルダーやらが昔から非常に発達していて、系列外の会社が開発した装備やらが本家より優れていて、しまいにはそれらが純正品になっちゃったり、コーチビルダーを買収しちゃったりする例があります。以前お話ししたリンカン・VersaillesのASC、アメリカン・サンルーフ・コーポレーションがいい例ですね。その他にNAPCO (Northwestern Auto Parts Company) って言うのも有名で戦後、普通の商用車は二輪駆動しかなかったのですが、この会社はそれらを四輪駆動にするキットを発売してデイーラーで組んでから売っちゃう商売をしていて、しまいには本家の保証の対象にもなる車両になっちゃいました。
今では伝説的になっちゃったダッジのパワーワゴンと並んで熱狂的なファンがいます。。(フランスではダンジェルと言う会社があってプジョーでもルノーでも四輪駆動にしてデイーラーで売る会社がありました、フランスは植民地での油田開発やらにこの手の車両の需要がいつもありました)




・・・to be continued

※このメール自体は今年4月のものです。
ブログ一覧 | アメリカ車 | クルマ
Posted at 2017/12/27 14:43:19

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この記事へのコメント

2017年12月27日 23:51
なーるほど納得しました
たしかに一般的に随伴車(と言うのか知りませんが)が話題になることはありませんものね。
コメントへの返答
2017年12月28日 8:34
>が話題になることはありませんものね

ええ、実際にかの国で生活してみないと知り得ない事柄の一つだと思います。

それにしてもCDLやLivery の話・・・自動車文化のキャパシティの大きさと言うか、さすがに日本とは歩んできた歴史が違う。。。国家としては若いですが(笑

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