もう車道の雪は消えましたよ 皆さま こんにちは
昨日の日中は実に数か月ぶりの雨が降りまして、いよいよ雪解けに拍車がかかりましたですよ♪
建物の日陰になる北側にはまだ雪が残ってますけどね、待ちきれないライダーの姿も散見されるようになってきました。
ということはですね、我が伝書ヘビ号の整備にも拍車を掛けねばならんというわけですw コイツですw
異音の解消という始めのメニューには無かったコイツですけどね、プロペラシャフトとのジョイント部に滲み出て、辺りに飛び散ってるオイルを見ちゃったもんですからね、どうにかしなけりゃいけませんw
このカッコいいナットを外して、このフランジの向こうにあるオイルシールを交換したいっ!!
あちこち弄ってきて数々の失敗を経験したワタシですからね、こういう大事なとこには“締め付けトルク”なんちゅう厄介な数字があると踏んだ!
そうとなれば、マニュアルの最後の方のテクニカルデータに載ってるはず!ってことで見ましたけどね・・・読んでみましたけどね・・・さらに読んで・・・
というかですね、そもそもコイツの名前はなんですかっ!?(笑
この、なんちゅう名前かわからんシャフトの名前が分かりませんw
で、パーツリストをひっくり返してみたらですよ、リングギアとアッセンブリーになってて、個人の名前が記されてないという始末ww
これじゃないかなぁ~? っていうヤツの締め付けトルクを見たらばですよ、約8~13kg/mってあるじゃないですか!
こんな大事なとこの、たいそうなカッコしてるナットがですよ、締め付けトルクにおよそ5kg/mの幅があるっちゅうのはホントなんだろか!?
数々の失敗を経験してきたワタシは慎重になっておる(笑
ここは、コイツの名前だけでもハッキリせんとならん!てなわけで友達の工場へ・・・
いきなり、コイツの名前はなんていうの?って、聞くのもなんですからね、当たり障りのない話から入っていってですよ、どう?最近は忙しいの?とか、工場に入ってるクルマを見りゃすぐわかるような質問もかましてからにしてですよ、やっと言いましたね。
でね、コイツの、このデフのリングギアを廻してる、こんななった毒キノコみたいなシャフトって、なんて名前ですの!?
よく言った、伝書ヘビ!! これ以上の的確な表現は無い!! きっと通じた!!!
さぁ、解答をどうぞっ!!!
『あぁ~、それね~、メーカーによっていろんな呼び方があるよ』 フリーズw
詰んだ
まてまてまてまて、てことはですよ、国産でも呼び方がバラバラなとこに持って来てですよ、イタリアの、しかも1973年のアルファロメオの毒キノコですからねw
もしかしたら、とんでもない、いや由緒正しい、例えば そう『ヴィスコンティ家の山奥に自生する毒キノコ』とかっていう名前なのかもしれぬw
うおぉ~、名前が分からん、締め付けトルクは? 現在 何kg/mで締まってるの?
いったん落ち着きましょ、なんか他の作業でもして忘れましょ(笑
で、下に潜ってデフを見ながら、このナットを外すのにはレンチをこうして掛けておいてからの、トルクレンチで一回 何kg/mで締まってるのか増し締めで確認してから・・・
マフラーが邪魔くさいなぁー、このジョイント部って排気漏れ・・・ んん?
そうだ! 思い出しましたよ!!
我が伝書ヘビ号、この受けのパイプに切れ込みが無くてですね、マフラークランプが全く仕事をしてない状況でした(笑
これに気付いたのが去年のイタジョブ前整備の時でしたからね、およそ10年の間、全く知らずにドライブしておりましたw
思い出したからには放っておけませんので、サクッと摘出しましょ♪
お頭さんとお揃いの年季の入ったゴロゴロカートです(笑
これ、地味に便利なモノなんですけどね、工具を仕舞えるんですけど仕舞ったことを忘れてしまって工具紛失したことになりますw
ですので、このカートの周りは時空がゆがんでるという表現が適正です(笑
外すときに飲み込みを確認しましたけど、手一杯 入っていましたので飲み込みの2/5まで切れ込みを入れました。
入れ込みの角度はクランプの締まる方向に対して90度、ね この辺が伝書ヘビ、良いんだか 悪いんだか、そこまで気にしなくても良いんだか分かりません(笑
そんなところにですね、伝書ヘビ号をワタシの所まで積車で搬送した10年前からお世話になってるHONDAの営業マンから電話がありましてですね、、、
ちょっと遊びに行って良いですか? なんつって そそくさとHONDAへ向かう伝書ヘビ!
目的はただただひとつ!
『工場長っ! ここのこんななってる毒キノコみたいなシャフト、なんつー名前っ!?』(笑
『いろいろ呼び方あるんですけどねー』それはもう聞き飽きたっ!
『コイツのオイルシールを交換したいんだけど、名前が分からなくて締め付けトルクを調べられないんすよ! ちなみにHONDAではなんていうの?』
なんかしっくりこないニュアンスの名前で、もう忘れたw
もう、ここまででいろんな活字を目にしてきましたからね、こうなりゃ当てずっぽうの伝書ヘビですよ!
『コイツって、ドライブピニオンって言ったら変っ!?』
『そう呼んでも良いと思いますよ』って『ヴィスコンティ家の・・・』じゃないんかいw
とまぁ、一件落着したんだかしてないんだか、いろいろギリギリでやっております(笑