1ベイカー11のブログ一覧

電話中のデ・ニーロの背後に'77～のフォード サンダーバードがいます。
サイドモールに続く太いフェンダーアーチモール
オペラウィンドゥ＋クォーターウィンドゥ
太いセンターピラーのみを残したビニールルーフ
ルーフラインに合わせたピンストライプ
等など　ありとあらゆる事をやり尽くした感があります。

'76トランザム。C-10とのカーチェイス中、倉庫でのシーン。
右上下・左上：派手なパワースライドとタイヤスモーク。
左下：これが問題のクラッシュシーン。「ジャンプ台に片側を乗せて空中ひねり」までは普通に見られるスタントですが、着地の仕方が不自然で「ちゃんと計算された結果なのか？失敗じゃないのか？」と疑わせるほどです。

クラッシュシーンは静止画をコマ送りしても、スピードが速いせいかブレ画になってしまいます。

カウボーイが乗るシボレーC-10ピックアップ、ステップサイドです。
乗り始めのカットではちゃんとマニュアル操作してます、音がイイ！！

悪趣味なペイントのトランザムと壮絶なカーチェイスを繰り広げます。

銀行強盗犯の逃走を請け負う「逃げ屋」のドラマ。笑わせるシーンは皆無、裏社会に生きる主人公”カウボーイ”のストイックな生き様に男として憧れを持ちます。

'77もしくは'78のポンティアック ファイアーバード。エンジンフードがのっぺらぼうなのでベース車か豪華版のエスプリのどちらかでしょうが、年式の区別が私には判りません。いわゆる「走らないクーペ」なのでベースエンジンは3.8LのV-6 105HP OP.で5.0L V-8 135HPだったそうです。ポンティアックの2代目Fボディの中では私の最も好きな年式です。

冒頭のカーチェイスシーン。
左上：イザベル・アジャーニー、劇中では「ギャンブラー」役。キレイなおねぇさんは好きですか？
左下・右上・右下：主人公「逃げ屋」が盗んだ'73とおぼしきフォードLTD、レギュラー（フル）サイズの直系フォード。すなわちシボレーインパラ/カプリスがライバルの大衆車。・・・とは思えないフォーマルなルーフラインのサッシュレス4ドアです。当然このクラスはパトカー/タクシーのベースになり得ますが、このサイズとスタイルだと北米以外では立派な大型高級車として通用します。

もし俺が本当に「逃げ屋」だったら欧州車（例えば速いベンツやBMW）を盗みます（爆）。