オイルのインプレッションなんて久しぶりだからうまく書けるかな。
GRモーターオイルって、簡単に言えば純正オイルって大した事無いでしょ?と思われるのが嫌なのでトヨタが本気出して作ったオイル。
自動車メーカーの純正オイルはメーカーがこのオイル使っていれば大丈夫だよ!とお墨付きのオイルですし、極端な条件に持ち込まなければそうそうエンジンは壊れないようになっています。
純正オイルを使っていれば保証期間中に何か起こるというのは非常にレアケースで、それだけ信頼性の高いモノ。
規格外の低粘度オイルであるホンダのウルトラグリーンやウルトラネクスト仕様車も普通に20万キロ走行しているのがありますし、メーカーも公式にコレ使っていれば大丈夫と言っています。
つまり純正以上のオイルって極端な状況でなければ意味が無いという事にもなります。
じゃあお前は何で色々なオイルを試しているんだよという話になるのですが、これはフィーリングのため。
保護性能についてはメーカー純正オイルですらオーバースペックで、市販の4L2,000円程度の品物で十分。
しかし使った感触が銘柄ごとに全然違うんですよ。
特に2,000円クラスのオイルは特性がバラバラで一つ一つ個性が強い。
・・・良い意味でも悪い意味でも。
そう言った個性を楽しむためであって、性能であればディーラーで純正オイル入れるのが一番と分かっていながらやっているのです。
写真1

そこでこのGRモーターオイル・ツーリング0W-30。
これ、実はAPI認証取っていません。
だから普通SNとかSPとか規格名が付くんですけど、このオイルには無いんです。
APIドーナツマークも無ければILSACスターバーストマークも無い。
本当にトヨタオリジナルのオイル。
こういうのはホンダが大好きで、エンジンオイルやMTオイルに粘度規格すら無いんですよ。
恐らく認証を取るとその分コストがかかるので、コストダウンのためじゃないかな。
エンジンオイルを交換して、走り出すとすぐに違いが分かります。
エンジンが冷えている段階からエンジンノイズも振動もほとんどなく、暖気が終わっているかのようなスムーズさ。
普通は振動とかノイズが大きめに出るのでアクセル開度を控えめにするものですが、このオイルは最初からスムーズ。
スルスルとクルマが前に出ます。
静かで滑らかで、スムーズ。
大事な事なので何度も書きます。
本当に同じ車とは思えないレベルの変貌ぶり。
エンジンのトルクは明らかに増えていて、アクセルペダルを少し踏み込むだけで簡単に流れに乗れる。
エンジンが冷えていても気にする必要が無いので気が楽。
そしてそのトルクはレブリミットまで落ちず、一気に加速する。
燃料添加剤で加速は改善していましたが、さらに加速力がアップしている。
速い。
ハチロクってこんなに速かったんだ。
おかげで普通に走っていても流れをリードするところか後続を引き離している事がある。
走っていてもエンジンは無音無振動で、ただひたすらに快適。
ここまで来るとタイヤも静かな銘柄に変えたい。
っと、まだスタッドレスタイヤだった。
ハチロクは60Km/h巡行時エンジン回転数は大体1200rpm程度だけど、その程度の回転数で上り坂も楽々。
今まではキックダウンしていた場面も6速のまま走る程にトルクがある。
残念な事に私のハチロクはATなので低速でハイギヤにする負荷のかけ方は出来ないけれど、十分にトルクが出ているのが分かります。
高速道路でも90Km/hを1700rpm程度で走りますがエンジンは相変わらず無音無振動。
タイヤがうるさいのが気になるレベル。
意外な事にGRスポーツマフラーすら静かになっています。
また、全域で出ていたノッキングが消えました。
常にガチャガチャうるさかったのに、ほとんど聞こえない。
これはオイルが原因というよりスパークプラグが原因だと思うので、NGKの品番が出るのを待っています。
しかしながらノッキングが発生していてはエンジン保護制御が優先されてしまうので、パワーを出すどころじゃない。
このオイルでハチロクがパワーアップしたのはノッキングが消えたのもあるかも。
シャコタンにしたりホイールでっかくしたりガルウイングにしたり派手なエアロにしたり、そう言うのもありだけど、本来の性能を発揮するように部品を一つ一つ選んで自分好みに育てる。
そんな楽しみ方もアリだよね。
そんな事を思うエンジンオイル、GRモーターオイル。
あまりに良すぎて、普通のオイルに戻れるか心配になります。
Posted at 2022/01/25 19:28:47 | |
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