2014年04月07日
アイドリング時の調整方法
ここのセッティングでは基本的に排気温度計、A/F計が無いとヤバイです。
危ない領域になることもありますのでご注意を!
アイドリング時の負圧を見ます。おそらく-0..72~-0.74kg/c㎡くらいになっていると思います。
(吸気排気変更している場合)
アイドリング時の基準となる負圧は-0.70kg/c㎡付近に合わせ込むようにエアフロ補正(プラス方向)します。
(電気負荷、エアコン負荷なし)
このときにI/J容量の変更もします。(I/J容量で燃料の減量をする)
ノーマルI/Jの場合だとおそらく290cc→320~325ccくらいになるかもしれません。
うちの場合だとAP1のI/J流用ですので360ccで落ち着きました。
アクセル開度0%時は700回転時のエアフロ補正は+7%補正、3850回転時の補正は+10.5%の補正
7700回転時は+14.0%の補正です。(注:AP1のI/J流用時)
なぜ、こうなるか・・・
理由は2つあります。ビックスロットルとエアクリーナー形状の変更(無限)です。
つまり・・・空気が低回転時【吸いすぎる】事による補正です。
ちなみに・・・エンジンストール防止設定による補正もしております。
1050回転時0.80V 1400回転時0.75V 1750回転時0.72V 2100~7700回転時0.68Vでホールドしてます。
このとき、ch設定で水温にチェックを入れて暖気終了の水温の設定しないといけません・・・
項目は水温のタグにあるエンジンストール防止 ON ℃以上 という項目になります。
ちなみにセンサータイプはHN-WT-2です。
これでエンジンブレーキ時のフューエルカットが綺麗に掛かるはずです。
次にアクセル開度50%時のエアフロ補正について考えます。
スロットルの動きに注目です。スロットルワイヤーの取り付け部が円になっていません。楕円になっているはずです。
これを考えなければなりません。
アクセル開度50%付近は【早く開く】傾向です。つまり、空気がより多く入る状況です。
空気がより多く入るということはMAPセンサーは【多く空気が入ってます】と感知しちゃいます。
アクセル開度50%時に吸入負圧が小さい(大気圧方向)と感知するとどうなるか?
点火時期はより遅く、燃料は濃くなります。(極端な例ですがアクセル開度半分で大気圧近くだと感知するイメージ)
つまり。アクセル開度50%付近はエアフロMAPではマイナス補正(点火は早く、燃料は薄く)する必要
があります。
一方、ハイカム域(5250rpm以上)はプラス補正です。ここにも理由があります。
ブーストリミッターカット設定が出てきます。次に説明するアクセル全開時のときにも説明がありますが・・・
ブーストリミッターカット設定は大気圧手前(2.84V)付近にて全回転域を固定します。
この状態でハイカムに入るとどうなるか?ですがアクセル開度50%以上なら回転数が5250rpm以上
なら大気圧付近だと感知してくれるはずです。
次に・・・アクセル開度全開ですが・・・
ここでもう一変、プラス補正です。
ブーストリミッターカット設定の電圧に安定して当てるイメージです。
ちなみに設定の考えですが700回転のアクセル開度0%50%100%、3850回転のアクセル開度0%50%100%、5250回転のアクセル開度0%50%100%、5250回転のアクセル開度0%50%100%、7700回転のアクセル開度0%50%100%の12ポイントをつなぐようなイメージ(ローカム域はローカム域でつなぐ、ハイカム域はハイカム域でつなぐ)イメージで均等4隅してます。
今回のセッティングを簡単に説明しましたが・・・こんなイメージです。
A/Fフィードバック目標MAPでI/J補正MAPを書いてもらいます。←次はココ。
I/J補正MAPの数字をにらめっこして点火MAPのイメージを考えます。←さらに次はココ。
A/Fフィードバック目標MAPをONにして予想される空燃比をあらかじめ作っておいてひたすら走るんです。
こうしないと・・・・ブーストリミッターカット設定でそれ以上の領域時の空燃比が薄くてブローするかもしれませんので保険です。
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Posted at
2014/04/07 00:00:54
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