インプレッサのエアコンの効きが悪いのはエンジンの劣化ではないか?と思い、まずはスパークプラグ交換をしました。
しかしこのスパークプラグ交換はインプレッサを含む水平対向エンジン整備における鬼門と言われており、難易度は非常に高いことが知られています。
おかげで作業時間5時間もかかりましたよ…。
工賃を公開しているスバル専門店プローバさんでもプラグ交換工賃は13,500円もしますが、結論から言うと、たとえ工賃1万円以上でも業者に任せたほうが良いです。
とにかく面倒臭い!
スパークプラグのある個所に車体フレームが走っていて、ただでさえ狭い水平対向エンジンの整備性を悪くしています。
特に奥側はもう面倒臭いのなんの…。
写真1

今回のスパークプラグはNGK プレムアムRX。
「ルテニウム配合中心電極と白金突き出し+オーバル形状外側電極採用」の高性能プラグらしい。
プラチナプラグなんだね。
謳い文句では2%の燃費向上だとか?
その割には4本で1万円もしない、ずいぶんお安い値段設定。
写真2

写真1のプラグレンチで作業しようとしたら、全然届かないことが判明。
おまけに非常に作業しにくい。
結局通常のプラグレンチはお役御免に。
という事で頼むぜKTC!
何だか磁石付きのプラグソケットらしく、作業性が非常に良好でした。
写真3

外したプラグ。
プラグ先端が真っ白なんですが。
え、エコ運転しかしていないはずなんだけどな~。
そして3本が濡れていました。
これが正しいのかどうかは分からないけれど、プラグが真っ白なので熱価を上げても良かったのかもしれない。
とりあえず街中を試験運転しましたが、バッテリーを外したおかげか3回もエンストしました(笑
そのうちCPUが学習してくれるでしょう。
走り出しはCPUの影響でロータリーみたいに繊細な発進になってしまいましたが、走りは大変に良好。
エアコンが動き出すと3,000rpm以上で後ろに引っ張られるような感覚があったのですが、それは完全に消えました。
エアコン付いていても7,000rpmまでスムーズに回ります。
9万キロも使っていて、劣化していないはずがないのですよね。
また、アイドリングが大変に静かに。
今まであまりエアコンが効かないので23度くらいに設定していたのですが、エアコンが冷えすぎて27度設定で丁度良くなりました。
エンジンパワーとエアコン温度の関係は分かりませんが、エアコンガスではない対処法でエアコン温度が元に戻る、不思議体験です。
それととりあえず作業は成功したようで、今の所は3気筒にはなっていないようです(笑
これらはNGK プレミアムRXの性能と言うよりは9万キロ使用して劣化したスパークプラグを新品交換した効果でしょう。
やっぱり、点検整備って大事です。
Posted at 2015/08/12 20:08:38 | |
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