昨晩は最低気温が7℃にまでなったそうですよ、皆さま こんにちは
いえいえ道民ですからね、こんな気温に驚いてるわけじゃありませんよ。
そうじゃなくて、今 ワタシがセコセコと行っておりますエンジンの洗浄に影響が出るわけなんですよ!
その洗浄剤の使用方法を読みますとですね、40~60℃に温度を上げると効果が高まる、ってんですからね、そこんとこが非常に厳しいw
これが、厳寒期の北海道でしたらね、ストーブを利用して・・・ってのも考えようによっちゃアリなんでしょうけどね~ww
ポータブルバッテリーじゃ、いいとこ3時間ぐらいしかもたないでしょうしね、普通にコンセントで100Lの水をバケツヒーターで今の常温の20℃あたりから40℃まで上げる、ったらウチの経産省トップが黙っちゃいない(笑
で、日中の家に誰も居ない時間を見計らってですね、こそっと仕事を抜け出してスイッチを入れて温度を上げてですね、夜の作業中は入れっぱなしで、終わったら一晩放置って感じでしょうかw
クランクシャフト側の液体ガスケットは擦り傷と切り傷に苛まれながらでも撤去できたんですけどね、この 上からしかアクセス出来ないとこにコッテリと塗られたのはどうしたら良いモノか・・・w
考えたらですね、ここは電動工具でイっちゃっても影響が無い場所と詠んだ!
いつものジョイフルAKさんでセット価格¥1,042のワイヤーブラシを購入っ!!
インパクトレンチと延長ロッドは仕事で使ってるヤツねw
コイツでにっくき液体ガスケットを一網打尽にしちゃります!
力は必要ないので当てる角度と時間に気を付けて・・・イケーっ!
良いぞー(笑 でも、あちこち飛び散った液体ガスケットのカスはダメだぞーw
洗浄時に落とすのは必須です。
ここでも活躍しましたハイカーボン入ヘラw
どうしても残る細かいとこはやっぱコレです。
只今、水温は21℃、これでも一晩汲み置きして日中のガレージの温度まで上げた状態ですからねw さぁ、スイッチON! その間にヘッドをバラしましょう♪
排気側フロントから1番OK
2番OK ん? 違和感! スタッド替えられてる!?
3番OK ゴムの半月板周辺の液体ガスケットの撤去も必須ですなぁ
続いて吸気側リアから4番OK
5番OK
6番OK
というか、どれもこれもナットが荒れてますね~、気に入りませんっ! 交換かなw
と、それより2番のスタッドっ! 材質は まぁ仕方がないとしてもピッチが変わっとる!
てことは、どれか一つ ピッチの違うナットが紛れ込んでる?(笑
1/12の確率で、コレか? コレか? どれだ!? 楽しいわぁー!
それより、一つ一つナットを確認しててですね、分かりました!!
このナット、千葉で伝書ヘビ号を乗ってたオーナーの趣味なのか、はたまた当時の流行りだったのか分かりませんけどね、メッキされてるんですよw
伝書ヘビ号はですね、カムカバーやそれを留めるナットもメッキされてましたからね、当時の流行りだったんでしょうかねー、オーナーの好みか、はたまた当時のショップの好みだったのかw
いずれにしてもですね、キャップのナットまでメッキに出すのは考えにくいですからね、きっとアフターパーツで販売されてたのではなかろうかとは思うんですけどね、理由はどうあれメッキが剥がれたら怖いことになりそうな気がするんですけどねww
はい決定っ! 交換です(笑
ちょっと山が荒れてるスタッドにダイスを当てて・・・ん~、ダイスを当てるとピッチは修正できるんですけどねー、ネジ山が立つのが今ひとつ気に入りませんねーw
軽くオイルストーンを当てたら怒られるんでしょうか?(笑
おお~、そういえばこのためにモノタロウで購入しておいた『バルブスプリングコンプレッサー』の写真と作業風景の写真を撮り忘れましたっ!(笑
バルブスプリングコンプレッサーって、お値打ちなヤツからプロ中のプロが使うようなヤツまでいろいろあるんですねー!
ワタシは当然、素人中の素人が使うような、というか誰でも使えるような安いヤツを買いましたよ♪
前のエンジンの時はですね、ワンアクションの“ガッチャン”で外れるヤツを友達の工場主に借してもらって作業したんですけどね、どうもワタシにはクルクル回しながら、バルブスプリングとコッターのご機嫌を伺いながら作業するのが合ってるみたいです(笑
まだ水温が上がりませんので、液体ガスケットまみれのコイツをキレイにしますw
ブロックとの当たり面のボルト穴の周りが盛り上がってましたのでですね、軽くオイルストーンで面出ししました。
組む時は液体ガスケットが必要なのは理解できるんですけどね、あんなに上手に盛り上げることが出来るのか自信がありませんです(笑
ここまでゆっくり作業しましたらですね、やっと水温も40℃そこそこあがってきましたので、洗浄剤を投入して攪拌したらすぐに溶けてくれまして、まずはブロックとヘッド、でもってピストンを“ざぶ~ん”(笑
このぐらい下がるのは仕方がないですもんねw
今回、試しに使ってみたのがこれ、100Lにコレを3個投入しましたよw
前回はメタルクリーンを使って何も問題が無かったんですけどね、当時のワタシはこんなのも5個購入していましたw
当時もですけどね、いったいその時に何を考えたのか、さっぱり覚えてません(笑
このエンジン、路上復帰からオイルが燃えててですね、皆さんから『ステムシール』じゃないの? なんてアドバイスをもらってたんですけどね。
ある日、行きつけのGSの店員さんに、これでも治らなかったらヘッド降ろしですよ!なんて紹介された『プラス91』だっけかなぁ、を入れて頑張ってたんですw
その前にさんざんオイルも燃やしてましたからね、そりゃもうカーボンの堆積どころの話じゃありませんから洗浄剤だけの力でキレイになるとは考えてません(笑
おそらくはリューターか何かでですね、カーボンより神経の方が磨り減るような日々を過ごすものと覚悟しておりますw
一晩放置しましての昼休み、ブロックはオイル汚れと液体ガスケットのカスの洗浄が主な目的でしたからキレイになったんですけどね、ヘッドを引っ張り上げて燃焼室を触ってみると真っ黒いヌルヌルがこびりついてますw
ヌルヌルってことは擦ったら取れるかも? ってことで、台所用のスポンジたわしで擦ったらですね、けっこうキレイに落ちましたよ♪ さすが『男前パーツクリーナー』(笑
4番
燃焼室はキレイに出来ると思うんですけどねー、排気はポートもシートもこうだわなぁー、これでバルブがキレイに当たってたとは思えないですよねw
3番 この燃焼室のキズは何だ!? で、思い当たる節が・・・w
まだ純正のエアクリーナーを使ってた時のことなんですけどね、どうやら外れたナットとワッシャを吸い込ませちゃったみたいでしたw
エアクリーナーの内部でですね、今にも吸い込まれそうになってたボルトは救出出来たんですけどね、ナットとワッシャは行方不明で捜索を断念した経緯を思い出しましたw
場所は、あめふりさんとM先輩とワタシでかっ飛ばした道央道です(笑
2番 これなんか確実にバルブの当たりが分かりますね(笑
1番 ん~、シートの当たり面が荒れてますよねー、やっぱりw
やることてんこ盛りですww
ピストンはまぁまぁ、それなりにキレイになりましたけどね、固いのは残ってますw
気合を入れて掃除しましょー!
洗浄剤の説明にはですね、洗浄後はすぐに水洗いしなさい、と ありますからブロックもヘッドもピストンも引き上げてですね、夜中に自宅の散水栓でヘッドライトの下、こそこそとパーツの水洗いをする、妖怪『炭洗い』です(笑
でもって、ガレージに引き返したらですね、真っ黒になった洗浄液を見てですよ、今度は『もったいないお化け』が登場しましたから大変です!
エンジン洗浄なんてものはですね、いろんなとこでいろんな“もののけ”が出ますからね、ほんと皆さん 気ぃ付けなはれやっ!
で、オイルパンやらフロントカバーにカムカバーなんかを次々と放り込んだのは良かったんですけどね、調子に乗って最後に放り込んでしまったのがオイルポンプ!
引き上げた時に気が付いたんですけどね、この時は全く気にしてないのが恐ろしい、妖怪『忘れん坊』もやって来ましたよw
翌晩、洗浄液の温度もだいぶん下がりましたけどね、これらは予備洗いでオイルをある程度落としたパーツ達でしたからね、大丈夫でしょう♪って真っ黒の洗浄液に手を突っ込んで最初に触れたのがオイルポンプw
『・・・・・・・・・』
あれ?すぐに妖怪『みずあらい』じゃなかったっけ? これ、回転する大事なヤツー!!
いきなり何の心構えも無くオイルポンプの分解清掃とメンテがはじまる(笑
あまりの緊張にですね、こうしか組めないケースに合いマークを入れちゃうというテンパり具合に驚いたw
ケースを開けてギアを取り出して清掃して、ギアとクリアランスの点検 OKですね!
油圧は何の問題も無かったポンプですからね、想像通りです。
それよりも、だいぶん前に話題に上ったリリーフバルブが気になります。
現在、伝書ヘビ号に乗ってるエンジンの油圧なんですけどね、後付けのオートゲージのメーター読みですけどオイルが固い時は7㎏とか針が振れる時がありますw
でも、今 バラシ真っ最中のこのエンジンは5.5㎏から上がったことがありません。
どんなことになってるのか調査です!
割ピンを抜きに掛かったその刹那!
中にスプリングが入ってて、この割ピンで押さえてるとなれば、ここで割ピンを抜けばこの『太陽の塔』がワタシの顔を目掛けてヘドパンかましてくるっ!
そのイタリアのタロウ・オカモトの策略に嵌るわけにはいかぬっ!
試しにこの状態で『太陽の塔』を押してみたんですけどね、けっこう硬いw
ならば、ならばどうする、どうしてくれようぞ・・・と!
目の前の棚にプロペラシャフトのクロスジョイント ド突き用のボルトを発見っ!!
ふふふ、見ておれっ! タロウ・オカモトーーーっ!
必殺『代用の問う』by ヘビ・デンショ(笑
夜中ですからね、テンションが変なことになっておりますw
コレをこんなことしてグッと押さえて一度沈み込ませてから割ピンを抜いて、ゆっくり戻す、と!
成功です、タロウ・オカモトを攻略しましたよ、芸術と眠気が爆発でした(笑
リリーフバルブ全容、こ、これだけっすねw
必殺の構想と製作と記事にする時間のほうが・・・(笑
で、マニュアルにはですね、このスプリングの自由長を計測せよ、というミッションが書き添えられておりますw
拙者、小学校4年生までの将来の夢は画家を目指していた身、自由帳は持ち合わせていたもものの、自由長とは縁がござらんw
てわけで、ノギスを引っ張り出してですね、こう・・・計って・・・みる・・・ことに・・・って、全然 上手い事ノギスを当てることが出来ませんってw
自由長って、不自由でちょうw ・・・夜中ですからね・・・
ならば、ならばどうする、どうしてくれようぞ・・・これ多い気がする(笑
スプリングの横を軽くバイスで挟んだらタロウ・オカモトもビビるんじゃね!?
てわけで、デジタルノギスも導入しましてですね、やっとそれらしい計測が出来た気がします。
マニュアルには48.25mmという基準値が表記されてましたけどね・・・どうなんすか(笑
自由長が短くなってバルブを押せてない、となると絶えず油圧が逃げてる状態になるからマズいんでしょうけどね、今は太陽の塔が頑張って押してる状態ですからね、大丈夫だとは思うんですけどね・・・清掃してから注油して組みますw
組むのが大変でしたよ~、さすが『代用の問う』
いろんなバイスを投入しましてですね、バラシの5倍ぐらい時間が掛かりましたけどね、なんとか組めましたw
シャフトにも十分に注油しましてですね、オイルポンプは完了とします♪
時計の針はAM3:00 今日と明日は3時間も前に出会っちゃったみたいですよw