• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+

伝書ヘビのブログ一覧

2024年10月16日 イイね!

ちょっと観察

ちょっと観察枯れ葉が舞う時節となりましたよ 皆さま こんばんは

ガレージ横に枯れ葉が吹き溜まり始めて、早ければ今月、遅くとも来月には雪に関する情報が・・・って、こうしてはいられないワタシですw
でも、こういう時に限ってですね、夜間作業が飛び込んでくるもんですからねww

少しの時間で出来ることでも進めないといけません!
てことで、まずは観察w
alt
まずは、抜けてこなかったクランクのキーでも観察してみましょうかね♪
って、見たんですけどね・・・こんなに叩く!?ってぐらいシバかれてますよw
こういう石橋を叩いて渡る的な作業が素晴らしいです!
で、ふと思ったんですけどね・・・このシバかれてるキーの天地逆じゃね⁉案件(笑
この、シャフトが太くなる手前にキーの頭が飛び出てても意味がないんじゃない!?
外そうと思いましてね、長いキーの方はそれなりに外れたんですけどね、短い方はこれだけシバかれてますからね、めちゃめちゃ苦労しました!
alt
ピンボケですみませんw
入らなかったんでしょうねー、入らなかったんで苦労して無理やり叩き込んだ跡が側面にクッキリとささくれてますよw
平ヤスリを当てて少しずつ側面を修正しましてですね、なんとかクリア ホッ
alt
思いっきりシバかれた方を下にしてみましたけどね、こうだと思いませんか?
きっとこうだと思うんだけどなぁ、って クランクシャフトのネジ山見て驚いたっ!
alt
ネ、ネジ山が坊主山になっとるっ!!
試しにナットを掛けて締めてみたんですけどね・・・これはイエローフラッグですわw
何が悪いとこうなるんでしょ? さっぱり分かりませんですw
でも、プーリーのナットって薄いからこれでも大丈夫なのかも!? 内緒でワッシャ入れて逃げるか!? 絶対バレる自信あり(笑
ここも計測が必要ですw
alt
次はピストンリングを外してみます、TOP表示は上を向いてますね・・・おかしいなぁ、ここは常識を打破しないで普通に組んだみたいですよ♪
alt
ピストンピンの観察です、驚くような傷も摩耗も無いようですねw
後でマイクロを当ててみましょう。

で、せっかく汚れを落としたのにコンロッドが錆サビになるのは嫌ですからね、パーツ皿に置いて防錆剤を吹いてて驚いた!
alt
1番
alt
2番
alt
3番
alt
4番  ん? 2番っ!?
alt
穴、どこ行った-っ!! なんで!?
alt
ありゃまーっ、ベアリングっ! 45度 回っちゃってるっ!
コレって、乗ってる間に回ることあるんですか!?
2番のピストンピンは無給油で回ってたんですかね?
試しにピストンピンを入れて回してみたんですけどね、違和感なくスルスルと回りますよw
これも後で計測してみないといけませんですw
alt
ピストンの吸気側
目立つような側面の傷は無いようですねー♪  が!
alt
排気側は1番から4番までですね、どれもこれも似たような状態ですw
健康な状態とは言い難い状況でしたのでね、サクッと載せ替えなくて良かったです(笑

次は、いよいよヘッドの健康診断です、いやワタシのじゃなくw
Posted at 2024/10/16 19:37:24 | コメント(3) | トラックバック(0) | エンジン | クルマ
2024年10月10日 イイね!

密着 液体ガスケットには

密着 液体ガスケットには昨晩は最低気温が7℃にまでなったそうですよ、皆さま こんにちは

いえいえ道民ですからね、こんな気温に驚いてるわけじゃありませんよ。
そうじゃなくて、今 ワタシがセコセコと行っておりますエンジンの洗浄に影響が出るわけなんですよ!
その洗浄剤の使用方法を読みますとですね、40~60℃に温度を上げると効果が高まる、ってんですからね、そこんとこが非常に厳しいw
これが、厳寒期の北海道でしたらね、ストーブを利用して・・・ってのも考えようによっちゃアリなんでしょうけどね~ww
ポータブルバッテリーじゃ、いいとこ3時間ぐらいしかもたないでしょうしね、普通にコンセントで100Lの水をバケツヒーターで今の常温の20℃あたりから40℃まで上げる、ったらウチの経産省トップが黙っちゃいない(笑
で、日中の家に誰も居ない時間を見計らってですね、こそっと仕事を抜け出してスイッチを入れて温度を上げてですね、夜の作業中は入れっぱなしで、終わったら一晩放置って感じでしょうかw
altクランクシャフト側の液体ガスケットは擦り傷と切り傷に苛まれながらでも撤去できたんですけどね、この 上からしかアクセス出来ないとこにコッテリと塗られたのはどうしたら良いモノか・・・w
考えたらですね、ここは電動工具でイっちゃっても影響が無い場所と詠んだ!
いつものジョイフルAKさんでセット価格¥1,042のワイヤーブラシを購入っ!!
alt
インパクトレンチと延長ロッドは仕事で使ってるヤツねw
コイツでにっくき液体ガスケットを一網打尽にしちゃります!
力は必要ないので当てる角度と時間に気を付けて・・・イケーっ!
alt
良いぞー(笑 でも、あちこち飛び散った液体ガスケットのカスはダメだぞーw
洗浄時に落とすのは必須です。
alt
ここでも活躍しましたハイカーボン入ヘラw
どうしても残る細かいとこはやっぱコレです。
alt
只今、水温は21℃、これでも一晩汲み置きして日中のガレージの温度まで上げた状態ですからねw さぁ、スイッチON! その間にヘッドをバラしましょう♪
alt
排気側フロントから1番OK
alt
2番OK ん? 違和感! スタッド替えられてる!?
alt
3番OK ゴムの半月板周辺の液体ガスケットの撤去も必須ですなぁ
alt
続いて吸気側リアから4番OK
alt
5番OK
alt
6番OK
というか、どれもこれもナットが荒れてますね~、気に入りませんっ! 交換かなw
alt
と、それより2番のスタッドっ! 材質は まぁ仕方がないとしてもピッチが変わっとる!
てことは、どれか一つ ピッチの違うナットが紛れ込んでる?(笑
1/12の確率で、コレか? コレか? どれだ!? 楽しいわぁー!
それより、一つ一つナットを確認しててですね、分かりました!!
このナット、千葉で伝書ヘビ号を乗ってたオーナーの趣味なのか、はたまた当時の流行りだったのか分かりませんけどね、メッキされてるんですよw
伝書ヘビ号はですね、カムカバーやそれを留めるナットもメッキされてましたからね、当時の流行りだったんでしょうかねー、オーナーの好みか、はたまた当時のショップの好みだったのかw
いずれにしてもですね、キャップのナットまでメッキに出すのは考えにくいですからね、きっとアフターパーツで販売されてたのではなかろうかとは思うんですけどね、理由はどうあれメッキが剥がれたら怖いことになりそうな気がするんですけどねww

はい決定っ! 交換です(笑
alt
ちょっと山が荒れてるスタッドにダイスを当てて・・・ん~、ダイスを当てるとピッチは修正できるんですけどねー、ネジ山が立つのが今ひとつ気に入りませんねーw
軽くオイルストーンを当てたら怒られるんでしょうか?(笑
alt
おお~、そういえばこのためにモノタロウで購入しておいた『バルブスプリングコンプレッサー』の写真と作業風景の写真を撮り忘れましたっ!(笑
バルブスプリングコンプレッサーって、お値打ちなヤツからプロ中のプロが使うようなヤツまでいろいろあるんですねー!
ワタシは当然、素人中の素人が使うような、というか誰でも使えるような安いヤツを買いましたよ♪
前のエンジンの時はですね、ワンアクションの“ガッチャン”で外れるヤツを友達の工場主に借してもらって作業したんですけどね、どうもワタシにはクルクル回しながら、バルブスプリングとコッターのご機嫌を伺いながら作業するのが合ってるみたいです(笑
alt
まだ水温が上がりませんので、液体ガスケットまみれのコイツをキレイにしますw
ブロックとの当たり面のボルト穴の周りが盛り上がってましたのでですね、軽くオイルストーンで面出ししました。
組む時は液体ガスケットが必要なのは理解できるんですけどね、あんなに上手に盛り上げることが出来るのか自信がありませんです(笑
alt
ここまでゆっくり作業しましたらですね、やっと水温も40℃そこそこあがってきましたので、洗浄剤を投入して攪拌したらすぐに溶けてくれまして、まずはブロックとヘッド、でもってピストンを“ざぶ~ん”(笑
alt
このぐらい下がるのは仕方がないですもんねw
alt
今回、試しに使ってみたのがこれ、100Lにコレを3個投入しましたよw
前回はメタルクリーンを使って何も問題が無かったんですけどね、当時のワタシはこんなのも5個購入していましたw
当時もですけどね、いったいその時に何を考えたのか、さっぱり覚えてません(笑

このエンジン、路上復帰からオイルが燃えててですね、皆さんから『ステムシール』じゃないの? なんてアドバイスをもらってたんですけどね。
ある日、行きつけのGSの店員さんに、これでも治らなかったらヘッド降ろしですよ!なんて紹介された『プラス91』だっけかなぁ、を入れて頑張ってたんですw
その前にさんざんオイルも燃やしてましたからね、そりゃもうカーボンの堆積どころの話じゃありませんから洗浄剤だけの力でキレイになるとは考えてません(笑
おそらくはリューターか何かでですね、カーボンより神経の方が磨り減るような日々を過ごすものと覚悟しておりますw
alt
一晩放置しましての昼休み、ブロックはオイル汚れと液体ガスケットのカスの洗浄が主な目的でしたからキレイになったんですけどね、ヘッドを引っ張り上げて燃焼室を触ってみると真っ黒いヌルヌルがこびりついてますw
ヌルヌルってことは擦ったら取れるかも? ってことで、台所用のスポンジたわしで擦ったらですね、けっこうキレイに落ちましたよ♪ さすが『男前パーツクリーナー』(笑
alt
4番
燃焼室はキレイに出来ると思うんですけどねー、排気はポートもシートもこうだわなぁー、これでバルブがキレイに当たってたとは思えないですよねw
alt
3番 この燃焼室のキズは何だ!? で、思い当たる節が・・・w
まだ純正のエアクリーナーを使ってた時のことなんですけどね、どうやら外れたナットとワッシャを吸い込ませちゃったみたいでしたw
エアクリーナーの内部でですね、今にも吸い込まれそうになってたボルトは救出出来たんですけどね、ナットとワッシャは行方不明で捜索を断念した経緯を思い出しましたw
場所は、あめふりさんとM先輩とワタシでかっ飛ばした道央道です(笑
alt
2番 これなんか確実にバルブの当たりが分かりますね(笑
alt
1番 ん~、シートの当たり面が荒れてますよねー、やっぱりw
やることてんこ盛りですww
alt
ピストンはまぁまぁ、それなりにキレイになりましたけどね、固いのは残ってますw
気合を入れて掃除しましょー!

洗浄剤の説明にはですね、洗浄後はすぐに水洗いしなさい、と ありますからブロックもヘッドもピストンも引き上げてですね、夜中に自宅の散水栓でヘッドライトの下、こそこそとパーツの水洗いをする、妖怪『炭洗い』です(笑
でもって、ガレージに引き返したらですね、真っ黒になった洗浄液を見てですよ、今度は『もったいないお化け』が登場しましたから大変です!
エンジン洗浄なんてものはですね、いろんなとこでいろんな“もののけ”が出ますからね、ほんと皆さん 気ぃ付けなはれやっ!

で、オイルパンやらフロントカバーにカムカバーなんかを次々と放り込んだのは良かったんですけどね、調子に乗って最後に放り込んでしまったのがオイルポンプ!
引き上げた時に気が付いたんですけどね、この時は全く気にしてないのが恐ろしい、妖怪『忘れん坊』もやって来ましたよw

翌晩、洗浄液の温度もだいぶん下がりましたけどね、これらは予備洗いでオイルをある程度落としたパーツ達でしたからね、大丈夫でしょう♪って真っ黒の洗浄液に手を突っ込んで最初に触れたのがオイルポンプw
『・・・・・・・・・』
あれ?すぐに妖怪『みずあらい』じゃなかったっけ? これ、回転する大事なヤツー!!
alt
いきなり何の心構えも無くオイルポンプの分解清掃とメンテがはじまる(笑
あまりの緊張にですね、こうしか組めないケースに合いマークを入れちゃうというテンパり具合に驚いたw
ケースを開けてギアを取り出して清掃して、ギアとクリアランスの点検 OKですね!
油圧は何の問題も無かったポンプですからね、想像通りです。
それよりも、だいぶん前に話題に上ったリリーフバルブが気になります。
現在、伝書ヘビ号に乗ってるエンジンの油圧なんですけどね、後付けのオートゲージのメーター読みですけどオイルが固い時は7㎏とか針が振れる時がありますw
でも、今 バラシ真っ最中のこのエンジンは5.5㎏から上がったことがありません。
どんなことになってるのか調査です!
alt
割ピンを抜きに掛かったその刹那!
中にスプリングが入ってて、この割ピンで押さえてるとなれば、ここで割ピンを抜けばこの『太陽の塔』がワタシの顔を目掛けてヘドパンかましてくるっ!
そのイタリアのタロウ・オカモトの策略に嵌るわけにはいかぬっ!
試しにこの状態で『太陽の塔』を押してみたんですけどね、けっこう硬いw
ならば、ならばどうする、どうしてくれようぞ・・・と!
目の前の棚にプロペラシャフトのクロスジョイント ド突き用のボルトを発見っ!!
ふふふ、見ておれっ! タロウ・オカモトーーーっ!
alt
必殺『代用の問う』by ヘビ・デンショ(笑
夜中ですからね、テンションが変なことになっておりますw
alt
コレをこんなことしてグッと押さえて一度沈み込ませてから割ピンを抜いて、ゆっくり戻す、と!
alt
成功です、タロウ・オカモトを攻略しましたよ、芸術と眠気が爆発でした(笑
alt
リリーフバルブ全容、こ、これだけっすねw
必殺の構想と製作と記事にする時間のほうが・・・(笑
で、マニュアルにはですね、このスプリングの自由長を計測せよ、というミッションが書き添えられておりますw
拙者、小学校4年生までの将来の夢は画家を目指していた身、自由帳は持ち合わせていたもものの、自由長とは縁がござらんw

てわけで、ノギスを引っ張り出してですね、こう・・・計って・・・みる・・・ことに・・・って、全然 上手い事ノギスを当てることが出来ませんってw
自由長って、不自由でちょうw ・・・夜中ですからね・・・

ならば、ならばどうする、どうしてくれようぞ・・・これ多い気がする(笑
alt
スプリングの横を軽くバイスで挟んだらタロウ・オカモトもビビるんじゃね!?
てわけで、デジタルノギスも導入しましてですね、やっとそれらしい計測が出来た気がします。
マニュアルには48.25mmという基準値が表記されてましたけどね・・・どうなんすか(笑
自由長が短くなってバルブを押せてない、となると絶えず油圧が逃げてる状態になるからマズいんでしょうけどね、今は太陽の塔が頑張って押してる状態ですからね、大丈夫だとは思うんですけどね・・・清掃してから注油して組みますw
alt
組むのが大変でしたよ~、さすが『代用の問う』 
いろんなバイスを投入しましてですね、バラシの5倍ぐらい時間が掛かりましたけどね、なんとか組めましたw
alt
シャフトにも十分に注油しましてですね、オイルポンプは完了とします♪

時計の針はAM3:00 今日と明日は3時間も前に出会っちゃったみたいですよw
Posted at 2024/10/10 13:43:50 | コメント(2) | トラックバック(0) | エンジン | クルマ
2024年10月09日 イイね!

エンジンは強いっ!

エンジンは強いっ!ブロックやヘッドを洗浄する前に清掃を急ぎますよ 皆さま こんばんは

以前、お頭さんが使っていたカーボンのスクレパーを100均で見つけましたので、すかさず2本購入しておいたんですけどね、これがなんと使い易い場面があるんですよ♪
そもそも100均ですからね、使い捨てで考えるなら竹の割り箸よりも使い易いです(笑
まぁ、割り箸は割り箸で使い易い場面がありますけどね、カップ麺食べる時とかw
alt
インマニのガスケットを剥がして液体ガスケットを撤去するんですけどね、ワタシが言いたかったのはこのガスケットです!
このペラペラの1mmか1.5mmぐらいのガスケット、当時はこれが普通だったんでしょうね、きっと。
alt
もう何度もインマニのガスケットを発注しましたワタシですけどね、毎回この3倍はあろうかという厚みの、メタルをサンドした立派なガスケットが届けられます。
そのガスケットに不満があるわけじゃないですよ、逆にありがたいことなんですけどね、それによって他のスタッドボルトよりも5mm短い2本にナットの掛かりが頼りなくなってしまうワタシのヘッドでしたw
ワタシのスタッドボルトはですね、有効がさらに3mm短くなってたので、ホントにトルクが掛けられなくて、結果 スタッドボルトの抜き替えの必要に迫られたわけでした。
alt
上の真ん中に見えてるのがハイカーボン入りのスクレパーです♪
こういうとこの液体ガスケット剥がしに頑張ってもらいます。
相手がアルミ合金で、このスクレパーですからね、全くもって攻撃性がありませんから、シャコシャコと擦りながらですね、いろんなとこを見たり考え事をしたり出来るのも良いもんだなぁ~、なんて外してあったピストンを見ててですね、ふと違和感?
ちょっと手を休めてですね、ん?? わざわざ近くまで行って、さらに違和感っ!?
alt
後でじっくり観察しようとですね、エンジンをひっくり返してヘッド側に抜いたまんまの状態で仮置きしてますから間違いなくこの様に組まれてました・・・
右の1番から左の4番へw

コンロッドの組付け間違っとるやんけーっ!!

alt
ライナーとクランクのメタル部分の位置関係によってですね、コンロッドがオフセットしております。
右の1番は外側(右側)に逃げなきゃいけないんですけどね、逆ですw
左の2番は左に逃げてるので正解w
alt
右の3番は右に逃げなきゃならないのに左に攻めてるからダメ、逆っ!
左の4番は左に逃げてるから正解。
4本あるコンロッドのうち2本正解、打率5割、正解率50%、ギャンブルなら悩ましいところですw
というか、全部同じ向きで組んだら正解だと思ったのか? てか、思ったまんまで仕事してる? 
だけどさぁ、これで帯広→函館→青森→静岡→岐阜の1600kmを往復で3200km走破してますからねw
3番なんて凄いですよ、2番と3番の間にはスラストベアリングの入った大きいメタルが入ってますからね、どんだけ左にって、オフセットしてる分の2倍離れるんですからね!
小端でピストンの内側を削ってるんじゃないだろか?
洗浄が終わったらバラシて観察しますけど、エンジンって強いですねーw

このエンジンを組んだプロはその辺のこともキッチリと理解した上でですね、敢えてアルファロメオというメーカーに挑戦状を叩きつけたんでしょうね!
こんな風に組んでも全然大丈夫なんだよ♪ という経験値で作業されたに違いないっ!
よく言われたんですよ、『イタ車なんてこんなもんですよ』って♪
なるほど、こういうことだったんですねー、素晴らしいです! 
ワタシなんかですね、経験値などというものは持ち合わせてませんからね、マニュアル通りに組み上げることもままなりませんのでですね、とことん忠実を目指して邁進するしかありませんから頭が下がります。
ちなみにワタシには『イタ車はこんなもん』とは未だに思えませなんだw
alt
コンロッドにばかり感心してると時間が無くなりますのでね、本題です(笑
『自作ライナー抜き』
人生2度目の登場となりましたところの特殊工具でありますw
最近、巷で散見しますところのライナーと液体ガスケットの仲良し状態を絶縁させるという、どこぞの興信所的な工具です(笑
alt
こんな風にクランクシャフトのキャップのボルトを利用しましての慎重な作業(笑
ものの10分もかからずに4本とも無事にライナーを抜くことが出来たんですけどね・・・
alt

ブロック側に残った液体ガスケットを撤去するのがー、またとんでもないですw

で、液体ガスケットの撤去で戦ったことのある戦士には分かると思うんですけどね、極小になった液体ガスケットってのがまた、吹いたってor拭いたって あちこちにくっ付いてなかなか居なくなってくれないじゃないですかww
諦めて洗浄の時にまた戦うしかないんですけどねー、意気下がるわぁー!
alt
で、思い出しました!!! クーラントの行方(笑
ウォーターポンプから『水ギャラリー』を通ってヘッドに駆け上がるクーラントは理解できるものの、どうやってブロックを満たすの!? という永遠の疑問、アルファロメオ105業界のポアンカレ予想と囁かれる謎を観察するんでしたw
alt

ライナーを外したらですね、なんとなんと排気側の側面にポートへ繋がる穴があるじゃないっすかーっ♪
alt

なるほどねー、って考えてもですね、このブロックに溜まったクーラントはですよ、ライナーに阻まれて直では出られないんですねー。
1番の最前面か4番の最後面を流れるしかないってことですよね。
でも、その辺の計算がブロックの容積だったりポンプの能力だったり、はたまたポートの大きさで計算されてるんでしょうねー!

やっぱりですね、エンジンは宇宙ですよ(笑
Posted at 2024/10/09 22:51:32 | コメント(3) | トラックバック(0) | エンジン | クルマ
2024年10月04日 イイね!

魅惑と疑惑と思惑と

魅惑と疑惑と思惑と本日の最高気温は15℃って、一昨日は25℃だったのにいきなり10℃も下がりますかね、普通w 皆さま こんにちは
まぁ、10月になりましたから、このぐらい寒くなるのが北海道ですけどね、こちとら夜も24時まで仕事してますから身体が付いていきませんってw

昨日は14時で日中の仕事が一段落しましたので、19時の夜間工事まで時間が空きましたから、出来るとこまでやってみました♪
alt
エンジンをひっくり返してオイルパンを外してたらですね・・・分かる、動機も意味も分かるんですけどね、大して重要な1本じゃないのかもしれないけど、プロの選択ですから問題ないのかもしれませんけどね、ワタシは嫌い! 交換しますw
alt
ん?ここは??
純正だと機械式の燃料ポンプが付くとこの下ですけどね、ここにはオイルパンのボルトは必要ないんですね、抜けた形跡もありませんしw
alt
クランクプーリーを外して、フロントのカバーを外して、ん~、これがデスビを回すギアね・・・前に組んだ時はデスビを90度間違えて組んじゃいましたからね、この辺りとは特に仲良くしとく必要があります(笑
alt
で、コイツが抜けねーっ!
スパイダーのエンジンを組んだ時はですよ、何の苦労もなくキーの上を滑ったコイツがですね・・・なんでこうも抜けてこないのか!!っとw
alt
はは~ん、けっこう叩かれてますなぁw
これはキーか溝にですね、ある程度のダメージがあるわけですなww
チェーンを痛めないようにバールを掛けて少しづつ煽ったらですね、繋がってるチェーンとギアが上手く外れてくれましたので、残ったコイツはあとで炙ってクランクから外してやることにします。
alt


alt


alt
(笑)
alt
クランクのカバーの刻印を観察♪
この前に弄ってたヘッドのカムホルダーの件もありますからね、刻印の向きは疑います(笑
alt
コンロッドを外します。
やっぱり刻印の向きを気にしながら・・・2番と3番が下死点にありますから、まずは2番。
こっち側ね、次に 3番
alt
はい、あっち側ね
これ、帯広のプロが組んだエンジンですからね、問題ないでしょう!
セオリーに反していたとしても、何らかの理由があってそうしたんだと考えます。
この方がクランクとのアタリが良かったんだと解釈しますw
ちなみに1番と4番の刻印はこっち側でした(笑
これはベアリングの観察が楽しみなことになってきますねー♪
alt
これは勉強になりますねー!
転ばぬ先の杖、と申しましょうか、アルファロメオ105のエンジンにはこのぐらいの慎重さが必要なわけであります!!
スパイダーのエンジンを組んだ時は、ここまでコッテリと液体ガスケットを盛り上げませんでしたからねー、やっぱりワタシはまだまだですw
alt
このカバーも凄いことになってます!
最後の一回しまでボルトが抜けてこないように液体ガスケットの特性を利用してます!!
ワッシャも強力に接着されてますのでね、落とす心配が要らないという整備性までも考えられてますねー!
しかし、上手に液体ガスケットを盛り上げますね~、やっぱりプロの技術は素晴らしいっ!!
altと、ここでライナーの突き出しを測ってみることにしました♪
マニュアルによるとですね・・・0.01~0.06mmとあります。
シックネスゲージを用意しましてですね・・・0.01mmと・・・これだけ薄いと・・・どこに隠れてるんだか・・・どこに・・・っと、無いっ!
ウチのシックネスゲージは0.03mmからなんですけど不良品ですかっ!?
まぁ、イイか、0.07が通らなきゃ良いってことで(笑
4番、危ねーっ! ギリ!! ストレート定規の寝かせ方によっては潜るw
直角にしたら潜らないから大丈夫ってことでイイかな?

ってとこで、ふと考えたw
ピストンを抜いたから、ライナーが抜けて来て突き出しが変わったのかも!?
ライナーを気にしながらエンジンをひっくり返して・・・
alt
ん?
alt
お?
alt
え?
alt
はぁ!?
ライナーとブロックの嵌合部、4本全てですね、これまたキレイに液体ガスケットで接着されてますw
そうですよね! 今までライナーを押さえないでさんざんエンジンをひっくり返して観察してても大丈夫だったんですからねーっ!
はは~ん、そういう整備性も踏まえての転ばぬ先の液体ガスケットですねっ!
試しにですね、おもいっきり力を入れてライナーを抜いてみようとしたんですけどね、びくともしませんがなw
で、感動したのはですね、この部分には水やクーラント用の透明な液体ガスケットを使用してるってことです。
重力も考慮してですね、下からオイルが上がるよりも、上からクーラントが下がることを重視したんでしょう!
絶えずオイルに接触してる場所に水用の液体ガスケットを使用してもですね、嵌合部に頑張ってもらいましょう、という意図が読み取れますw

まぁ、ワタシ的にはですね、こういうライナーを抜くためのツールを製作してありますからね、問題無しです、って また使う羽目になるとは思わなんだ(笑
alt
と、大事なことを思い出しましたw
クーラントってどこをどうやって走ってるのか、今一つピンときてませんw
なので、観察(笑
ここに、こうやってウォーターポンプが付いてるでしょ・・・
alt
なるほどね!
この一番遠いとこからブロックに入ってたのかー♪
オイルポンプの時は、ますよんさんに『それがオイルギャラリーです』って習いましたからね、ここは『水ギャラリー』です(笑
alt

で、そこからブロックの側面を流れてヘッドに上がって来る・・・ん? 待てよ??
ヘッドに行く奴らは良いけど、ライナーの周りにはどうやって溜まる!?
alt
試しにガスケットを置いてみる伝書ヘビ(笑
この水のポートを2分割するようなガスケットの形状にも理由があるのかなぁw
えぇー、分からん! ブロックの横に水の穴なんて有ったのかなぁww
スパイダーのエンジン組む時にもっと良く観察しとけば良かったなぁーっ!
ラジエターで冷えたクーラントはウォーターポンプで水ギャラリー通ってヘッドに行って吸気側のポートを通ってブロックに降りれるけど、始めに排気側を通ってるわけだから温度が上がってるはずで、暖かい水は上に上がりたいからインマニに到達するまでにブロックの中で変な対流を起こしそうだし・・・メーカーがそんなことする?
というか、ワザと変な対流を起こしてブロックの中で混ぜる? 的な? 感じ?(笑

105のエンジンって、冷却に関してはホント優等生ってワタシは10年の経験上 判断してますからね(笑
グリルを半分隠した状態でサーキットを走っても水温計の針は85度から上がったこと無いですし♪
真夏の都会の大渋滞とかは経験が無いので分かりませんけどね、聞くところによると電動ファンが必要っていう話もありますからねw

ん~、このクーラントの動きに関してはですね、ライナーを外してもっと観察することにします♪
alt
ガレージの中はこんな状態になりました♪
床に広がってるパーツ達を片付けてから、じっくりとライナーを抜きますw

その後は、楽しい楽しいクリーニング♪ それから観察と測定ですねー!
で、生まれて初めてシリーズでも最も大きな試練のボアゲージw
動画を見ても説明を聞いてもですね、なんだか頭の中がボアっとします(笑
Posted at 2024/10/04 15:07:26 | コメント(5) | トラックバック(0) | エンジン | クルマ
2024年07月19日 イイね!

2か月前の記憶ってさぁw

2か月前の記憶ってさぁwやりたいことが多すぎて何も手に付かない時ってありますよね 皆さま こんばんは
しかもですよ、ここ帯広でさえ気温が30度を超えてくるようになりましたからね!
ガレージの中の温度計なんて40度をカウントしたりしますから大変です。
工場用の扇風機が必要ですねw

そんな温度のせいでダラダラしてても仕方がありませんので、熱中症に気を付けてやっちゃいましょう!
alt
ヘッドをひっくり返してスタッドボルトの位置を計測します。
3mmの鉄板を450×150に切り出して、スタッドボルトの位置に穴開け。
alt

ゴム板を切り出して、冷却水の穴を塞いで気密試験をしてみます。
alt
完全には気密を保てないでしょうけどね、まぁ 十分でしょw
alt
ウォーターポンプに繋がるパイプを閉止してヒーターコアに繋がるところから空圧をかけます。
alt
インマニとヘッドの接合部やインシュレーターの接合部に石鹸水を塗布して漏れがないか確認します。
alt
インシュレーターの接合部にクーラントが廻ることはありませんけどね、一応(笑
alt
当たり前に問題なしですw
alt
4番 問題なし
alt
3番も問題なしです
alt
2番 コイツを一番疑ってたんですけどね、問題ありません
alt
1番も大丈夫ですね
スタッドボルトの打ち替えで状況が改善できたと信じることにします(笑
排気の臭いを嗅いで確認してみないといけませんねw
alt
ヘッドを載せる前にオイルプレッシャーのセンダーを交換しました。
油圧が高いんでしょうかね、センダーのカシメからオイルが垂れてましたw
今度はオイルポンプの調整もやってみたいですね~。
alt

まぁまぁ綺麗な状態だよなぁ、やっぱり・・・とか思いながらですね、プーリーのナットに36のソケットを咬ませてクランクを回して確認したりしてたんですけどねw

ここからです(笑
何気にですよ、この何気にってのがワタシの悪いとこ!
何気に新品のヘッドガスケットを手にしたのが悪かったwww
手に持っちゃったらですよ、普通にカッターでビニールを切って出しちゃうじゃないですか。。。
そうするとですね、何も考えずにオイルのOリングなんかを出しちゃうわけですよ。。。
で、ごく自然にクランクプーリーの圧縮上死点なんかを合わせちゃうわけですね。。。
そして、6個のOリングを所定の位置に置いたぐらいにして。。。
そしたらですね、もうこの流れはヘッドガスケットを載せちゃいますわな。。。
ここまできたらですよ、エンジンクレーンで吊ったヘッドを下げ、下げ。。。
alt
自分でヘッドを載せたことがある方なら想像していただけると思うんですけどね、この微妙に反るヘッドガスケットのおかげでですよ、先に置いたOリングが所定の場所に留まってるか心配になるんですよねー!
ココはまだ大丈夫ですけどね
alt
だんだんと、ほら!
alt
ココなんて一度下がったガスケットにOリングが抱き付いてるもんですからたまりませんw

こんなのをですね、心配しながらヘッドを降ろすもんですからね、注意は完全にOリングにいってます。。。

ヘッドを完全に降ろしてエンジンクレーンを外したら、規定のトルクで締め付けて完了。
カムチェーンを掛けて~、カムシャフトのマークを合わせて~、テンショナーを張ってからクランクを何周か回してから、もう一度カムのマークの確認をしてヘッドは終了です。
締め辛いエキゾーストのナットから先にやっつけて、キャブを戻して燃料ラインを繋いで、ラジエターを付けて、ウォーターラインを戻して・・・。
alt

日曜日の9時から始めて16時ぐらいでこの状態に♪

晩御飯を食べてから・・・さて、火を入れますかっ!!!
クーラントを入れて、オイルを確認して、、、
ドキドキしながら・・・『いざっ!』
キュンキュンキュンキュン・・・・・・・・・あら?
キュンキュンキュンキュン・・・・・・・・・・・・・・あれ??
キュンキュンキュンキュン・・・・・・・・・・・・・・・・・・・んん???
キュンキュンキュンキュン・・・・・・・・・・・・・・・・・・・www

初爆が来ないw
マフラーの先に鼻を近付けたらガソリン臭いww
てことは、点火されてない?
コイル OK プラグコード 大丈夫 デスビ、ん? デスビ?? もしかして???

試しにデスビからプラグコード引っこ抜いて180度ずらして長めのクランキングしたらですね、エンジン掛かりました~w
圧縮上死点だと思ってたのがですね、じつは排気上死点でしたねぇw
クランク回してる間に360度間違えましたねww

ですので、ワタシのこのエンジンは組付けで90度、今回は180度間違えたのでですね、合計で270度 間違えてます(笑

さぁ、エンジンに火が入りましたのでですね、颯爽と公道に出てキャブ調整なんぞを♪
と、考えたいのはやまやまなんですけどね、去る7月10日に車検が切れましてございます(笑
Posted at 2024/07/19 17:49:19 | コメント(3) | トラックバック(0) | エンジン | クルマ

プロフィール

伝書ヘビです。 Yahooブログの閉鎖に伴い今度はコチラのご厄介になろうかとw どうぞ、よろしくお願いします。
みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2025/8 >>

     12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
31      

リンク・クリップ

ただただ悔しい甘ちゃんです! 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2025/04/04 16:50:01
感謝!~2021 0541MEETING~ 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2021/09/14 20:11:55

愛車一覧

アルファロメオ ジュリア アルファロメオ ジュリア
アルファロメオ ジュリアはシレッと路上復帰しております(笑

過去のブログ

2025年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2024年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2023年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2022年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2021年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2020年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2019年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
ヘルプ利用規約サイトマップ
© LY Corporation