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2016年12月10日 イイね!

「泥の河」

「泥の河」1981年公開だったそうな。

確かに80年代の中頃、僕がまだ大都市圏に居た頃です。20歳代前半でした・・・レンタルビデオ屋でたまたま借りて観て、ダビングしたVHSを持っていたんですが、その後の引っ越し等で紛失したのか行方知れず。もちろん見つかったとしても今頃観る術もありませんが。

ただ この歳になって改めて観たくて観たくて。
ここ数年来 折を見てはDVDの情報を検索していたんですが・・・






Amazon のレビュー より

『かって「小栗康平BOX集」として発売されたものの廃盤となって久しかった「泥の河」が「小栗康平コレクション」のひとつとして、晴れて甦った。
長年、再版、復刻リリースを望む声がありながら、諸般の事情から、もう陽の目を見ることは叶わないと半ば諦めていただけに、今日こうしてDVDとして再見できる事、感謝したい。

「泥の河」は日本映画史上に残る永遠の名作である。
それは、個人的には、81年の公開時から今に至るも微塵も変わる事はない。
昭和31年の大阪を舞台に、戦後10年、世間が朝鮮戦争特需に沸く中で、戦争を引きずり、高度経済成長からも取り残された貧しい人々の日常と痛みを、丹念に描いている。
映画にはずぶの素人製作者による低予算のモノクロスタンダード作品だが、映像は美しく静謐な中に力強い。
小栗康平の精緻で計算された演出。
ただただ昭和のある風景のたたずまいを醸し出す安藤庄平のカメラ。
オープニングからエンディングへと全編に流れる哀しみと痛みを優しく奏でる毛利蔵人の音楽。

(中略)

戦後の繁栄の陰で、どれだけの名もなき者たちの死と見捨てられた者たちの苦悩が費やされてきたのか。
映画はフィクションであるが、今作品で描かれた世界は決して絵空事ではない。
戦後71年を迎えるが、その事はずっと忘れてはいけないものだ。

DVD・BOOKのBOOKに当たる冊子として掲載されているのが、立教大学教授前田英樹による小栗康平へのロングインタビューと作品分析。
撮影裏話から映画論まで硬軟入り交じった内容で作品を読み解く手引き書となるが、その中でも今作品の製作者である木村元保との製作までの顛末が面白かった。
無類の映画好きながら鉄工所の経営者で業界とは関係ない素人であった木村の熱き思い、これもまた、今風に語るなら、「泥の河」と映画作家小栗康平の誕生の陰には「下町ロケット」のスピリットがあったということだろうか(笑)。

拙レビューが果たしてどれだけ読まれて頂いているのか分からないが、このレビューが「泥の河」の再DVD化の情報として少しでも多くの方の目に触れる事になれば幸甚だ。』

dl

素晴らしいレビューです。
そして、僕はやっと手に入れた この作品を数十年ぶりにいつ観ようか?明日?次の休み?


いやいや、家内と娘たちが実家に帰る正月がイイかも。。。なぜって独りで泣きたいから。
Posted at 2016/12/11 00:02:58 | コメント(4) | トラックバック(0) | 映画 | 音楽/映画/テレビ

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