<「えびす」食中毒>フーズ社が仕入れ先との調停申し立てへ
毎日新聞 12月12日(月)19時41分配信
焼き肉チェーン店「焼肉酒家えびす」の集団食中毒事件で、チェーンを運営していたフーズ・フォーラス社(金沢市、解散し清算手続き中)は13日にも、肉の仕入れ先の卸売業者「大和屋商店」(東京都板橋区)に対して、3億円の損害賠償を求める調停を東京簡裁に申し立てることが分かった。フーズ社の清算人が明らかにした。賠償金は、被害者補償の原資にする予定で、調停が不調に終わった場合は民事訴訟も検討する。
清算人によると、同社は10月に富山県が出した調査の中間報告などから、えびす各店舗に納入される前の段階で、肉が病原性大腸菌O111などに汚染されていた可能性が高いと主張。大和屋が契約上の義務を怠り、欠陥のある商品を納入してフーズ社側に損害を与えたとしている。
一方、フーズ社は被害者162人から計約8億6000万円の治療費などの請求を受け、さらに金融機関に約5億5000万円▽リース業者に約3億1000万円--など総額約19億円の負債を抱える。フーズ社の資産は、食中毒事故対象の保険金が1億円と、店舗売却金の残りで計2億円未満があるだけで、大幅な債務超過となっている。同社は来年2月中旬、特別清算を金沢地裁に申し立てる見込み。【宮本翔平】
卸売業者を報道出来ない訳が有るのか、後ろ盾の無い「えびす」のみが悪役にされてますが、この様に揉めれば世間の注目が集まるので逆に少しは良いかも知れないと思います。
第1にするべきは被害者への保障で有ると思いますので、「えびす」が債務超過で支払が出来ないので有れば、卸売業者にも責任は無いとは言い切れないと感じます。
「調停が不調に終わった場合は民事訴訟も検討する」との事ですが、元々責任の擦り合いをしていたのですから不調に終わるのは分りきってる様な気もしますが、その後民事で争うとなるとまた長い月日が掛かるし、最終的に勝訴しても卸売業者が素直に支払うとは思えません。
あれだけの騒ぎを起こして連日報道していたのですから、マスゴミは最初だけでは無く最後迄責任を持って報道するべきで、これでは無くなった5人の方も勿論ですが他の被害者も報われない様に感じます。
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