写真1

今日は以前から気になっていたフィアット・パンダを見にフィアットディーラーへ行ってきました。
オフロード系車両は色々選択肢があるのですが、コンパクトでマニュアルミッションが選べるとなるとそんなに多くない。
今の時代にマニュアルミッションを選ぶような人間はほとんどいないので当然というか仕方ないのですが。
あれ?その割には私のみん友さんのMT比率は異様に高いな(笑
フィアットは直進安定性に優れ長距離走行でも疲れにくいという話は聞いていたので、長距離を良く走る私にはどうなのよ?と気になっていたのです。
そんな中、限定車ではありますがフィアット・パンダ・テッラという6MT + 4WDのパンダが存在しています。
このモデルはフィアットが定期的に出す限定モデルのひとつで、いつでも買えるのは5速デュアロジックのみの模様。
写真2

こちらがフィアット・パンダ・テッラ。
思っていた通り、5ナンバーらしいコンパクトさ。
もしかすると隣にトールワゴンタイプの軽乗用車が並ぶと小さいと感じるかもしれないレベル。
タイヤは175/65R15というコンパクトサイズ。
純正タイヤはコンチネンタルの模様。
写真3

この試乗車、なんと6MT。
営業氏に「マニュアルミッションがウェブカタログにあるので見に来た」と話すと、わざわざ6MTを用意してくれたのです。
四角いシフトノブが異彩を放ちますが、意外と扱いやすい。
ステアリングは太く、小径で大変に扱いやすい。
純正でコレってのはうらやましい限り。
ただ足元が狭く、フットレストの位置も不自然なのでちょっと運転しづらいな…。
またアクセルペダルがブレーキペダルに近付き過ぎているためにヒールアンドトゥができない。
マニュアルミッションではあるけれど、大人しく乗れという事か。
いやそもそもフリードだからってブーツ履いていたのがまずかったな。
せめてスニーカーじゃないとマニュアルミッションの運転は慣れているインプレッサですら難しい。
クラッチをつないで走り出すと、特にエンストする様子もなくスルスルと前に出ます。
調子に乗ってラフにクラッチをつないでもきちんと前に出ますね。
875ccで、しかもターボなのに低回転での粘りはしっかりとある模様。
そして何も考えなくてもギヤがどのレンジにでもスコンスコン入るので気持ち良いです。
割とハイギヤなので、一般的な速度で走る場合は5速で十分ですが。
6速は流れの速い道路でないと出番が無いです。
一応6速60Km/hといった意地悪な走りをしてもエンジンがしっかりと付いて来るけれど、やっぱり低排気量なので俊敏に加速したい時は適切なギヤを選ぶ必要があります。
ただそこは最近流行りのダウンサイジングターボエンジン。
1,900rpmから最大トルクを発するので、基本的にはギヤを一つ落とせばオーケイ。
何と楽な事か。
エンジン特性は終始フラットで、NAエンジンと言われても納得できるフラットさ。
高回転まで回すとターボらしい「グッ」と引っ張る感じでようやくターボらしさを感じます。
そのフィアットが誇るツインエアエンジン、エンジンノイズは割とあります。
回転数が上がると「ダダダダダダッ!」と結構賑やか。
むしろ隠す気はあまりないみたい。
不快なノイズではなく聞いていたいエンジンノイズなので、走っていて楽しい。
低回転過ぎると振動が出て、高回転過ぎるとノイズが出ますが、丁度良いポイントでは振動もノイズも少なく力強い走りが楽しめます。
ここを狙って走らせるととても楽しそう。
ハンドリングに関してはとにかくまっすぐ走る。
ハンドル中心がしっかりと重く、レールの上を走るどころか左右からガッチリと抑えられているかのような直進安定性。
インプレッサの直進安定性が不安定に感じてしまうレベル。
これがイタリア車の直進安定性か…。
長距離でも疲れにくそう。
残念ながらうっすらと雪が積もっているような路面だったのでコーナリングは試していません。
乗り心地は良い。
コシのある感じで、65扁平タイヤを感じさせないしっかりとした乗り心地。
これも長距離で疲れにくそうですし、高速道路でもしっかりと走ってくれるんじゃないかな。
気になる後部座席は、S660に物理的に乗れない私が座って十分と思える広さ。
後部座席も、長距離で疲れにくいんじゃないのかな。
試乗では結構長い距離を走らせてくれたので、チョイノリでは見えない色々な顔が見えました。
特にエンジンのレベルが非常に高く、オートマはクラッチ式なのでこのクルマはオートマの方が良いかもしれません。
営業も大変に気持ちの良い人でしたし、フィアットの好感度がグッと上がった訪問でした。
フィアットいいなぁ。
Posted at 2016/01/16 19:37:28 | |
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