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2022年02月19日 イイね!

女子フィギュアスケートのこと


北京オリンピック 
女子フィギュアスケートは、
誰もが望まない結果となってしまいました。


ワリエワ選手を見たのはジュニアで世界一になったとき。
とんでもない実力はあったものの、
その時ロシア女子はすでにコストルナヤ選手、

今回金メダルを取ったシェルバコワ選手、
銀メダルのトゥルソワ選手の3人がシニアデビューを果たしていて、
その3人を飛び越えて北京オリンピックに出場するとは、
当時はまったく予想していませんでした。


本音を言えば、ワリエワ選手が出なくても、
コストルナヤ選手が出ていれば、
結局ロシアがメダル独占だったと思います。

12月末のロシア大会のテスト結果について、
オリンピック前のギリギリな段階になってから陽性違反の連絡。
選手を選出し送り込んだ立場のロシアとしては、
裁定に不満を持ち出場許可を求めるのは、
ある意味当然の行為だと思います。
ましてや金メダル最有力候補ですから。


ドーピング問題については、
どこまでがドーピングで、どこまでがサプリメントなのか?
ここ数年のサプリメントの発達と科学的エビデンスが合致していないのでは?
と、考えることもあります。

前回の平昌オリンピックでも
ショートトラックの日本人選手が同様に
ドーピング違反で自主的に選手団から抜けましたが、
個人でCSAに無罪を提訴し、その後和解しています。

サイクルロードレースを見ても、
何年か後に薬物違反で永久失格という例がありましたが、
以前のステロイドのような筋肉増強をするのとは違って、
進化し続ける薬と、それに対応するWADAの仕事(検査も含めた)の遅さ。
医療の薬や漢方だって違反になるわけですから、
今回のコロナワクチン開発のスピードを見ても、
調査機関がそこに追いつくのは不可能だと思います。
このギャップが今回のワリエワ選手の悲劇の原因の1つと言えます。


今回の報道で、
トリメタジジンとともに検出された
L-カルニチンとハイポキセンについて、
あたかもドーピングのようなまぎらわしい表現。
悪意あるメディアも問題ありでしょう。

ワリエワ選手側は、
L-カルニチンとハイポキセンについては、
事前に飲んでいるサプリメントとして提出済み。

L-カルニチンなんて今どき誰でも飲んでるというか、
スーパーでもドラッグストアでもどこでも売っている商品。
普通にVAAMアスリートにも入ってますから。

L-カルニチンは、脂肪燃焼効果が高く、
中でもラム肉に豊富に入ってることで、
昨今のジンギスカンブームはL-カルニチンのおかげ(笑)。

ハイポキセンは疲労効果があるとされており、
ロシアではポピュラーなサプリメントのようで、
30粒で22ドルぐらいの商品。


そこに今回陽性反応が出たと言われる、
心筋症の治療薬に入っているトリメタジジンが加わると、
より心肺機能が高められる可能性があるという話です。

ワリエワ選手のトリプルアクセルや4回転を跳ぶ技術と、
陽性になった薬とはまったく関係ないと考えられます。
もし、それで跳べるようになるとすれば、
もっとたくさんの人が使っていてもおかしくないはず(笑)。

トリメタジジンの効果があるとすれば、
フリースケーティングでの体力切れを防ぎ、
最後まで高難度のジャンプを入れながら滑りきれるということでしょう。

ロシアや旧ソビエトと東欧はドーピングを繰り返していた事実もあり
国ぐるみで行っていると思われがちですが、
コーチのエテリさんが率先して
ドーピングを推奨していたとは考えにくいでしょう。
同じように教えているシェルパコワ選手、トゥルソワ選手、
過去にもザギトワ選手やメドベージェワ選手いましたから。 



ただ、チームスタッフの中のメディカル、
もしくは食事関係のスタッフの中に、
そうしたことが行える人がいたとは考えられます。
 
エテリさんというか、フィギュアスケートのコーチの役割ですが、
マンツーマンの師弟関係のように思われがちですが、
メダルを獲るような選手は完全にチーム体制です。

メインコーチ、サブコーチ、
回転不足などジャッジ視点でチェックをするコーチなどの他、
振り付け師、個人でフィジカルコーチ、表現力を上げるコーチ、
栄養士など多種多彩なコーチを付けます。

とはいえメインコーチは子供の頃から持ち上がりで教えることが多く、
それは親子関係を超える場合もあります。
ただし、チームで動く以上、選手の順列が明確になります。
例えばシェルバコワ選手がそれまで1番だったのが、
今はワリエワ選手が1番に。
その順列は、教える順番だったり、
細々とそれぞれのチームでルールがあるようです。
選手の多くはまだ10代の子供ですから敏感に反応します。

一方で、フィギュアスケートほど選手が自由にコーチを選べる権利があり、
他のスポーツよりもはるかに自由です。

浅田真央さんがジュニア時代は山田満知子コーチ。
シニアに上がってからは、
アルトゥニアンコーチ、タラソワコーチ、
そして佐藤信夫コーチと変わっているのを見てもわかります。

ロシアの場合、次々と有望選手が出てくるので、
選手の使い捨てのように見えるかもしれませんが、
決してそんなことはなく、
チーム内の順列と選手の感情の変化、
親離れをする子供みたいなところもあります。


ワリエワ選手はこれまでジャンプでステップアウトや両足着氷自体はあっても、
転倒自体が珍しく、しかも何度も転ぶというのはありえません。
彼女の意識の中に、「自分は跳んではいけない!」
というものに体が反応してしまったのは間違いないでしょう。

今回、ワリエワ選手がわざと転倒したというような
うがった見方もありますが、
4回転やトリプルアクセルを跳ぶのに、
わざと転ぶほど難しいものはないでしょう。
恐怖感も相当なものですから、
回転数を落として失敗するのならともかく…。

 
彼女の演技に対し、コーチのエテリさんが「なぜあきらめたの?」
と、極めて厳しい言葉を投げかけたことに否定的な見解も多く聞かれます。
試合に送り出した以上、ベストを尽くすのは当たり前のことで、
それができなかったことに対して、
厳しい言葉を投げかけことに違和感はありません。

一方で、その舞台に上がっただけでも
褒め称えるべきという考えもすごくわかります。

世界一を目指すには、本当はどちらも必要です。
それをどう感じて次につなげるのかは選手次第。

フィギュアスケート女子フリースケーティング最終組の5人は、
どの選手もベストな滑りでした。
ユヨン選手と樋口選手のトリプルアクセルは、
ここまでの努力の形がしっかりと出ていました。
4年間、自分の演技を磨き続けた坂本選手も最高の演技。
トゥルソワ選手は女子4回転をリードした選手。
一時期は低迷したものの、彼女の本領を発揮したプログラムをやり遂げました。

シェルバコワ選手の美しい滑りもメダルにふさわしいものでした。
ところが、ワリエワ選手の悲しい顔だけが記憶に残り、
誰も勝者のいない北京オリンピックになってしまいました。

PS.ドーピングに関するアレコレとしてJADA

スポーツ仲裁機構のJSAA

のリンクを貼っておきます(笑)。
Posted at 2022/02/19 23:22:41 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2022年02月19日 イイね!

やさぐれ沖縄おじー の復活!

やさぐれ沖縄おじー の復活!

80年代、ちょっとだけ70年代の匂いが残るコザに
行ったことがあります。








泊まったホテルは沖縄ヒルトン。
ずいぶんと山の方にあって、
タクシーに乗りながら、本当にホテルがあるの?
と思うようなところでした。

(今はEMウエルネス暮らしの発酵ライフスタイルリゾートになっているそう)

コザの道すがらに見た金網沿いの風景。
まるでアメリカそのものだった記憶があります。





父親が仕事で沖縄と取引をしていた関係で、
沖縄に行く度におみやげでパイナップルやハーシーズのチョコ、

ジョニ黒やカティーサークといったウイスキー。

父親はほぼ飲まない人だったので、
何十年も風を切らないまま、今だに残っているものも(笑)。


当時、夕食はホテルを出て、パフォーマンスをするステーキハウスへ。
ちなみに翌日のランチでジャッキーステーキハウスも行きましたが、
沖縄の人は昼からステーキを食べるのかと驚きました。

食事後、コザの町を散策。
ライブハウスにも行きたかったのですが、
父親と一緒な上、まだ学生服を来てた年代で
一人でコザのライブハウスに行くことはできませんでした…。
バンドの紫は知っていたし、
なんとなく町の背景も理解していました。
 
通りにあった音楽ショップに入ると、
手書きのカセットテープが並んでいて、
コザの中でもいちばんアメリカを感じました。

その後、何度も沖縄を訪ねましたが、
たまに行くコザはどんどんコザでなくなっていき、
ただただ寂れていくだけで、
今では、北谷の絵に描いたような
アメリカしかなくなってしまった気がします。

映画「ミラクルシティコザ」は、
コザの70年代と現代を結ぶタイムスリップものです。



70年代ではないけれど、コザの途中経過を見ているだけに、
それだけでこの映画が見たくなりました。

ストーリーは、コザから生まれた伝説のバンド 紫をモチーフに、
伝説のメンバーだった一人が

時代を経てこうなり(一番左)

とあることでその孫と時代を超えて入れ替わってしまい、

そこからいろいろと騒動が巻き起こっていきます。
 
70年代かっこよかった長髪のメンバーが、

現代では浮浪者寸前のやさぐれおじーになりさがり、町の厄介者的存在扱い。


ただ、メンバーの一人は不動産業の社長になりあがり、
過去の記憶を吹き飛ばそうと、
コザ再開発を進めるべく仲間だったはずのおじー軍団を追い出す方に回ります。

一方、伝説のメンバーの孫は一応音楽経験はあるものの、
27歳にして職なし、才能なし、努力なし、彼女なし。
でも将来はでっかくなってやるという野望だけは一人前。
「TIKTOKでバズれば世界に売れるかも」
といういまどきの若者の最下層レベル。

そんな輩が70年代のコザ、
しかもライブのステージ上にタイムスリップしちゃったもんだから、

仕方なく今どきのラップをかまして、ステージは酒瓶の嵐…。

紫をはじめ、あの当時のコザを知っていいればさらに楽しめる映画です。 

基本はコメディですが、
ラブロマンスやバイオレンス、さらには若者の自立から都市の再開発…。  

ありとあらゆる映画のエンタメ要素を詰め込んであります。

もちろんアメリカとの対立の果てに起きたコザ暴動も絡んできますが、
決して政治的な話にならず、最後まで笑って泣いて楽しく見られます。

沖縄から生まれた音楽に対する愛とリスペクトがあり、
その軸がぶれずに描いたことがこの映画の成功の要因でしょう。
音楽はもちろん紫とグリーンやコンディショングリーンが関わっています。
本来なら歌をもう少しハードに聴かせてくれても…
という不満は残るものの、内容的には大満足。
こういう映画に出会うと邦画を見てよかったなと思わせてくれます。
海外でリメイクされていいレベルの作品でした。




それでは今日の1曲。
ここは紫! …と行きたかったのですが、
Youtubeにあんまりいい音源がなかったので、
あえてコンベンション・グリーンのハートテイカー。

紫と比較したら、自分が聴いたのはかなり後追いです。

そもそも日本のロック創世記の音はほぼ後追いなのですが、
フラワー・トラベリン・バンド、四人囃子、
ちょっと低評価ですが、モップスあたりの70年代の音は
とても好きです。そういう中にあっても、
コンベンション・グリーンは、
まさにアメリカのベトナム戦争時代の音そのものですね。
Posted at 2022/02/19 09:58:20 | コメント(1) | トラックバック(0) | 日記

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「そろそろ大阪・関西万博が近づいてきたけど、1日だけでしかも夜券なのでどう回るか迷う。7日前抽選結果にもよるけど。音楽系はハンガリーのバンド。残念なのはナショナル・デーが国の問題で映像だけの模様。あとはアニメ×フードの異世界グルメ(笑)」
何シテル?   06/19 22:08
仕事もプライベートも、スタジアム&アリーナ付近に出没してます。
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