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2024年06月01日 イイね!

ピレリ P7 EVO TOURINGのファーストインプレッション

ピレリ P7 EVO TOURINGのファーストインプレッションレガシィのサマータイヤをピレリP7 EVOに履き替えてから1,000キロほど走行したのでファーストインプレッションを書きましょうかね。
結論から言うとピレリらしくないところもあるけど素晴らしく良いタイヤ。


そもそもピレリP7 EVO TOURINGというタイヤは自動車用品販売店イエローハットが独自展開しているプライベートブランドタイヤ。
ピレリの特徴はドライバー向けのハンドリング重視。
走りが軽く、丸いタイヤを作る。

丸いタイヤを作れるメーカーはかなり少なくて、私の知る限りはミシュラン、グッドイヤー、ブリヂストン、コンチネンタル、そしてピレリの5社しか知らない。

一部フラッグシップ銘柄においては丸いタイヤを作れるメーカーもあるが、エコノミータイヤまで丸いタイヤを作れるメーカーとなると限られる。
丸いって何?と言うと、タイヤそのものの真円度が非常に高い。
タイヤは高速回転しながら地面に接触して変形しながら自動車車体を支える部品。
丸いタイヤは余計な変形をしないので内部抵抗が少なくて済む。
余計な抵抗が少ないから、タイヤが本来持つ走り曲がる止まる性能をより引き出すことができるので走行性能が高い。
そして5ブランドすべてに共通するのはロングライフ。
これは余計な抵抗が発生しないのでタイヤを構成するゴムに負担がかかりにくいから。
丸いタイヤは走っていて転がり抵抗の少なさと乗り心地の良さ、ハンドリングの良さをはっきりと感じられる。


と言う事で、期待を込めてピレリP7 EVOのファーストインプレッション。


まず、ピレリタイヤの例に漏れずタイヤが丸い。
タイヤを交換して店舗から出るとき、いやピットから車を出すときに、もう決定的に違うタイヤの丸さ。
非常に滑らかで、路面の凹凸が消えたよう。
道路に出てアクセルを踏むと、物凄く軽く「スッ」とクルマが前に出る。

このタイヤは走りがとても軽快。
信号発進の時、特に加速を意識しなくてもするすると車速が伸びてゆく。
エンジンがうなる領域まで使う事がない。
一般道での走行時、アクセルをほんの少し踏み込むだけでクルマが前に出る。
高速道路の合流もエンジンをブン回す事なく所定の速度に達する。
重量級のレガシィが大幅軽量化したかの如く、軽快に走る。

加速して速度が上がっていっても、P7はまっすぐ走る。
高速道路走行においても車体がビシっと安定し揺らぐ事はない。
深い轍があっても、荒れていても、強風が吹ていても、ビシっとまっすぐ走る。
それでも進路が少しずれることもあるが、そんな時はハンドルにほんの少し力を入れれば元通りまっすぐ走る。
ハンドルを握る手に力を入れず、所定の位置に手を添えておけば車がまっすぐ走ってくれる。
これが非常に快適で、実際高速道路を300キロ一気に走っても疲れはしない。

ハンドリングに関してはレスポンスが非常に秀逸。
スポーツだよ!曲がるよ!といったいかにもな味付けではなく、ハンドル操作した通りに一瞬の遅延もなく、極めて自然に車が向きを変える。
普通旋回時はタイヤが踏ん張る挙動を示してハンドルが重くなるけれど、P7はハンドルが軽く、動きも軽く、スイッと曲がってゆく。
そこに緊張は不要で、まるで自分の運転がうまくなったかのようにヒラリヒラリと走れる。
これは昔からピレリタイヤの利点で、トレッドゴムだけに仕事をさせるのではなくタイヤのサイドウォールをうまく使ってタイヤ全体で力をいなして曲がる感覚がある。

旋回しているとハンドルから「もう少しでだめだよ」とサインが発せられるけど、そこからまだまだ踏み込める。
スキールが鳴くのはさらに奥の領域で、その領域でもタイヤはきちんと路面状況を的確に伝えてくれるからむしろまだ踏める。
完全に車体をコントロールできるので、険しい峠道であろうとも一切の不安がない。

いかなる状況でも、と言う事は極微低速でも扱いやすいと言う事。
駐車場の極微低速であろうとも、きちんとハンドル操作通りに動いてくれる。
実はこれが物凄くイイ。


グリップに関してはドライ路面しか試していないけれど、100Km/hからの急制動でもスキールが鳴く事すらなくギューッと止まる。
私のレガシィはカーボンメタルブレーキパッドでブレーキを強化しているのだけれど、それでもスキールを発しすらしない。
旋回についても、セミバケットシートから振り落とされそうになるGがかかるような領域でも鳴きもしないしハンドル操作を普通に受け付ける。
燃費ラベリング上はウェットグリップbと謡っているが、実際にはウェットグリップaに相当するグリップがあるのではないか。
それほどまでにグリップする。


乗り心地は非常に良好。
元々ピレリは乗り心地が良いけれど、このP7も非常に乗り心地が良い。
多少の段差はスッスッといなし、ハンドルには段差をいなした情報が伝わってくるけれどキャビンは平穏そのもの。
1cmくらいの大きな段差になるとようやくボムッと軽くキャビンに衝撃が届く。
乗り心地は非常に良好で、まるで空飛ぶ絨毯に乗っているかのごとし。

高速道路を走るとその快適性が際立ち、レガシィ本体の乗り心地を思う存分体感できる。


ロードノイズは極めて静かで、一般道ではほぼ無音で走行できる場面が多い。
路面が荒れていると多少タイヤがアピールしてくるが、不快に感じる音域ではなく「ドーッ」といった感じの少し低めのノイズを発する。
本来ロードノイズは名前の通り騒音であるはずなのに変化に富んでおり、ロードインフォメーションを知る大きな手掛かりとなる。
荒れている路面なのか、きれいな路面なのか、白線を踏んでいるかすら音を聞いていると分かる。

どんな時でも騒音が鳴り響くのではなく、必要な時に聞かせてくる感じか。


このタイヤのおかげで、7時間300Kmに及ぶドライブも全然苦にならない。
レガシィとの組み合わせで、いつまでもどこまでも走っていける、そんなタイヤ。
まさしくピレリらしいタイヤで、運転する楽しみを知りたいのならこのタイヤを選ぶべき。と言える素晴らしい銘柄。
Posted at 2024/06/01 20:25:19 | コメント(0) | トラックバック(0) | タイヤ・ホイール | 日記

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「シビックはタイヤの慣らしで120キロ走って燃費は22.87Km/L。幸先がイイな。」
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