特殊車両！w　-G350BlueTEC試乗-

ちゅー訳で。（謎）

昨日は２週間ぶりに帰って来た我が「愛しのカングーたん」とふたり練馬の市場に行って、御徒町の取引先を回って。
その帰りに最近ずっと気になっているクルマの試乗に行って参りました。


ナウな街ギロッポンです。（即死）


昨年、銀蓮111さんの試乗記を見て「ほほう・・・」と思っていたのですが、日本中探しても現在試乗車が東京と大阪の２台しか無く。
連日１０件以上、休日になると要予約のイキオイでスケジュールが詰まっているとゆー・・・。









メルセデスベンツＧ350ブルーテック
いわゆるディーゼルのゲレンデ（ヴァーゲン）と云う奴です。









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ニン！ｗ



おおおおぉ・・カックカクやぁ～！ヽ＠△＠/

お恥ずかしながら私メ、Ｇクラスを間近で見るのすら初めてです。
第一印象としては・・。
「クラシックカーやね君・・・」
それもその筈３８年生だそうです。（いちどＦＣはしているものの）


受付で美人のお嬢さんに申込書を取られ、待つ事数分。

如何にもギロッポンっぽい（謎）痩せ形、ソフトモヒの男性社員が現れ、裏手に続く扉に通されます。
裏のパーキングには漆黒のゲレンデがウシロを向いて鎮座しておりました。

『おお、コレが現代に生ける戦艦、Ｇクラスか・・・』

忘備録を兼ねてインプレ的な事をのたまいますが・・比較対象は我が家のマンモス、ランドローバーディスカバリー4でありますので、スケール感や重さ、パワー的なトコロはセダンやエコカーとは違いますのでご了承願います・・・。

先ずファーストコンタクト。

『んん、小さいな・・・』

やる気を感じさせるサイドステップ一体型オーバーフェンダーが逞しさを湛えているものの、全体的にイマ時のクロカン（？）と比べると筋張ったというか、体脂肪率の少ない「ボクサー」の様な印象です。

実際すぐ後ろに在るＧＬ550と比べるとカタくてイタそうな印象強し。
質実剛健というか・・「痩せ浪人」みたいだな。

早速アドバイザー（？）氏と運転台に登ります。
・・そう、コクピットというよりも「運転台」といった感じ。ｗ
サイドステップはディスコに比べて細くて狭いですが、在ると非常に便利です、全高及びシートの髙さはディスコより多少高い感じ。
さりとて然程変わりませんかね。


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運転席はひと言でいうと狭いです、心地よい狭さ。
シートとドアまでがディスコより3ｃｍ+くらい近く、更にドアが3～4ｃｍ薄いですね。
すぐに外、という感じ。

この鋼鉄を感じさせるドア、普通のクルマの様にラッチがドアパネルの中に内蔵されている方式ではなく、可動ラッチがドア断面に外付けされています。
なので固定式のドアノブに隣接しているボタンを押し込むとガチャリとラッチが半転してドアストライカーを解放し、閉める時も勢いをつけないと半ドアになる感じで、力を込めて閉めるとガチョン！といってボディと結合します。

ハンドルからドアまでは12～3ｃｍほど、丁度この位置だけドアが厚くなっていて上面にディスコ同様「集中ＰＷスイッチ」が在ります。
窓枠は低く、シートと窓の位置関係はディスコと酷似、鳩尾下に窓枠が在るので、全開にすると自然に肘を掛けて「いい気になって」ドライブ出来そうです。ｗ
センターコンソールは細く「シート付けの肘掛け」は無いので、パッセンジャーとは近いです。
９９７と同じくらいの距離感、嫁はんがイヤがりそう。（爆）

よく考えりゃオバフェンまで含めて1810ｍｍ、オバフェン分を考慮すれば５ナンバー+αてなモンですからね。
因みに1810ｍｍというのはＴｙｐｅ997の全幅と一緒。
しかも997は「デカ尻」のリヤフェンダー部で1810を出しているものの、フロントフェンダー幅は1740ｍｍ程度ですので室内幅の「狭さ」が似通っているのは案外的外れではないのです。￣0￣ｂ

ただ、空間的に広くない割に「窮屈さ」を感じない空間づくりには脱帽します。
全てのパーツの間がキチンと取られているので機能的でハマる感じ、軍用車だからですかね？
真逆を往くのが広い割に圧迫感を感じる新型レンジローバースポーツ・・・。ｗ

空冷時代の911は「ポルシェを着る」等と謳われたものですが、感覚的に近いのかな？

エンジンはスマートキーでボタン始動、などではなくキーをぶっ込んでヒネる方式。
だけど金属ブレードではないのがＴｙｐｅ991みたいですね。＾ー＾

とって着けた様なナビ画面は最近のＡ～Ｅクラスに通づるデザインキーで作られており、内装操作系は完全に再構築されています、違和感が無いのがＧｏｏｄ
最新のインターフェスが奢られており、コマンドシステムでBluetooth接続も可。
まあ音楽を楽しむクルマではないですがＡＶ関係も快適でしょうね。

オートマのシフトレバーはコンサバな位置（センターコンソール）に在りますが、Ｐがレバー下のボタン。
スティックでは上からＲ Ｎ Ｄとチョイ変則的な7Ｇトロニック、トルコン7速です。

Ｗ211前期と同じデザインの（2世代くらい前？）キーをシリンダーに嵌め込んで回すと、ワイルドな外観な割と裏腹に『ククク・・ドゥルン―』と懐かしいＭ-Ｂ製Ｖ6ディーゼルターボの始動音。
211ｐｓ/55ｋｇ・ｍ+を発揮するエンジンは「ブルーテック仕様」ながら「ＣＤＩ時代」と同じスペック。
ウチで乗ってたＳ211ＣＤＩステーションワゴンリミテッドと同仕様のエンジンです。

が。ｗ

Ｅクラスよりもエンジン音が盛大ですわ。
ラジオなどを付けないのもありますが、深い位置に在って重いアクセルをグイっと踏み込むとシュガガガァァ・・と云う音を発して加速して行きます、フツウに話は出来る室内環境ですが「静寂」とか「カーステでオーケストラを愉しむ」という風情ではありません。
エンジンじゃなくて駆動系っぽいかな？

赤坂の交差点を右折して空き空きの青山通りを往復して帰る10数分のコースでしたが、それなりに味わえました。


アドバイザー氏：「ハンドル、わざと反応鈍いですので気を付けて下さい」
サンデ：「わ！ホントだめちゃめちゃスローですねｗ」

しかも夢の様に重い。
1000万円のクルマとしては驚くべき操作系の重さ。ｗ

ア：「ハンドルも切った後は自分で戻さないと戻りませんのでご注意を」
サ：「おお、ホントだオツリ貰っちゃう」

凡そ『セルフステア』と云う言葉とは無縁の乗り物ですな。

ア：「ランドローバーと比べて如何ですか？乗り心地とか？」
サ：「カタいですね、ディスコはエアサスなんで・・」
ア：「フニャフニャしてるんですか？」
サ：「いやーバシっとしてる割に揺れないんですよ、魔法の絨毯みたいな？」
ア：「・・・？（困り顔）ｗ」

サ：「いや実はですね、僕初めてＧクラスに触れるんですが・・」
ア：「ハイ」
サ：「伝説化しているゲレンデの、ドコが良いのか解らないんですよｗ」
ア：「雰囲気とか哲学ですかねえ・・・」
サ：「たしかにイイモノ感は有りますね、内装も仕立て良いし」
ア：「どうですか、乗ってみて？」
サ：「運転してもイマイチ1000万の価値は解りませんが・・でもキライじゃないです、こーゆーの」
ア：「なるほどｗ」
サ：「クルマ！って感じですよね」
ア：「・・・？（困り顔）ｗｗ」

―　言式　乗　糸冬　了　―


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『しっかし四角っくいなぁ～ｗ』


サ：「どうも有難うございました ・ω・)ﾉｼ」
ア：「如何でしたか？＾ー＾」
サ：「強いモノに憧れる雄の性質を良く解っていらっしゃると思いましたｗ」

うん、悪くない。
・・・というかイイかもしんない。ｗ

ラグジュアリーパッケージ採用の、クォリティの高い内装はフロントシートの出来も良く落ち着いて操作系の重さに慣れさえすれば比較的コンパクトで街乗りも気兼ねなく出来そうな感じ。

むしろ『今貴方は車を運転しているんですよ！』というリアル感に満ち溢れていて背筋が伸びそうです。
決して「うわの空」では乗れない感じ。
真面目にクルマと向き合わないといけない感で言えばポルシェ911を運転するのに通づると思います。
『男の子向け』の自動車かな？

リヤシートですが・・・、狭いな。ｗ
否、広くは無いな。


IMG_0658[1] posted by (C)サンデ

リヤシート前端からバックレストまでの距離は『ドライバーが自分』のポジションで22ｃｍ位と狭いですが、座面前後長自体にゆとりがあるので身体の納まりはイイです。
バックレストはリクラインしませんが思ったより傾斜が着いていてまあまあ快適。
ヤン〇ーみたいにフロントシートに足投げ出すような乗り方しなければ無問題っすわ。
子供ならおｋ、大人でも180ｃｍ位だときついかも？

環境的にディスコと比べるとやや狭く、シート高は明らかに高いです。
ディスコもいわゆる「スタジアムシート」ですが、Ｇは外部からのアクセスが「よじ登る感じ」で更に高い処に往く印象。
相対的に更に低くなった窓枠と相まって見晴らしは最高。
降りる時に足元がカナリ狭いですが後ろの人には多少泣いて貰いましょう。（爆）

・・・イカン「痘痕も笑窪フィルター」が発動して来た。ｗ

運転していて印象的なのはブレーキに対してアクセルが奥に着いている事。
左足のフットレストが無い事。
ガラスが割れ易そうな事。ｗ（フラットガラスで直立しているので）
ですかね？＾-＾

ラゲッジスペースは、ディスコより奥行きが無いものの、サードシートが無いので開口部は低くてアクセス自体は良好。


IMG_0655[1] posted by (C)サンデ

ただ、タイヤの付いたヨコ開きのドアがこれまた冗談みたいに重くて。ｗ
「ケンカ腰」的に力を入れないと閉じないのね・・・。
小学生の子供じゃ無理。
また閉めようとして、間違って子供なんて挟もうモンなら死ぬ恐れアリです。（爆）
まあ「クルマは甘くねえぜ」って感じ、さすがＮＡＴＯ軍シャレが効かない。￣■￣；


とまあゲレンデヴァーゲン体験記でした。

総括ですが、まー難しい話は出来ませんけど・・。

我が家のランドローバーディスカバリー4が『最新の新幹線のグリーン車』だとすると。
『蒸気機関車に牽引される御料車』ってトコかな？ｗ
因みに現行レインジローバーはヒコーキのファーストクラスです。＾□＾

科学のチカラで快適な乗り心地を確保した近代的なディスコ4も良いですが、原理主義的なモノを継承し育み続けたＧクラスもアリかも知れません・・・。

『機会があったら是非乗りたい車リスト』に登録されました。＾ー＾)

・・・でもディスコも良いクルマなんだよな～。ｗ


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