
過去に埋没してしまいそうな1ベイカー11です。
80年代の初めに3枚のアルバムを出して忽然と姿を消した
河合 夕子さんですが、
ファンのリクエストによってCD復刻が実現しました。
その最後のアルバム「不眠症候群」の最後の曲がこの「去年の夏、エーゲで」
CD復刻の原動力となったHP河合 夕子 慕情exotica での解説・・・
『サードアルバムにして、EPIC・ソニーに残した最後のアルバム。ポップな売れ線の楽曲よりも、独自の音楽性を奥深く追求して行こうという姿勢が色濃く表れています。ジャケットは相変わらずチャイニーズ風ですが、内容はぐっと渋く変化し、ロック系やマイナー調のミディアムテンポがメインに。それに合わせたのか、河合夕子のルックスも、ガラリとイメージチェンジ。ライナーではパンキッシュなロングヘアに、赤メガネと、当時流行のブリティッシュなイメージ。なるほど、アジア、アメリカ、環太平洋を回った河合夕子世界一周音楽の旅は、シルクロードを通ってヨーロッパで完結。最後はエーゲ海で幕を閉じます。』
本当に幕を閉じちゃった(泣
この海に抱かれたまま
私も眠らせて・・・
窓の下を行く カーニバルのパレード
皮肉ね もうひとりきりよ
去年のあなたは サヨナラと一緒に
燃えるテキーラ 飲み干したわ
Aegean Blue Aegean Blue
悲しみたたえ
グラス越しの海が 色を変えてゆくわ
Aegean Blue 風の道をたどって
あなたの笑い声届く
八月の子供たちが
黄昏運んでくる・・・
白い壁の町 夏の海に浮ぶ
時の流れ 取り残され
Aegean Blue Aegean Blue
悲しい色ね
あなたの指、肌に 残ってるわ今も
Aegean Blue 風の道をたどって
あなたのため息がかすか
このグラスで終りにするわ
私も眠りたいから
八月の子供たちが
黄昏運んでくる
寂しさを紛らわす為にグラスを重ねるけれど、想いは募るばかり・・・そんなオンナのため息が聞こえてきそうです。
作詞作曲はもちろん本人なのですが、その哀愁をたたえた美しい旋律とこの歌詞!
'83と言うことは夕子さんが25歳・・・25歳にしてこの艶っぽさ、哀しさ、色っぽさ、妖しさ。
22歳だった僕には本当の意味など分からなかった・・・。
Posted at 2013/07/09 23:55:18 | |
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