自分のブログにも出張とか書きましたし、一緒にいたお友達がブログに載せてますが、10日から福島のいわき市に出かけて、昨日昼過ぎに戻って来ました。
夜は3日連続で午前様に成って酒浸りでしたが、11日にいわき市から往復300kmちょっとを走って南相馬迄連れて行って貰って今の現実をこの目で見て来ました。
画像は、結構な雨が降っていた事も有りますが、敢て撮って有りません。
お友達のブログにも有りますが、途中に走行した下道は私の住んで周りと変わらず普通の田舎道ですが、飯館村に入ると一気に雰囲気が変わって人気が無く成りました。
「飯館牛」と言う地元のブランド牛だったのでは無いかと思いますが、数ヶ所で名前を見ましたが、残念ですがもう無くなってしまったブランドなのでしょうね。
牛が野生化をしてるとか、テレビ等で見聞きしてましたので「道路にいたらどうしよう」とか思っていましたが、遭遇する事は無かったです。
千葉県だと鹿野山の山道を走っている様な感じでした。
途中で休憩をしながら、南相馬へ到着しましたが、街の中心部では普通の生活感が有って人いますし車も走行してますが、走っている内に段々様子が様変わりして、人気も無く成って警察車両が多く目に入って来る様に成りました。
あちこち走っている間で、地元では無く、千葉県警の車両と2回程すれ違いました。
道路も段差が有る所が多く有った様に感じます。
周りのお店や家には人がいる様子が全く無くて、お店には物が置きっ放しだし家は建物と家具だけが有るけど人がいないと言う状況です。
住む事が出来るのに、住めないと言う現実を目の辺りにすると「復興とか軽く言って良い物か」と言う思いがしました。
住めるのに離れざるを得ないで、仮設暮らしをするのですからストレスも相当な物だと思います。
電気、ガス、水道は使用出来ないと言う事で、周りで点いているのは信号機だけで街灯も設置すらされていない電柱が多かったです。
津波が押し寄せた防波堤が近く成ってくると、新品の電柱が道路沿いに建っていますがやはり電気は人がいないので意味が無いのか、送電はされていない様ですが、津波の被害を受けた電柱も、流され無かっただけなのかも知れませんが、現場にそのままの状態で残っていました。
傾いて、低圧線が手の届く高さ迄垂れ下がってしまっていたり、高圧線が切れてそのままに成っている場所も有りました。
その反対には、新しい電柱が建っていて電線が張られているのは何とも異様な光景です。
防波堤の直ぐ側迄、車から降りて行って見ましたが、防波堤に打ち付ける波音が非常に不気味でした。
周りの家は基礎だけが残っている状態で、上は流されてしまった様で辺りに建っていた電柱も地際から折れて中の鉄筋がむき出しに成っています。
中でも驚いたのは、支線のスクリューアンカーが地面から支線毎引き抜かれていたのを見た事です。
支線は、打ち込みとスクリューアンカーが有りますが、どちらも大容量用の大きさの場合は、人力では無く建柱車をしようして打ち込みますので、支線が切れる事が有ってもアンカーが抜けると言う事は見た事が有りません。
最初は「これは一体何だ?」と思ってましたので、気が付いた時は本当に驚きました。
竜巻等でもアンカー毎抜けると言うのは見た事が無いです。
それだけ、津波と言う物は恐ろしい物何だと目で見て改めて感じました。
津波が通ったと思われる場所には、まだ車が置いて有ったり瓦礫の塊が有るので、2年以上過ぎた今でも一目で分る状況でした。
本当に、離れた所でいくら復興と言っても現実を見れば、そんな軽く言葉に出来ないと言う事が良く分ります。
冷やかしで見に行くとかでは無く、復興と言葉では言うけど何処まで実際は進んでいるのかと言う気持ちで見に行くと良く実感出来ると思いました。
話は変わりますが、今回いわき迄行って本当に良かったと思っています。
犬には悪いですが、余裕を持って他の方より1日早めに行って1日遅めに帰ると言う日程でした。
お友達からの情報やホテルの方のお話し等を聞いて、大好きな夜の探索も楽しい事ばかりでした笑
知らない土地に行って「ボッタクリ」を気にしないで、1人でフラフラ夜の街で飲めると言うのは滅多に出来る事では無いと思います。
お店の方も皆さん人柄も良くて、本当に楽しい時間を過ごす事が出来ました。
有るお店で、みんカラをしている人と意気投合して色々お話をしたり、意外な事も有りましたが笑
震災の後1時期千葉の房総にいる親戚の所へ避難していたとのお話しでした。
昨日メッセが来てましたので、お友達リクエストを送ったのですが、今の所返信は無いです笑
3日連続でATMに行く事に成るとは思いませんでしたが、ここぞとばかりにお金を使う事だけは、出来た様に思います。
ご一緒して頂いた皆さんには本当に感謝します。
飛行ショーは残念でしたが、天候の問題ですから仕方が無い事だと思います。
みんカラステッカーを初めて見ると言う貴重な体験は出来ましたが笑
見聞きするより、自分の目で確かめると言う事がいかに大事な事か分りましたし、本当に疲れましたが、得た物は大きい様に感じます。
Posted at 2013/05/14 15:17:45 | |
遠征 | 日記