
3代目日産シルビアに加わったニューバリエーション
『ハッチバック』のロードインプレッション記事。
MF誌では御馴染みの星島 浩 氏のレポート、試乗車は 2000ZSE-X と言うヤヴァいネーミングの最高グレード車(笑
こんなグレード名、世に出るまでに日産内部のダレ一人として止める人間がいなかったんだろうか?
それは、さておき・・・
『傾斜角29度のAピラーはそのまま。ドア・ガラスを受ける細いBピラーを設けて前傾させ、Cピラーとの間には前ヒンジで開閉できるリヤサイドウィンドゥが設けられた。これは開閉角度が自由に選べるダイヤル操作式。テールゲートを受けるDピラーとの間には、大きな切れ長のリヤクォーターガラスがある。』
第一印象はコレがS110系のオリジナルだったんじゃないか?と思うほどの「まとまり具合」だと。
そして166.5万円の2000ZSE-X に
マルチエアコン17万円
ドライビコンピューター3万円
アルミ・ホィール9万円
のオプション付だそうな。
走りはエアコンOFFでの計測値が
0→80km/h 10秒弱
100km/h までが15秒
『セリカLB 2000GTやコスモREと比べると速くは無い。ハードトップよりも35kg重いとは言え、もう少し速いクルマに仕立てられてもよさそうなものだ。』
ハンドリングは
『パワーステアリングを意識させないで、スポーティなドライブが可能なハンドル。路面感覚も正確に伝わって来る。操縦性はニュートラルに近い弱アンダー。』
とハードトップと変わらぬ好印象。
特徴的な1本ワイパーは、使うチャンスは無かったが
『右上に拭き残しができる。』
『払拭速度は大丈夫か?』
と、心配しています。
S110登場時からそのハイギヤードなセッティングが災いして、スポーティ・カーとしては加速が物足りない・・・と言うような記事が見られたものでした。ただしこの時代のシルビア/ガゼールはデート・カーに近い位置づけだったと思います。
実際この記事でも
『ハイギヤード故かEGI仕様NAPS-Zの強みか、ハードな試乗も含めて11.28km/Lと2000ccとしてはかなりの高燃費を記録した。』
と述べられています。また
『お遊び要素が強いスペシャリティだが、けっして若者向きのクルマではない。いわゆる旦那仕様。』
であるとも・・・。
僕はこのハッチバック登場時、素直に(カッコいい!!)と思ったものでしたが、はたしてどれだけ売れたんだろうか?
そして21世紀まで生き残った個体は今何台??
Posted at 2014/05/24 22:19:58 | |
トラックバック(0) |
書籍 | クルマ