
古いCDに こんな画像がありました。
2004年11月の福井市内某所、修理工場で作業待ちって風情のトランザムですが
今更ながら、この古い画像をみて思い出しました・・・すなわち
過去MF誌記事
だったんですが・・・再び誌面の画像を読み返してみると
いやぁ~楽しい文章ですね~!
リポートは当時のMF誌に北米情報をよく載せていた、
ボブ・ホール氏の様ですが、きっとこの素敵な文面からして訳は山口京一氏では無いか?と想像するんですがね^^
さて、何故このMF誌記事を思い出したか?
それは
前ブログの廃車体のトランザム・・・独特の例のスロットルシェーカーのデカールが"6.6 liter"なのにこの白い個体は"T/A 6.6" となっていたからです。
実は'78に登場したトランザムのハイパフォーマンスモデル"W72"のスロットルシェーカーには"T/A 6.6"のデカールが貼られていたと言う事を、今回色々調べて知ったんですよ。
映画Smokey And The Bandit にも登場する
イーグルマスクと呼ばれる型は'77-'78で終わり、翌'79からは
「奥眼」型にフェイスリフトされました。
で、'80からはエンジンも5.0Lや4.9Lのターボに成り下がってしまいますし、
かつての7.5L級も'70年代の中頃にカタログリストから落ちていますから、大排気量のトランザムは'79で最期と言う事に成る訳ですね。その中でも特別なチューンを施された"W72"エンジンを、この福井ナンバーの白い個体は積んでいた(ハズ)だと言う小さな、いや僕にとっては大きな再発見なのです。
ちなみに'79のファイアーバードシリーズは、ベース・エスプリ・フォーミュラ・トランザム クーペ・トランザム T-Top・トランザム スペシャルエディション・トランザム スペシャルエディションT-Top・トランザム10thアニバーサリーの各グレードを擁し6.6l版は・・・
「普通の」400立方インチ、ポンティアック製 "L78"
と
本稿の「ハイパフォーマンス」T/A6.6は、やはりポンティアック製400立方インチの "W72"
そして
オールズモビル製と云われる403立方インチの "L80"
がラインナップされ(L80はカリフォルニアと一部高地仕様ATのみ)、"L78"と"W72"はマニュアルミッションとの組み合わせ(!)
もちろん日本には排気ガス規制の絡みで、カリフォルニア仕様が輸入されていたはずですが、この個体が "W72"だとしたら凄い!
"L37"-301立方インチ(4.9L)も含めた全ファイアーバードの総生産台数は211,453台でしたが、そのうちMT車は11,659台でした。
Firebird/T-shirt
ブログ一覧 |
アメリカ車 | クルマ
Posted at
2019/03/13 14:49:19