
この'75/07号から「国産車黄金の60年代」と称した特集が始まりました。
その冒頭には
「今の自動車はクルマ本来の魅力が薄れつつある・・中略・・メカニズム・バリエーションが減少し、おもしろくもおかしくもないクルマばかりになってきたことに原因がある。そういった意味で、1960年代の国産車は”意気さかん”であった。機械的には未熟でも、バラ色の未来をめざしていた。・・中略・・そうした時代から、たかだか10数年しかたっていない現在、もはや自動車に未来はないかのようなムードになってきた急激な変化に驚かざるをえない」
と、記されています。
オイルショック、排気ガス規制、安全対策・・まさに暗黒の時代であった為、この特集はまだそれほど遠くなかった60年代を既に振り返ろうとしています。
その第1回は、国民車構想から生まれたパブリカの派生形 トヨタ スポーツ800、2輪メーカーがその技術をフルに詰め込んで作った ホンダS800の2台。かたや軽量&空力、かたやバイク並のメカ&ハイパワー と対照的な両車ですが 故 浮谷東次郎氏(トヨタS)と生沢 徹氏(ホンダS)の船橋サーキットでのデッドヒートなどを交えていかに好ライバルであったかが書かれています。
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PS:誤ってコメントを削除してしまいましたので・・・
写真はあれど、記事を読み返してもクーペに関した文章は出てきません。S600時代にクーペが追加されたらしいですが、やはりオープンの方が多かったのでしょうね。
僕の日常行動範囲の中(推定)にクーペがいます。
https://minkara.carview.co.jp/userid/183514/blog/3253559/
レースの件は僕なんかが何か伝えるのも、おこがましいのですが(笑)敢えて記事を抜粋すると、、、
'65 CCCレース・GT-1クラスでのデッドヒート、故・浮谷選手の猛烈な追い上げによる優勝は「船橋サーキット全盛時代を知るモータースポーツ・ファンの記憶に消える事のない印象を彫り付けた」とあります。確かにトヨタS800に対してホンダS600となってます。
Posted at 2007/03/03 21:57:07 | |
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書籍 | クルマ