
とりあえず分解したコードレス掃除機のハンディ部分…
内蔵されていた(+)側に凸の無い単3互換のダメぽ充電池を
どうにか交換しない事には作業が進まない。
あれだけ丁寧な解説付きの動画を見て、「分解したけど直せ
なかった~アハハ」では、俺様の沽券に関わるってもんだ!
こうなったら是が非でも電池交換させて頂きます。。。
ここまで分解しておいて今更な感じもするけど、一応これだけは書かせてもらうね。
<注意>
家電用品の分解・改造には、当然ながら相応のリスクが伴います。
ショート・感電・発熱・発煙・発火等により、人的又は家屋や家財にも被害が及ぶ
恐れがある事を十分に理解した上で、自己責任の元により実行して下さい。
自信の無い方は、くれぐれも真似をしないで下さい。
まずは元の充電池にスポット溶接された配線の取り外しから…
リード線先の電極はそのまま活かして使いたいので、丁寧に?丁寧に?ぐぐぐ…
丁寧に~充電池から「ベリベリッ」と
むしり取り引っ剥がします。
さすが「溶接」だけあって、スポット点の部位は上手く剥がせないッス。
反対側の(+)(-)電極のブリッジ部も、丁寧に゛丁寧に゛金属片を引っ剥がします。
やっぱり上手く剥がせません…orz きっと体調が悪かったに違いない。
2本セットの充電池は接着剤?で双方動かない様に固めてありました。
ここで登場! ダイソー製の新品単3型充電池が10ヶ、合わせて1080円也!
2ヶで100円くらいかと思ってダイソーに行ったら、1本100円だった… 高いナ
試しにヤマダ電機でエネループを調べたら、10本揃えると3000円以上になるし、
仮に失敗しても1080円なら勉強代で割り切れるので今回はダイソーくんにしたw
元のと同じニッケル水素タイプ。
容量も偶然同じ1.2V 1300mAh。
ダイソーくんをビニールテープで2本1巻きにして、さァ楽しい半田付けの時間♪
まずは試しに(+)(-)端部のブリッジ接続から…
導通不良だけは避けたいので、十分に半田を盛ってます。 キチャナイけど。
次いでリード線先の電極も、充電池に直半田しちゃう。
もっとこう芸術的に半田をキレイに盛りたいんだけどなぁ~ ブツブツ
弱電用の半田コテじゃなくて、もう少しW数の高い半田コテがあれば… ブツブツ
これで1セット分が完成。 これを3セット繰り返すと…
モーター周りの6本がダイソーくんに変わります。
モーター周りが済んだら、今度は握り部の4本組を交換します。
4本電池中央部の白いビニテを剥がしたら、中から良く分からん部品が出て来た…
何だこれ?充電池と一緒にビニテで巻きこむ必要のある部品なのだろうか?
(これとは別の黒い配線の先にはサーミスタっぽい部品があり、これが充電池と
ビニテ巻きになっているのは充電池の温度をモニターしてるんだと思うケド)
まぁいいや。(→いいんかい!) こっちもリード線とはガッツリとスポット溶接。
縦直列部は金属板でブリッジさせて、間に絶縁材を挟んでU字に曲げてあった。
同じ様に、丁寧に
むしり取った引っ剥がした金属板で縦ブリッジを組みます。

間に絶縁材を挟んでU字に曲げて直列接続の完成。
端部はモーター周りの2本セットと同様にブリッジ。 見た目はキチャナイ。
これで内蔵充電池10本全部が、新品ダイソーくんに交換されました。
試しにスイッチONにしたら、『ビュワ~ン!!!』と凄い勢いでモーターが回転!
握り部の4本組。(+)端子の凸分だけ長くなったので入り切らなくなってしまった…
樹脂ボディの充電池端にあった壁リブを一部カットして、無理矢理収納した。
吸入ファンも地道に綿棒で羽根1枚ずつキレイに掃除しましたよ。。。
ダイソーくん10本が新たに収まった図。 水色充電池に青いビニテが渋いっしょ?
モーター周りも(+)側の凸の分だけ無理して突っ込んで樹脂が少し変形してるけど
多少強引に、しかし尚且つそれでいて繊細に充電池を押し込む技量が必要だw
充電池の交換が終わったら、モーター通気口のスポンジお掃除。
埃が隙間にビッシリと入りこんで半ば白になったスポンジが物悲しい…
台所洗剤でニギニギと洗ったら、簡単に真っ黒なスポンジに戻ったよ。
本体ボディ側のスポンジも剥がして…
どわっ! 何じゃこりゃ? いやはや物凄い量の埃だな…
これも台所洗剤でニギニギ洗ったら、見違えるほど真っ黒なスポンジに戻った。
ここまで埃が詰まってるの見ちゃうと、実は定期的にスポンジ清掃メンテナンスが
必要なのではあるまいか?…とか考えちゃう。 え゛?ウチが埃っぽいせいか?
また蓋を開けて掃除するだろうから、ボンドは使わずビニテで簡易固定した。
カバー側も2ヶ所だけビニテで固定。
これで十分、中身がギュウギュウだから剥がれそうにないのでOK。
楽勝気分で昼過ぎに始めた作業が、予想外に手間取って時間が掛かってしまい、
晩メシを食いつつ、リンゴを食べつつ、紅茶を飲みつつ、お行儀悪いな俺…
最後に中身を押し込んでボディとカバーを合わせて復元完了~♪
スイッチを入れると以前のように『ビュオーン!』と軽快にモーターが回る音がする。
ぐふふふ… これで男の沽券は守られたナ。 (→ダイソー1080円。 安ぅ~)
翌日以降、充電スタンドにセットして今迄通り日常的に使用しているけど、
充電機能もちゃんと働いているし、特に何の問題無く使えております。
やっぱり愛着があるモノって、そう簡単に捨てたり替えたり出来ないんだよね~
(その最たるモノがバイク1986年式とか、クルマ1994年式だったりするのだがw)
ダイソーくん1080円で無事に延命出来たエルゴラピード。良かった良かった♪
う~む、この手はあと数回使えるかも…www
※実際問題としては、充電池は交換が出来ても、他のモーター内部や制御系とか
樹脂構造系部品の劣化などで替えや修理が利かない状態になるんだろうな…
残念ながら現在の「壊れたら捨てる。新しく買い替える」的な文化や経済構造が
直ぐに変わるとは思えないし、それで現代の経済が回っているのも実情だ。
願わくば、「壊れたら直し、モノを大事する」という、以前は当たり前だった美徳が
一般常識として普通に受け入れられる社会構造にならないかと思う次第。
だってさ、23年超のクルマを維持するのって、手間暇金(特に修理代)が嵩んで
そりゃぁもう大変なんすからw (→ハイ、本人が好きで乗ってるんだけどね)
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今宵のお別れは、氷室京介 で 「LONGER THAN FOREVER」 でぃす。