
ヨーロッパのスペシャル・チューナー・・・過去にも度々こんな特集が組まれていましたが、ブログUPするのは初めてです。
この号でもアルピーヌの他にフィアット・グループのスポーツ活動を代表するASA(Attivita Sportive Automobilistche)が紹介されています。
ASA、これをイタリア語ではなく英語に直すとAutomobile Sports Activities となるそうで、フィアット・ランチャ・アバルト・アウトビアンキの4社を代表するスポーツ組織と言う事になる
・・・らしい。
さて、アルピーヌの記事に話を戻すと・・・記事抜粋
『パリから北に200km ドーバー海峡に面したディエップという街にアルピーヌは存在する。花の都パリを少しでも離れると、その華やかさ がウソの様な農業国としてのノンビリとした風景が展開する。ましてやノルマンディ地方の海岸線となれば殺伐とした雰囲気が伝わり、夏だと言うのに海から吹き寄せてくる風には寒さを感じるほどである。』
『予想以上に大きく近代的な工場だが、他の欧州メーカー/チューナーと違う所はそこで働く殆どの人間が英語を話せない事。大英帝国は海のすぐ向こうだと言うのに!
フランス人は本当に他国語を知らないのか、あるいは知っていてもフランス語以外は話さないのか、いずれにしても母国語を愛する姿勢は徹底している。』
『サンク・アルピーヌは60台/日、量産とも言える数字だが、A310の方は約6台/日。A310のラインは止まったままで、見た目には殆ど動かない。サンク・アルピーヌはルノーから送られてきたルノー・サンクのボディに手を加え、圧縮比を10:0 に高めキャブをウェーバー・ツインチョークに、さらに強化されたサスペンションを組み付ける。そんな作業はスピーディに進められるが、A310の方はV6エンジン以外は全てこの工場で製造しており、「手作り」に近い状態。』
試乗インプレッション
『工場の裏手にある丘陵地帯、そこは人もクルマも殆ど通らない格好のテスト・コース。2.7Lユニットはルノー30、プジョー604、ボルボ264などと共通のV6だが僅かにチューンナップされている。
ハイギヤード故に低即時のトルクは物足りないが、反面 スピードを上げていってもストレスの無い伸び伸びとした走りをしめす。クルージングはスポーツカーであることを忘れてしまうほど静かで快適だが、シャープなハンドリングは前輪の動き全てがキックバックとしてステアリングに伝わってくる。』
『デラックスな室内とシャープなハンドリング・・・A310はスポーツ・カーではなくラグジュアリー・カー?そんな中途半端な印象が抜け切らなかった。』
A110より現代的で豪華なのは、誰の目から見ても明らかですが・・・。
Posted at 2014/02/18 00:47:24 | |
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