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こんなのが居ました。

屋根付きであっても相当埃をかぶっており、長期間ここで眠っているのが うかがい知れます。
ナンバーからして2.6Lではありませんね。

ルーフラインはキャデラックの模倣ですが、やはり当時のアメリカ車のトレンドを追ったとしか言いようの無いクロームのセンターグリルは大変魅力的です。
CG誌はかつてアメリカ車のセンターグリルを「偽メルセデス・グリル」と呼んで蔑んでいましたが、僕に言わせれば、アメリカ車がお手本にしたのはベンツではなく明らかにロールス・ロイスだと思うんですよね。

それはさておき、切り立った立派なグリルに続いてボンネットも盛り上がったままのプレスで後方へ伸びています。
これはグリル（ラジエター）＆ボンネット（エンジンフード）とフェンダー（泥除け）が別物だった戦前型の名残を現代風に蘇らせた『GM流クラシック・ルネッサンス』を模倣した訳ですが、当時の国産車は模倣をさらに模倣していたんですね（笑
数あるセンターグリル付国産車でも、このボンネットの表現が曖昧なモノが多い中でクラウンはフルコンワイパーと相まって、秀逸なデザインだと思います。

ぁぁ、俺だったらヘッドライト隠しちゃうんだけどなぁ～（笑