1ベイカー11のブログ一覧

さてはノーマルに履き替えた連中が・・・

前ブログの続き・・・記事要約

次期フェアレディ・プロジェクト未だ始まらぬ時、第4スタジオのメンバーはスペシャルな仕事をやってのけている・・・それは高級パーソナルクーペ、シルビアの2＋2化であった（画像）。

そして、ようやく固まってきた次期フェアレディの姿は・・・
個性のあるハイグレードなクルマ
スパルタンではなくGTであるべき
それも欧州に見られるようなラグジュアリーGTではなく、コンテンポラリー（現代的）GTであるべきだ

そのコンテンポラリーGTとは

ヨーロピアンGT（コンチネンタル・ツーリング）＋
ブリティッシュライトウェイト（走る楽しさ）＋
アメリカンロード（フリーウェイを走り切る耐久性）

と言う、笑っちゃうほど欲張りなもの。
しかし、これに少し手を加えれば走りに徹したリアル・スポーツに、さらにはコンペティションの場への登場までが最初からそのコンセプトに含まれていた。

こうして まとまった開発プロジェクトは、月産3000台を予測して上申されたが 社内では「気違い扱い」されたらしい。

（そんなに沢山売れる訳が無い）

まだまだスポーツ・カーに対しては、社内でも否定的な見方が多かったんですね。


それにしても、このシルビア2＋2は興味深いです。詳細は判りませんがヘッドライトが角目ですね！
登録済み！！？

・・・何ゆえ神戸ナンバー？？

ニューフェアレディZ（S130）の登場に絡めて 「コンテンポラリーGTへの道」と題しS30ストーリーが語られています。

記事抜粋：

'64日本は高度成長の真っ只中にあった。その前年の第1回日本グランプリに始まるモータースポーツ・ブームはスカイラインGT、ベレットGT、コスモなどのスポーツ志向モデルを次々と生み出していた。
しかし日産はブルーバードSSSがヒットしたのみで、日産の いや日本のスポーツカーのパイオニアであるフェアレディは年間登録台数が1000台前後、輸出を含めても年間4000～5000台に過ぎなかった。

そんな中で登場した、フェアレディのシャーシーにゲルツのデザインを取り入れたボディを着せたダットサン1500クーペ（シルビア）は、高級パーソナルカーと言う新しいジャンルの傑作であった。
しかし、その高価格とハンドメイドが災いしてか 僅か554台が生産されたに過ぎない。

'64/10月　日産設計部門では大きな組織改変があり、スポーツカー担当として正式に「第4スタジオ」が誕生した。
この間、'65のモーターショーを目標に１台のGTの製作が進められていた。それはファストバックスタイル、リトラクタブル・ヘッドライト、直6DOHC、4輪ディスクブレーキなど世界最高水準を狙っていたものであった。
その試作を担当していたのはヤマハ発動機であったが、日産との協力関係は終わりを告げ このGTプロジェクトは消滅・・・この幻のGTこそ、後に登場するトヨタ2000GTであろう。

画像下：



さて発足した第4スタジオには、次期スポーツカーの具体的なプロジェクトなど全く存在せず、スタッフに与えられる仕事と言えば現行フェアレディの安全基準対策やマイナーチェンジ程度でしかなかった。

が、僅か10人程のスタッフはしっかりと前を見つめていたのである。

・・・続く。

　　　　


　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　トヨタ2000GTのくだりは、未だ正式に実証されて無いのかも知れませんが
　　　　　　　　　　　　　　　　　こんな時代から良く語られていました。
　　　　　　　　　　　　　　　　　何故 日産とヤマハ発動機の関係が終わったのか？
　　　　　　　　　　　　　　　　　そのまま開発が続いてたら、S30Zは誕生しなかったのでは無いか？

　　　　　　　　　　　　　　　　　面白い記事は読んだ記憶が甦ります＾＾　　　　　　　　　　　　　　　

ノーマルタイヤに履き替えなくて正解でした（笑

輸入関税引き下げ により「外車のお値段」が下がって来てました。

リンク先でも話題になってたフォード・フィエスタの広告。
ゴルフEが159.8万円、それより10万円安い価格設定で、「やっぱり・・・西ドイツ」と外車に憧れるユーザー層の心をくすぐってます。