毎回では有りませんが、たまに興味をそそられるタイトルに釣られて買っている千葉県の事を紹介している雑誌が有ります。
今回、千葉の秘境グルメと言うタイトルに釣られて買って見ました。
内容を見ると、色々なお店が有りましたが、南房総が多い様に感じました。
パン屋やケーキ屋等も有りますが、そこまでして食べたいとは思いませんので、平日は休みで土日だけと言う本物の蕎麦屋さんとはまた違うのですが、そちらに目がとまりましたので、10時から営業と言う時間に合わせて突撃して見ました。
数日前に、場所だけを確認しようと思っていたのですが、途中で凄い雨に成って自分の身が危ない様な気がして途中で引き返してますので、今日が初めてです。
ナビを頼りにして向かいましたが、山奥の秘境と言う位ですので実際は、辿り着くのか少し不安でした笑
養老渓谷と言う場所を過ぎて、段々道が細くなって車とすれ違いが出来るのがやっとの様な道を進んで行くと道に場所を知らせる案内が出て何ヶ所か有って非常に助かりました笑
どうにか、案内やナビを頼りに到着しました。
雑誌によると元は10年程前に小学校の分校だった所で、蕎麦教室等をを始めたとの事です。
教室は、廃校に成った当時のままで中には入りませんでしたが、色々な絵や写真が飾って有りました。
これらを書いた当時の小学生は、もう成人しているしこちらへ来て、これを見る事が有るのかなと思うと何か複雑な気分でした。
教室内でも食事は出来ますが、外にテーブルが有って山のせいか暑さも感じませんでしたので、下側の画像のテーブルで食べる事にしました。
メニューには蕎麦だけですが数種類有ます。
もりそばの白と黒と言う普通の蕎麦と田舎蕎麦が有りますので、そちらを1枚づつ頼みました。
場所は大多喜町と言う所なのですが、蕎麦は全て町内産だと言う事です。
あちこち写真を撮っている内に蕎麦が運ばれて来ました。
蕎麦の香りも良くてコシも有って、白2枚でも私は満足出来ます。
今日最初の客が私だった様で、食べていると蕎麦を打っている方が「味はどうですか?」と聞いて来ましたので「とても美味しいです」と答えて少し話をしました。
昔は、私の自宅の近くの工業地帯の会社で働いていたとの事で、色々話が合いました。
そう言えば、福島のいわきに行った時もおねーちゃんのいるお店で、偶然同じ様な方がいて話が弾みましたが、何か不思議に感じます。
色々話をしたましたが、この分校は廃校時32人の生徒がいたそうで、廃校後そのままにされていたのを、荒れるだけで勿体無いと言う事でボランティアで町起こしの為に、蕎麦教室等を始めたとの事です。
皆さんは普段仕事が有るので、土日だけしか営業していないと言う理由も分りました。
年間で5000人程のお客さんが来ているらしいですが、土日の2日間だけの営業ですので、馬鹿に出来ない数だと感じます。
大多喜は城下町で駅の方に行けば、色々なお店が有りますし観光客もいますが、この山奥でその人数は凄いと思います。
現在、この付近には小学生は1人しかいなくて合併された学校にバスでは無くタクシーで通っているそうです。
バスを通すよりもタクシーの方が安いと言ってました。
高齢化が進んでいるので、農地は沢山あるので若い人に来て欲しいと言っていたのが印象的でした。
野生動物も色々いるらしく、猿、猪、きょん、鹿、てん、ハクビシン等が良く現れると言う事で、夕方に成ると鹿が毎日の様に現れて校庭で育てている植物を食べてしまうので、網を周りに張っているそうです。
駆除するにも、猟師が高齢過ぎて駆除に成らないと笑ってました。
話をしている内に車数台とバイクの方々が蕎麦を食べに来ましたので、調理場に戻られましたが「また是非、足を運んで欲しい」と言ってました。
流石にそう滅多に来れませんが、秋には新蕎麦祭りも開催するとの事ですので、また涼しく成ったら来て見たいと思います。
このそばには、紫陽花で有名な所や紅葉や滝等観光でも人が訪れる場所が有りますので、千葉にお住いの方は、行って見ても損は無いと感じます。
他のおばさん達も気さくで良い人達ばかりでしたし、山奥迄行ってみても、食べる価値が有る蕎麦を今日は食べる事が出来た様な気がします。雑誌に載っている残りのお店には、雑誌ではパンやケーキやピザ等も紹介が有りますが、興味が無いので多分行く事は無いと思います笑
Posted at 2013/06/08 18:29:39 | |
蕎麦 | 日記