
先日、インプレッサのエンジンオイルを交換しました。
今回の銘柄はモリグリーン・アース0W-20(SM)という、VHVIベースの鉱物油。
よくオートバックスやホームセンターで安売りされているので見た事がある人も多いんじゃないかと思いますが、このオイルで一般的に言われる「低粘度オイルは温度上昇が早い」というのが本当なのかどうかを検証してみようという訳です。
とはいえ専門的な機器は無く、一定ポイントごとの水温を確認するだけの大雑把な計測になります。
計測器具は「PIVOT RACING MONITOR」。
何が目的かって言うと、「早く水温が上がれば早くヒーターが効く快適空間が作り出せる」という割と実用的な検証なのです。
前回環境(パターン1)
5W-30オイルもしくは10W-50オイル
気温0度から7度
今回環境(パターン2)
0W-20オイル
気温2度
計測ポイントは信号機で停車した直後です。
今回は都合良く全部止まりました。
まずはポイント1。
パターン1はここで水温が50度から54度になり、ヒーターが動き出します。
パターン2ではパターン1同様、水温は50度でした。
ポイント2
パターン1ではここで水温が70度から74度になります。
しかしパターン2では、水温は64度でした。
うん?水温上昇が鈍い?
ポイント3
パターン1では丁度このへんで水温が90度になります。
しかしパターン2では84度でした。
やっぱり水温上昇が鈍い?
その後、4キロほど走行するとようやく水温は90度になりました。
という事で結果は「低粘度オイルは水温上昇が鈍い」という事になるのか?
しかし気になることがあります。
0W-20オイルに交換してから、明らかにアイドリング時の水温低下が早いのです。
時間計測していないのでハッキリとはいえませんが、感覚的には倍くらいの速さで水温が落ちてゆきます。
信号待ちしていると平気で3度から4度くらい下がります。
また、水温は中々90度に上昇しません。
ようやく90度に上昇したと思ったら、すぐに89度に下がるのです。
この現象は10W-50オイルで発生しませんでしたし、5W-30オイルでも発生しない、0W-20オイル特有の現象になります。
検証に使用したのは同じ銘柄のオイルではないので、モリグリーン・アースがたまたま冷えやすい銘柄なのかもしれません。
インプレッサのEL15エンジンが0W-20で適合するよう設計されていて、最適な0W-20オイル以外の動作のほうがむしろイレギュラーなのかもしれません。
まだまだ最初の計測ですので、これからどんどんデータを取って行きたいですね。
そして、実験目的であった「低粘度オイルで水温上昇は早まる?」の答えは「むしろ0W-20オイルは水温上昇が遅くなる」なのでした。
Posted at 2014/01/06 13:31:55 | |
トラックバック(0) |
オイル | 日記