福島第1原発冷却システム停止問題 ネズミの感電が原因と断定
フジテレビ系(FNN) 3月25日(月)21時12分配信
福島第1原発で冷却システムが停止した問題で、東京電力は、電源盤に入り込んだネズミが感電したのが原因で停電が起きたと断定した。
このトラブルは、3月18日夜、福島第1原発で停電が発生し、1号機、3号機、4号機の使用済み核燃料のプールを冷却するシステムなど、9つの設備が停止したもので、およそ29時間後に復旧した。
東京電力によると、3号機と4号機の仮設の電源盤の中でネズミが死んでいて、感電した際にできる「電撃痕」があったという。
また、問題の電源盤以外に異常はないことなどから、東電は、ネズミが感電して電源盤がショートし、過度の電流が流れたことが停電の原因と断定した。
電源盤は、屋外のトラックの荷台に、事故後、およそ2年間にわたって置きっぱなしの状態で、雨などを避けるためにシートで養生されていたが、テープなどがはがれている箇所もあり、小動物が入りこむことができる状況だったという。
最初にお断りしておきますが、これは私個人が考えている事ですので、全く間違っているかも知れません。
どの様な分電盤なのか、全体を写した画像を東電は発表せず、部分的な画像だけですのでこれで判断するしか出来ませんが、9つの設備だと容量から考えても普通は高圧受電ですので、恐らくこれはキュービクル内だと思われます。
アーク痕が残っているこの画像に赤いバーが見えますので、この部分は直結されているアースですので、高圧にはアースは有りませんし他の端子の離隔から考えても、この部分は低圧側に成ると思います。
また、感電死したと言うネズミを見ても高圧で短絡等すれば、バラバラに成ってしまってアーク痕以外跡形も残りませんので、低圧側で感電死したのだと判断出来ます。
不思議に思うのは、地絡とは違って短絡ですので大電流が流れますが、どちらにしても遮断器が動作しないと、元の電源自体のリレーがトリップして、キュービクルの低圧側が全電源喪失に成ってしまいます。
画像から見る限りでは、通常はこの端子の下側に遮断器が有りますので、アーク痕の有る電源側の過電流では動作しません。
このケースでは、これより電源側の遮断機は通常は有りませんのでOCRと呼ばれる過電流リレーが動作したのでは無いかと思うのですが、不思議なのはその後の対応です。
9つもの設備が停止したのですから、普通は当然まず電源を疑って負荷側から原因を追って行くのですが、仮設の設備ですし、キュービクル以外にも分電盤が有って、そこに遮断機は有るかも知れませんが、電圧降下の問題が有るので、分電盤はそんなに多く無いはずで直ぐに電源のキュービクル迄辿り着きます。
途中の分電盤が有っても、キュービクルから直接電源が来ていたとしても、扉を開ければアーク痕に気が付くはずですし、焦げた臭いで異常に気が付きます。
そこにねずみの焼けた死骸が有れば気が付かない訳が有りません笑
実際、キュービクル内の高圧側に猫やヘビが入って感電し、GRと呼ばれる地絡リレーが動作した現場は数回行った経験が有りますが、まず臭いで気が付きました。
それが、原因だと直ぐ分りますので、後は死骸を取り除いてアーク痕を拭いて、念の為、1番電源側にて負荷側を開放した状態で、絶縁抵抗を測定して異常が無ければ動作したリレーを復帰させて、全送電すれば良いだけです。
所が、今回は1部分づつゆっくり復旧させて、全復旧迄に結構な時間を掛けていますし、東電も焦る訳では無く淡々とした会見をしてました。
29時間も復旧まで掛かって、原因が途中の分電盤でネズミの感電と断定だとは余り説得力が無いと思います。
あくまでも、これは私の個人的な考えですので、真相は東電の発表通りなのかも知れませんが、ネズミが原因と言うだけなら時間が掛かり過ぎている様に感じます。
大事に至らなくて良かったですが、東電が本当の事を発表してなくても、もう余り驚きませんが笑、この様に慣れてしまうのは怖い事だと思います。
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