2024年05月20日
タイヤに求めるものはまずハンドリング。
ハンドリングってのは曲がる性能だけじゃない。
むしろまっすぐ走る事こそ、一番のハンドリング性能。
直進安定性は重要なハンドリング性能。
直線をビシッとまっすぐ走る事こそタイヤに一番求められる性能。(極めて大事なので三回言いました
車体そのものもそうだけど、まっすぐ走らないのに曲がるってのはあり得ない事。
まっすぐ走るから、曲がるんです。
だからハンドリング性能は一番大事。
長距離走行時の疲労が全然違う。
ビシっとまっすぐ走って、ハンドルを切った通りに曲がる。
タイヤはただただ、それだけやってくれればいい。
と言う事で今回はPIRELLI P7 EVO TOURING(以後P7) 205/60R16 92Vとなります。
そう。パワジーではありません。
今回は宮城にいながらのタイヤ交換なので16インチ固定。
18インチホイールは新潟に転がっています。
16インチで走行安定性が極めて高いメーカータイヤというと、やはりピレリかミシュラン。
ピレリはパワジーというアジアンタイヤ絶対ぶっ潰すタイヤを送り込んできましたね。
アジアンタイヤ並みの値段でウェットグリップa。
ウェットグリップaです。
サーキット持って行って十分通用する。
つまりスポーツタイヤが欲しい層からエコノミータイヤが欲しい層、コンフォートタイヤが欲しい層のすべてを持っていく算段。
何ならサーキットの練習タイヤに使えるって、とんでもなく幅の広い商品。
パワジー見たとき、ピレリは本気で格安タイヤメーカー潰す気だって思いましたから。
性能違いすぎるだろ。弱い者いじめだ。って。
ハンドリングも、快適性も、何よりメーカーの格が違いすぎる。
あとF1の看板が超でかい。
巨大メーカーの本気って怖ぇ。
ヘタなセカンドスポーツタイヤ買うよりパワジー使う方が安いっていう混沌。
でも私はP7です。
ハイパーなパワジーと違ってウェットグリップb。
いやウェットグリップbも中々限界見えないけどね。
私のハンドルネームの由来にもなっていますが、実はこれがパワジー選ばなかった最大の理由だったりします。
人生の選択肢に、数字や合理性ではない何かが関わる事なんてよくある事です。
P7の由来は伝説のスーパーカー、ランボルギーニ・カウンタックの標準タイヤなんですね。
時速300キロ出るスーパーカーの標準タイヤ。
(実は同じピレリでもCINTURATO CN12とか、ミシュランのXWXとか、採用銘柄は多い)
なんかこう、テンション上がるじゃないですか。
カウンタックを富士スピードウェイで踏み抜いたらどれだけ出るんだろう?
以前使用したCINTURATO P7はとんでもなくハイパフォーマンスなタイヤでした。
車体を左右から押さえつけられているようなガッチリとした直進安定性。
どんな速度でも思うままに走れるハンドリングに、限界が見えない異次元のコーナリング。
ロードノイズのほとんどが消え、雲の上を走っているかのような乗り心地。
これが世界クラスのプレミアムタイヤかと感激しましたね。
205/55R16サイズをインプレッサ・アネシスに装着したのだけれど、結局CINTURATO P7の限界は見れなかった。
インプレッサのボディ剛性が異次元に高いことは分かったけれど、ウェットグリップaって本当に凄まじいグリップだったな。
どれだけ頑張っても鳴きもしないしアンダーすら出ない。
ホイールが剛性過剰なスピードラインってのも良かったかも。
とにかく今回は絶対妥協しないと心に決めていました。
ネオリンが思いのほか良くて忘れていたけど、そういえば外れのタイヤもあるんだった…。
そしてハンドリングは一ミリも妥協しない。
なんならウェットグリップも妥協しない。
今回は何ひとつ冒険なし。
堅実な一手です。
週末の新潟へ向かう高速道路が楽しみだね。
久しぶりに、まっすぐ走るのが楽しみだ。
Posted at 2024/05/20 20:52:25 | |
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