
今年、旧車イベントでゲットしたカタログです。
昭和54年3月現在の・・・と印刷されていますから、シルビアと共にデビュー当時のものと思われます。
当時、ギャランΛなどと同じく、その
アメリカ車ばりの派手さと豪華さで憧れたものでした。
最初の見開きページには「未来からやってきた」「エレクトロニクスを結晶した、静かで快適なスペシャリティカー」などと書かれています。
テールエンド・・・
明確なノッチバックに狭いセンターウィンドウ+オペラウィンドゥ付きのクォーターパネル。細部はともかくシルエット自体は、
GMのクラシック・ルネッサンス=鈍重米車に傾注していた(今も!!)僕にはヨダレもんです。
そしてフェンダーの奥深くたたずむタイヤ&ホィール・・・
ツライチ派には理解不能でしょうね。
このトレッドの狭さはデビュー当時から指摘されていましたが、結局改善されずに終わってしまった。
右側のイメージスケッチらしきイラスト・・・やっぱりアメリカ車だわ^^
左上は最廉価版の1800T-Ⅰ。「走り好きのための、シンプルなガゼール1800T-Ⅰ。」なんて見出しが書かれていますが、珍しいですね?最低グレードをアピールするなんて。
他はその豪華な装備群、なんと言ってもハイライトは間接照明でしょう!
ドアスイッチ連動の減光式ルームランプは国産初ではなかったか・・・。
オーディオもコンポ風のものが純正で。リモコンミラーのスイッチは大げさですね~(笑
とにかくムーディなデートカーだったんですが、後に走りの方向へシフトして行くんですよね、FJなんか積んで・・・。
忘れてはいけないのが、ドライブコンピューターの存在でしょう。流行らなかったですが、同じような事をアメリカ車がやってましたね。本物の「
電卓」みたい!(笑
ルーフキャリアの写真が載ってますが、イヤですね~こういうの・・・せっかくのルーフが台無しです。
僕はこの型を運転した記憶はほとんどありませんが、やっぱり「走らない」の評価が多かったんだと思います。脚もリジッドですし先のトレッドの狭さも災いしていたのは事実でしょう。
売り上げを伸ばすには「若者ウケが不可欠」という哀しい現実が、
走らないクーペを抹殺してしまった。その後、ガゼールは消滅。シルビアはガキの「スリップ用玩具」に成り下がってしまった、ってのは言い過ぎか・・・。
Posted at 2009/09/23 02:28:16 | |
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