
198X年、僕が地元に帰って来た二十歳代後半の頃、福井一番の繁華街、片町・・・。
同じ中学だったS君の「つながり」で仲良しになった I君と○島君の3人で飲みに出かけた。
飲み屋をハシゴ・・・我ら3人は、言い換えれば飲んで気が大きくなっている3バカトリオ(笑
もう何件目だったのかも覚えていないが、前から来る男 3?4人?(忘却
すれ違いざまに面を切った I君が相手様御一行に
『なんや!?』
と一言。 ・・・(中学生か?・笑)
I君は不動産屋の社長の御曹司、いわゆるボンボンだったが どんな場面でも他人に細やかな気遣いの出来る繊細な男だった。
僕が都会から帰った後、アパートを彼に紹介してもらっている。
色白で目鼻立ちのハッキリした美男子で、あの映画『MAD MAX』に登場したババ・ザネッテイに何処と無く似ていたので、皆は良く
「ババ、おめぇ行って引っ張って来いや!」
とか
「ナイトライダーとは大違いだぁ!」
とか
「何故、一気に殺らねぇ?」
なんて、セリフを言ってからかっていたのです^^
またある夜、僕がセリカ1800XTに乗っていた頃です、コンビニ(酒屋?)でI君と偶然会いました。
I君は思いっきり酒臭く顔が真っ赤・・・僕は
「お前、飲んでるやろ?マジやばいぞ!それ」
と、指摘したんですが彼は
『え?ホント?・・・どうしよう!』
なんて、うろたえた様子でしたが、家も近かったせいか それ程深刻でもない様子。
(どうしよう!じゃないだろ?やれやれ、この男は全く・・・)
数年後の深夜、市内の国道で検問を突破して中央分離帯に激突、怪我は無かったが・・・。
さて
そんな I君が面を切った 次の瞬間、僕の眼に飛び込んで来たのは
○島君が相手の一人に一撃を加え、相手が停めてあった数台の自転車の列に叩き付けられる瞬間でした(いや、正確には一撃を加えた瞬間は見えなかったが)。
相手の彼が、横倒しになった数台の自転車の上で
(ワタシはダレ?ココはドコ?)
みたいな表情で白目を剥いていたのが、今でも思い出されます。
本当に止める間もないほどの早業、彼は格闘技をやっていたのです。僕も、そして原因を作ったI君も
(あ~、やっちゃった!)
と思って、一瞬呆然としたのですが 直ぐ(ココに居ちゃマズい)と悟って立ち去りました。
○島君も、しらふだと非常に温厚で物腰柔らかく、数年前に仕事上で偶然再会しましたが
僕としては
(この二重人格者っ)・笑
という思いが消えないのです。
かく言う僕は「亀有の本田」と言われてましたが(笑
Posted at 2014/09/05 23:58:36 | |
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