
51年排出ガス規制をクリアしたクラウン2000EFI(6気筒)に次いで、18R-U型4気筒2000ccエンジン(18R型に排気浄化デバイスをつけた)を搭載した3車、マークⅡ・セリカ・コロナ発表の記事。
どこのメーカーも、年々厳しくなる排出ガス規制をクリアする為に躍起になっていた頃です。手持ちエンジンを改良して既存の車種に順次搭載していきました。
なのでこんな記事も毎号頻出していましたから大まかな説明で終わっているんですが・・・。
18R型はご存知セリカ・カリーナ・コロナの各GTとマークⅡGSSに積まれたDOHC4気筒2000cc18R-Gのベースエンジンですね。
これら4気筒2.0Lエンジン搭載車、今思うと・・・
①マークⅡに4気筒2.0LのStd&DXグレードが
②セリカ(HT&LB)に2.0LのSTグレードが
③コロナ に2.0LのDXグレードが
・・・存在した事が不思議!!
①ローレルにも1.8L車が存在していましたが、2.0Lは車格的に標準エンジンだったはずです、、、LシリーズにM型6気筒があるのに この4気筒2.0Lの存在意義は??
②スポーツ&スペシャリティを地で行くセリカ。トップグレードのGTは花形、STやLTはカス(笑)・・・え?STなのに2.0L?まるで北米車みたい!その存在意義は??
③日本の中堅を担うコロナは何と言っても1.8Lが主流(1.6Lすら存在した)。ブルーバードの2.0L(旧610=GT/新810=G6)は別格扱いなので低グレード(DX)を持つコロナ2.0Lとは比較不能、もちろんコロナGTとも比較できない。ライバルのカペラは1.6L&1.8Lのみ、ルーチェはレシプロ1.8Lのみ、ギャランは1.6L&1.85L&2.0Lだが2.0Lは高グレードのみ。
そんなコロナ2000DXの存在意義は??
ちなみにセリカと同一シャーシーを持つはずのカリーナのSOHC 2.0L(DX&スーパーDX)はTTC-V(ホンダCVCC式)を搭載していたみたいです。
巻末の価格表を見てると、当時はそんなグレードを買う購買層があったんだ、と思えてきます。しかし例えば同時期の日産はここまで排気量のカブッたエンジンバリエーションを持ってませんし、こんな車種/グレード/排気量を設定できたのもトヨタゆえだったのかも知れませんね。
Posted at 2008/09/03 22:38:28 | |
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