そろそろ暖かくなってきたのでグレイスのタイヤをウインタータイヤからサマータイヤへ交換しました。
今回はインチダウンの15インチから純正サイズの16インチに戻し、エコロジータイヤとの組み合わせによる相性を確認するテストです。
そもそも快適性が売りであるグレイスの初期装着タイヤがスポーツタイヤってのがおかしい。
SP SPORT2030はサーキットで楽しめるタイヤでしたが快適性と耐久性がね…。
写真1

今回はFIT RS純正16インチホイールを採用。
オフセット+53でリム幅が6Jって中々ありません。
このホイール、個人的にはプチ高級感が出たかな?という感じで気に入っています。
写真2

1シーズン使用したミシュランエックスアイス。
剛性高く、サイドまで全然使えません。
ドライでもウェットでも信頼できるグリップを持ち、快適性とドライバビリティに優れ、あらゆる場所を不安なく走り抜ける事の出来る良いタイヤです。
写真3

これから使用するブリヂストン・エコピア EX20C 185/55R16 83V。
燃費ラベリングA、ウェットグリップbという標準的な性能のタイヤらしい。
ブリヂストンはノーインフォメーションで怖いタイヤと言う印象があるけれどグレイスとの相性はどうなのか。
写真4

今回使用するFIT RS純正ホイールとブリヂストン・エコピアはお互い真円度の高い製品同士のようでバランスウエイトが多くて5個しかついていません。
社外ホイールとか、出来の悪いタイヤとかバランスウエイトが凄い事になりますからね…。
写真5

新しいホイールやタイヤを装着したら慣らし運転をしなくてはいけません。
えーっと、タイヤの慣らしは閉鎖された周回路で全開走行を1時間だったっけ?(すっとぼけ
今回はホイールにタイヤが付いたままですのでタイヤの慣らしは不要ですが、車体とホイールの合わせを確認するためにやはり慣らし運転は必要。
という事でみん友さんがうまいとつぶやいていた柏崎のそばよしさんにお邪魔しました。
まずはラーメン大盛。
写真ではスケール感が伝わりませんがとにかく量が多く、普通のラーメン屋さんの3玉ぐらいはありました…。
しかし素朴な普通系のラーメンで、大変に美味しい。
これはイイね。
写真6

店に入るとかなりの割合で注文されていた焼きソバが非常に美味しそうなのでこちらも注文。
これはうまい。うまいぞ。
焼きソバで「うまい!」と思ったのはそばよしさんが初めて。
ふと思えば新潟に焼きそばが売りの店ってあまりない気がします。
私が素通りしているだけかもしれませんが。
糸魚川地方には糸魚川ブラック焼きそばなるものがありますけれど。
写真7

エコロジータイヤという事で気になるのが走行燃費。
グレイスのカタログ燃費はJC08モードで31.4Km/L(EXグレード)ですが走っていると数値がどんどん伸びてゆき…瞬間的には35.0Km/Lくらいまで伸びる事もありましたが最終的に34.0Km/Lに。
カタログ燃費を越えているじゃないか。
エンジンオイルも保護重視のホンダ純正ウルトラLEO0W-20で、しかも交換直前の劣化したモノ。
特に燃費に効きそうな条件は無かったけどな?
あるいは交換直前で粘度の低下しているエンジンオイルが良い方向に作用したのか?
満タン法で測った訳でもないですし、距離も片道50キロ程度の短距離ですのでこれを正しいと信じるには若干の無理がありますが、それでもエコピア EX20Cは世界最大のタイヤメーカーの製品らしい性能は持っているようです。
まだ慣らし運転の段階なのでエコピアの特性を試せるような運転は出来ていませんが、一般道を走った感じとしてはかなりグレイスとの相性は良い感じ。
今までインプレッサで感じていたフラつきはなく、直進安定性は上々。
ミシュランやピレリと比べるのはかわいそうですが、それでも普通に走る分には不満が出ないであろう直進安定性はあります。
ただサイドウォールが固いせいかわだちに取られやすいですね。
ブリヂストンという事で警戒していたハンドリングインフォメーションも上々。
現在どこを走っているのか、うっすらと分かる程度のインフォメーションはあります。
流石にピレリのように素手で路面を掴むほどのインフォメーションはありませんが、ウェット路面でもロードインフォメーションがありますので不安になるレベルではありませんでした。
快適性に関しては流石ブリヂストンと言った感じ。
静粛性は非常に良く、ミシュランエックスアイスと同等か少し落ちくらい。
オーディオボリュームもミシュランエックスアイスより少し上げた程度なので、かなり静かと言えます。
また16インチにも関わらず乗り心地は優しい感じで、路面の凹凸をやさしくいなすようにキャビンに伝えます。
やはりブリヂストンは快適な空間を作るのが上手いですね。
ハンドリングに関してはエコロジータイヤという事を考えればギリギリ許容できるレベル。
ハンドルのセンター付近が1センチくらい遊びになりますが、それでもきちんとハンドル操作には応答してくれます。
レスポンスは若干緩慢ではありますが、ミシュランエナジーセイバーも同じくらい緩慢ですのでエコロジータイヤというくくりでは標準的なレベルなのでしょう。
カーブの続くワインディングできちんとしたハンドリングレスポンスを示してくれると良いのですけどね?
むしろミリ単位でのハンドリングレスポンスを示すピレリが異端なのかな?
という事で、やはりブリヂストンタイヤの性能が低いのではなくただ単にインプレッサのボディ剛性と相性が悪かっただけのようです。
ブリヂストンは日本車のように軽量でボディ剛性が高くない車両との相性が良いのでしょう。
体感ではありますが、10万キロ走ったインプレッサのボディ剛性を10とするとグレイスのボディ剛性は7くらいの印象です。
新車インプレッサだったらボディ剛性は15くらいあるのかも?
ボディ剛性はいたずらに高ければ良いというものではなくタイヤとの相性を考えなければいけませんから、エコロジータイヤの性能を引き出すにはグレイスのボディ剛性もこれくらいが適正なのでしょう。
という事で、グレイスにはブリヂストンタイヤを選んでも問題なさそうです。
EX20の後継商品NH100はさらに良くなっているそうですし、ブリヂストンを安く卸してくれると言っているショップの店員さんもいますしね。
ただ、ブリヂストンタイヤはお値段がね…。
写真8

帰宅したらグレイスのエンジンオイル交換。
ウルトラLEOの限界なのか冬季の運転で燃料によるオイル希釈が発生しているのか走行2,000Kmでノイズと振動が大きくなってきており、トルクの低下も認められます。
エンジンオイルなんて高い部品ではないので遠慮なく交換してしまいます。
在庫最後のホンダ純正ウルトラLEO 0W-20。
次は日産純正エクストラセーブ0W-20になりますね。