
日本電信電話公社(現NTT)が進めているプロジェクト、カーテレホン・システム。
これが実用化されれば、日本中どこでもクルマに乗った人と会話が出来るようになる と言う当時は夢の様な話。
記事抜粋:
①日本の移動通信システムとしては、警察・報道関係・タクシーなどの無線の他、既に列車や船舶電話が挙げられるが、開発の進むカー・テレホンは基本的に船舶・列車に使われているものと大差ない構造といえる。
ところが問題は装備されるアンテナが、地上からせいぜい2m程度しかなく建築物や樹木、地形の起伏といった障害物の影響を受ける事である。
ゆえに、「半径約10kmまで」と言う小範囲を受け持つ基地局を多数設置して、通信が途切れないようにする(ゾーン方式)。
②使用される周波数帯は800MHz帯という事でプロジェクトが進められているが、公共物である電波を使う以上、現在 電波管理局他関係省庁の判断を仰いでいるところである。
③プロジェクトは「ドライバーは運転中に通話しない」を前提として安全面には気をくばっている。掛かってきた時には「応答保留」機能で対処する。
④昭和50年秋から東京都区内にモデルエリアを設置して機能実験を繰り返している。
⑤現状では価格や通話料金など「見当をつける事さえ難しい」との電電公社の回答だが、船舶電話を参考に挙げてみると、加入時に4.5万円、基本料金が4万円、通話料金は3分間で180円だが、サービスが始まれば加入者数は船舶の比ではないであろうから、よりコストダウンが期待できる。欧米のようなVIP専用にならない事を祈る。
今は忘れ去られた?自動車電話。バブルの頃・・・W126メルセデスのトランクリッドに立つ 先端オレンジ色のアンテナは確かに大きなステータスでしたね。トランク内には金属製の大きな箱がデ~ン!と居座って(笑
当時は今の携帯電話など夢の夢・・・想像すら出来ませんでした。
また「欧米のようなVIP専用」なんて書かれていますが、ドラマ「刑事コジャック」の1シーン・・・
彼は御馴染みの捜査車両ビュイック・センチュリーを運転しながら受話器を握って話しています。通話相手は部下のクロッカーですが、なんと公衆電話なんです!!
アメリカって警察車両は電話付きだったんでしょうか?ニューヨーク市警だけ??
この受話器、笑えますよね~、今どき固定電話でもこんな受話器無いですよ!!
Posted at 2010/01/11 00:22:35 | |
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