1ベイカー11のブログ一覧

当時レーシングドライバー並みの「走り」のレポートが出来る、数少ない自動車評論家（と、認められていた感のある）の岡崎宏司氏が、毎号いくつかの中古車を評価する記事。

毎号登場する中古車はどちらかといえば絶版スポーツや外車が多く、カローラやコロナといった一般庶民車はあまり出て来ません。また新古車に近いタマも頻出しますので、さながら試乗レポート的な内容になったります。

人気を誇ったポニーカーの生き残り、カマロ/ファイアーバードについての記述・・・かなり確証を持った言い方で『'80でモデルチェンジする』・・・と。
実際には'82モデルから第3世代目にモデルチェンジした訳ですが、当時どれだけこのFカーのモデルチェンジが噂されていたかが分かろうと言うものです。

さて、個体は新車からほぼ1年、9千kmしか走ってない上モノ。
色がグレーがかったブルーという事で、こんな感じだったのかな？






過去ブログ

特集記事。
あらゆる物がエレクトロニクス化されようとしていた時代、MF誌は電子自動車の未来を展望しています。

前ブログからの続き・・・

やはりビュイック・リビエラやキャディラック・エルドラードに搭載されたトリップ コンピューターを大きく取り上げています。
このような装備は結局流行らなかったけれども、昨今の国産車を見ていると やはりエコ時代の影響でしょう、瞬間燃費や平均燃費を表示できる車が増えてきていますね。



車速を取り出すのに昔ながらのケーブルを用いている事が気になる、そして非接触式のセンサーを用いてはどうだろう と述べていますが今じゃ常識。当時すでにフルトラ点火のポイント作動にはピックアップコイルが用いられていましたが、この辺の車速検出技術は信頼性が低かったんでしょうか？





また、メーターを指針によるアナログ表示からデジタルへ移行させようと積極的なのはイタリアのカロッツェリアだったそうで・・・



一番下のイタルデザインによる いすゞ アッソ・デ・フィオーリ は後のピアッツァのものですね。

80年代には特にトヨタが積極的でしたよね～、こんなデジタル・メーター。
廃れて久しいですが（笑



この雑誌は1979年6月号、まさに
『テクノな80年代』
の前夜だった訳です＾＾

特集記事。
あらゆる物がエレクトロニクス化されようとしていた時代、MF誌は電子自動車の未来を展望しています。

前ブログからの続き・・・

さて、話題はクルマの方に戻り、ICレギュレーターやフルトラ点火などマイコンが点火系制御に使用されて久しく、キャブレター＋点火時期やEGRの総合制御、また三元触媒とO2センサーを用いた電子制御キャブレターをフォードV-8を例にあげて紹介しています。




この時点で日産セドリック/グロリアはまだ330系でしたが、430型へのモデルチェンジを目前に控え、編集部は「EGI 採用」と、既に確定し切った言い方をしています。


パワートレインの総合制御、ABS、そして今後の可能性として衝突防止装置にも触れています。