前ブログの続き。
父が70年前に通った旧国道8号線・・・
それは 所々に未だその面影を残すけれども、残念ながら ほぼ人々の記憶から消えつつあるようです。そして僕の中では まだまだ分からない部分を多く残しています。
また春日野隧道は崩落の為に通行不可だそうですから、そもそも全走破は無理。。。それにセダンでは行けそうにありません 。
しかし単身赴任で この地に居る内に、出来るだけその痕跡・遺構に触れてみたいと思うのです。
“越前・若狭 歴史街道” 上杉喜寿 著より抜粋:
国土地理院・昭和51年度発行の『今庄地図』には
武生市(現越前市)郊外の妙法寺山南端から山の中を屈折する道にまだ「北陸道」の名が入っているが、これが敦賀街道なのであり、かつて北陸道と呼ばれた道の名残である。(中略)明治20年に完工したもので、特に妙法寺・具谷間は「春日野新道」とも呼ばれたりしたが今日これらのもの全てを抱合して「国道8号線」と呼んでいる。
現国道8号線「塚原」交差点以南は昭和30年代に有料道路として完成しましたが、今改めて敦賀方面へ南下し 西側の旧国道8号線が通っているはずの稜線を眺めると、前フォトアルバムの池ノ上町へ抜ける道(つまり旧国道8号線を横切って)があるはずだ!と・・・それと言うのも、鉄道輸送がメインだった時代、切通しが無かった頃には池ノ上町辺りの住民は、妙法寺山の北側を大きく迂回して王子保駅まで行かねば成らなかった と想像する訳です。
王子保駅から西進すると、旧白崎村に到達します。この道は今でも使われています。
つまり池ノ上町からの山越えは王子保駅への最短距離なんですね。
この集落の長老氏に仕事上で出会い、貴重なお話を伺いました。大昔・・・
①池ノ上との人的交流(嫁入り等)はあった。
②当然、山越えで池ノ上へ行けるルートが幾つか存在する。
③現国道によって白崎村は東西に分断された。
④昭和31年の旧国道での観光バス転落事故。当時の大人達が遺体や怪我人をリヤカーに乗せて山から下り、王子保駅まで運んでいたのを覚えている。
フォトアルバム
旧国道8号線へ 7/有料道路有料道路・切通し以前
Posted at 2023/01/23 21:50:04 | |
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